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高い安いは主観でしかない?【コワーキングスペース活動記録】

「モノは高く売れ!」とよく言われますが、その言葉の表面だけを捉えて価格を釣り上げるのはナンセンスだと思います。

「高く売る」のが正しいのではなく、「価値にちゃんと見合った価格で狙ったマーケットに売る」ことが本当。

もっともこの「ちゃんと見合った」というのが曲者で、高い安いはたいていの場合、主観でしかないことが多いです。

地元の高松市木太町で、コワーキングスペースの運営をスタートしました。

高松市木太町の居室型集中空間・チョイビズプラザ

値段設定は…やはり迷いました。というか、今もこれでいいのか? は分かりません。周辺競合の価格はもちろん調べて値付けをしました。

このコワーキングスペースという業態は、通常「月額会員制」と「一時利用制」を取っています。月額は文字通り、月賦払いしておけばその月はいつでも・何度でも利用できますよ、というもの。

難しいのが、一時利用の額を単に1ヶ月分掛けた額から会員価格を算出しているのか? というと決してそうではないこと。

たとえば、一時利用額が1日1,000円だとして月20日間利用すると2万円なわけですが、たいてい会員費はさらにその半分の1万円くらいだったりするのです。この辺りは利用状況をデータに取って決めている“ノウハウ”の部分だと思います。

高松市のコワーキングスペースの月額会員価格は、およそ8,000円〜9,000円が平均。

一時利用額から換算するとおトクなのですが、しかしこの「8,000円〜9,000円」という額だけに着目すると、果たして高いのか? 安いのか? どう思いますか?

自分が月に利用する日数をだいたい計算して、見合うかどうか。仕組みとして、事実としては安いのですが、割りに合うと思えるかどうか。ここがポイントだと思います。

僕の運営しているコワーキングスペースでは、特典・割引を提供する月額会員制は設けましたが、1ヶ月まるまる利用料を先払いする形の月額制度はあえて導入していません。

「使いたいとき・使いたいだけ」という発想で、半日の価格・1日の価格だけを見せるようにしています。月換算をすると、正直決して安くはないのですが、、(むしろ高いかも? と思っていました)

利用してくださる方は「安い」「利用しやすい額」と言ってくれます。

繰り返しますが、競合含めて値段を横並びにすると決して安くはありません。でも“目に見える価格”をリーズナブルだと捉えていただけているわけです。

たとえば極端な場合、ウチのメンバー価格1日880円と、他所の月額会員価格9,000円を比較して前者のほうが安いと感じる、みたいな。

もちろんウチのやり方が合っているのかどうか? は始まったばかりなのでまだ分かりません。間違いなく改善はしていきます。

しかしつくづく、高い安いは主観でしかないと思いました。お客様の声は本当に貴重です。

う〜ん、商売って本当に難しいし、面白い!


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