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信用と共通点の素敵な関係。

人は共通点があると相手を信用しやすいといわれています。

地元が同じだとか(あるいは近い)、趣味が同じだとかすると、話が弾むものですよね。

僕はよく「インタビューのコツはなんですか?」と聞かれるのですが、「相手との個人的な共通点を見つけておくこと」とお伝えしています。インタビュー前に下調べできることはしておいて、使う・使わないはともかくツールとして持っておく。

昨年、地元・香川出身のある芸能関係の方に取材した際のことです。事前に「良い人だけど少し癖がある」とお聞きしていました。

さらに前の年のことですが、僕はその方の手による、香川を題材にした映画を偶然観ていました。当時でもう作品の公開から十数年経っていたはずです。

公開当時は正直関心がなかったけれど、改めて観てみて、「東京にいた僕が地元にUターンするきっかけの1つになった作品だった」と取材時にサラッとお伝えすると…緊張が解け、お相手の表情が和むのが見て取れました。

実は、そのあと僕はほとんど喋っていません笑。ずっとこの香川のことを雄弁に語り続けてくださいました。

こうしたことはよくあるものです。

メンタリストDaigoさんの『超人脈術』という本によると、人がもっとも共通点を感じやすいのは次の2点。

・思想や信念、人生のとらえ方、ホランディア精神に関する話
・コミュニケーションスタイルに関すること

前者はつまり、人間としての「価値観」です。

・イライラしたこと、許せないこと、どうしても無理なこと
・人生で幸せを感じること、楽しいと思えること

こういったことはまさに価値観に当たりますね。

一方、後者はたとえば、論理的に話すタイプなのか感情的に話すタイプなのか? 自分が主体的に話す方か聞き手に回る方か? といったことです。

いずれにしても人間の内面の奥深くに関することですし、それほど深いポイントについて共通点があるということは、信頼を深めやすいということですね。

僕はこのnoteでは『価値観発信』をテーマにしているのですが、あながち間違ったやり方じゃないのかな、とこの本を読んで感じました。

書き手の個人的物語を発信する方もnoteには多いですが、これも価値観を表現していることに他なりませんよね。発信をし続けることで読み手との共通点が生まれ、まるで書き手を知っているような感情に変わっていく。

素晴らしいことです。リアルでお会いした方に「あのnote面白かったよ」などと言っていただけると、やはりとても嬉しいですし。

「人の役に立つことを発信せねばならない」

などといわれますし一方ではそれも正しいと思うけれど、肩肘張らずに発信したことが、読み手との深い共通点に変わるようなことはよくあることです。(経験上)

そういった意味では。情報発信を続けることは人との共通点を1つひとつ増やし、信用を深めていくための価値ある実践なのだと思います。

現代らしい、そしてこれ以上ないほど強力な営みです。

自信を持って、自分を発信し続けて良いのです。


関連ブログ『Daigoさん『超人脈術』を読んだので要点をシェアします』
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「苦手だった情報発信もポイントが分かり、少しずつ取り組めるようになった」とご感想いただいています。

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