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今年と音楽

「2021年はその節々に感じたこと、考えたことを文章化しよう」と、noteでの発信を決意してから1年が経ったが、全く達成できず!(笑)大反省〜〜〜

ダラダラと1ヶ月くらいかけてこの記事と、この1年の活動の振り返り記事を同時進行で書いています。活動の振り返りの記事は、後ほど記録としてアップしたいな。

NO MUSIC NO LIFEな私は今年もだいぶ音楽に助けられた。今年はヘッドホンを買ったので音楽環境の質も上がった(気がする)。そして今年は本当に色々なことがあったので、さらに音楽をたくさん聴いた。

Apple musicが出してくれる、今年多く聴いた音楽ランキングはこちら。

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病んでる人のプレイリストやん、と思ったが、まあいいや。
今年も、誰得かはわからないが、自分の1年の振り返りとしてよく聴いた音楽たちや自分の想いが詰まった音楽たちを残しておきたい。

生きる / 東京事変

今年1番多く聴いた曲かもしれない。東京事変のベストアルバムも出たしね。

東京事変のファン投票による人気曲ランキングにも私は「生きる」に1票を入れた。そのくらい好きな曲!冒頭の迫力と転調が好きすぎて、これを生で聴くまでは死ねないなと思う。

忌み嫌い続けていた筈の、無欲と空虚が胸を占める
なんてこの身は頼りないのだろう あまりに何も無い

ダイナミックな演奏と「生きる」というタイトルから、一見ポジティブな歌詞を想像してしまうが、こんな歌詞。なんというか、生きることの虚しさとか悲しさを表していると思う。
でも、だからこそ人生は、生命は「自由」なんじゃないか、と思わせてくれる曲であると私は解釈している。この身は頼りなく、何もないからこそなんでも出来る、正直に生きていくしかないんだなと感じます。

クサいこと言ってんじゃね〜と思ったらそっとこの記事を閉じてください

異邦人 / MONO NO AWARE

MONO NO AWARE、かなり好き。今年やっとライブに行けて演出に感動した。
「異邦人」は、MVがかわいいしまずイントロのコーラスが最高。壮大な感じがするのにどこか切ない。なんとも癖になる出だしです。

レントゲンには映らない ところに心があるらしいけど
バンドエイドを飲み込んで くだしたお腹を治そうとしてたみたい

この歌詞の時点でもう優勝なんよな バンドエイドを飲み込んでくだしたお腹を治す・・・天才か〜〜となる
MONO NO AWAREのつくる歌は、わかるようでわからないような、壮大なことを言っているようで身近なような、なんとも言えない不思議な感覚になって、聴く人によって解釈が変わるところが好きです。
このご時世、ワクチンや陰謀論とかいろんな価値観を持っている人がいてそれを押し付けてくる人もいて勝手にこっちが疲れるんだけど、結局私もあなたもみんな異邦人なんだよな。「多様性」という言葉は便利だけど、人はどこか孤独で、自分を持っていなきゃいけないと思う。

ゆらゆら帝国で考え中 / ゆらゆら帝国

やっとゆら帝の良さに気づいた(遅すぎる)。
社会人の友達が「これ、めっちゃいいよ」とMVを見せてくれたのが始まりで、頑張りどきの日の朝に絶対聴いてる気がする。

俺も 君も そしてみんなも
このへんてこな世界でこれからやっていくわけなんだけど

本当にこの世界はへんてこだよなあ?!いやになるほどへんてこだなあと思い知った2021年。爆音でこの曲を聴くと、さて、やるしかないな〜と思う。
いつ電話しても居ないって言うけど頭の中で爆音で音楽が鳴ってるから聞こえねえよ!!!そのくらいのマインドで生きていこうね。
本当はこの曲を狭いライブハウスで聴きたかった。BOOWYといいandymoriといいLILI LIMITといい、大好きだけどもう見ることができないバンドが多すぎる。寂しい。

アーケード / カネコアヤノ

カネコアヤノは「光の方へ」「愛のままを」が大好きだったけど、11/29の武道館公演に行ってから大好きになった曲、アーケード。
アンコールの大トリだったこの曲、それまではこのご時世もあって暗闇の中でみんな座って聴いていたんだけど、アーケードのイントロがかかった瞬間に会場の電気がパッ!と明るくなって、会場みんなで立ち上がって手拍子しながら聴いた。そのときのことを思い出すといまだに鳥肌。

仕事も真面目に行かないし 誰かの言うことききたくない
すべてのことに 理由がほしい

カネコアヤノの力強さと鮮やかさと会場のアドレナリンが爆発した瞬間だったな〜カネコアヤノを聴いている時は自分の感情に正直になれる。カネコアヤノの作る歌は、みんなの心の中に潜在的な感情とか、しまい込んでいた「何か」を思い出させてくれる気がする。

騒がしい路地の隙間から 西日が射すだけ泣きそうで
全てのことに理由がほしい

こういう時、ある。よくある。天才だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜カネコアヤノの歌があるうちは大丈夫だ、と思う。

トーチ / 折坂悠太

まず、顔が好き。めちゃくちゃタイプ。
去年も折坂悠太の「さびしさ」と「平成」にどハマりしたが、今年リリースされたアルバムから、「トーチ」。「」もいい。
折坂悠太を聴くと、故郷の宇都宮市から見る山脈とか田園風景とか、もう会えなくなってしまった人たちのことを思い出して何故か泣きそうになる。

街はもう変わり果てて 光も暮らしもない夜に
お前だけだ その夜に あんなに笑っていた奴は

「トーチ」の歌詞。まちづくりを勉強している私にとって、「街はもう変わり果てて」という歌詞がすごく心に残った。勝手な解釈ではあるが、街の姿が変わっていく中で変わっていく環境と変われない自分とに色々な葛藤と乖離があって、それに優しく寄り添ってくれる気がしている。

私だけだ この街で こんな思いをしてる奴は

なんで、私だけこんな辛い思いをしなきゃいけないんだ、と思うことが多かった2021年。きっとみんな辛いのにね。誰かにわかってほしいと思いながら、分かられてたまるもんかとも思った。そういう感情に、ダイレクトではないが深く響く曲が折坂悠太には多い。

夢が覚めたなら / グソクムズ

今年夢中になったグソクムズ!はっぴいえんどとか好きな人は絶対好きですこれ。
出だしがもう最高、なんか懐かしい気持ちになる。セピア色の情景が思い浮かぶ・・・。キャッチーなメロディなのに飽きないし、切なさもある。ほんと好きです。

夢が覚めたなら 止まってた時間が
あの都市を吐き出して 月明かりに消えた

吉祥寺のバンドだから、というのもあるけど井の頭公園とかで歩きながら聴きたい感じ。夜空を見上げながら聴きたい気もする。なんか自分に酔える。
懐かしい気持ちに浸りたい人、センチメンタルな気持ちの人、おすすめです。雨の日も晴れの日にも合う。この曲が似合うシティガールになりたい。「すべからく通り雨」も、おすすめです。


こうやって振り返ると今年もいい音楽たちに恵まれたな〜と思う!まさにNO MUSIC NO LIFE。ありがとう素敵な音楽たち!

来年はどんな音楽に出会えるのかな。おすすめの音楽をぜひ教えてください〜


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