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カントリーロード春日川・新川。

冬のキリッと張り詰めたような朝。

自転車で川を2本越えて出かけています。高松の春日川と、新川。

澄んだ水面には、線路が架かる橋と白い雲だけが映り込んでいる。

自分が自転車で移動しているからだろうか。

2本とも橋を渡りながらゆっくりと眺められます。鏡のような水面は、まるで自分の感情をひたひたと潤してくれているかのよう。

眺めを遮るような高い建築物などもなく、見えるのは上流に向かって続く流れだけ。それと、小高い山々。時たま、線路を走る一両だけの電車。

それぞれ思い出があります。

春日川は今も犬の散歩でよく行くけれど、どちらかというと思い出すのは、亡くなった昔の愛犬との散歩。

ドッグランなどなかった当時(いや、田舎だから今もないけど)、大きな体をしたゴールデンレトリバーが走り回れる場所などなかったので、川原でよく、リードを離してあげたものです。

満面の笑みで駆け回るレトリバーくん。小川にちょいと前足を浸してみては、ビビって僕のところまで戻ってきたのを覚えています。

水質のいい新川では、竿1本持って釣りに行った記憶。もっとも、釣れた記憶がまったくない。たぶん釣れなかったのでしょうね。

昨日、珍しく立ち止まって川面の写真など撮っていたら、そんなことを思い出しました。

毎朝この2本の川を渡り水面を眺めると、感情がすっきりリセットされて1日に弾みがつきます。

今までの僕は街の周縁部で暮らし中心部に向かっていく生活をしていたので、自宅からさらに郊外へ移動する日々は初めて。

カントリーロードを走る。その途中で交差する2本の川、春日川と新川に見守られながら。


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