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女木島。近くて遠かった場所。

―どんなに近くにあっても、素晴らしいと聞いていても、行ったことがない場所ってありますよね。なぜ今まで行く機会がなかったんだろう? 「近くて遠い場所」が、身の回りにいくらでもあることに気づかされます。その良さがわかる年齢になるということも大事だと思うので、遠かった場所を、これからどんどん手繰り寄せていきたいものです。

昨日は取材仕事で、友人ではもっとも高松市街から近い島、女木島(めぎじま)に行っていました。

港

周囲の全長は約8キロ、船着場にある施設で電動アシスト自転車を借りられるのですが、こいつの性能があまりにも良くて、スイスイ島のなかを移動できました。

どこにいても見える、瀬戸内海の蒼い海。昨日は雲の多い日でしたが、雲間から海に日が差し込むとその部分だけ海面がエメラルドグリーンに変化します。深い蒼と宝石のように輝く緑色が点在する瀬戸内の海に、心を奪われました。同じ海そのものは、しょっちゅう見ているのに。

展望台

途中で立ち寄ったカフェ兼ゲストハウスのご主人は、県外からの移住者さんでした。瀬戸内の島に憧れ、移住地としていろんな場所を探したけど、一番背伸びせず等身大でいられる、女木島を選んだとのこと。

確かに島内は未整備の場所も多くあり、ビジネス的には「もっと観光地っぽくすればいいのに」と思いましたが、こういった手付かずの自然がありのまま残るのもいいのかな、と個人的には感じます。

この美しく穏やかな島まで、高松港からたったの20分。瀬戸内の島には、子どもの頃に小豆島へ海水浴に行ったくらいだったかな。直島も行ったらしいですが、当時は現在のような“アートの島”になる前のことです。だから、記憶にない。

女木島を含めて、瀬戸内の島々は「近くて遠い場所」でした。もうちょっと行っておけばよかったなあ、と思う反面、その良さが分かる年齢に達したり、機を手にするタイミングがあったりするのだと思います。
(僕は十数年、香川を離れていたし)

今回はいいきっかけになったし、確実に「遠い場所」ではなくなりました。仕事という“機”にも、感謝しなければいけない。

先述のカフェ兼ゲストハウスはmeginoさんというところで、「新うどん県泊まってかがわ割」が適用されるそうです。これ使うと、1泊5,000円が割引になるんですよねえ。来月あたり、ワーケーションしに行こうかと本気で考えております。

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1つ、罪なことをしてしまったのは、地元を離れている友人・ギースの郷愁を誘ってしまったことです。ギースよ、いつでも帰ってこい。


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