【フランス生活#20】オルセー美術館の作品以外の話をしよう
先日、ルーブル美術館に行った話をしたが、今回はオルセー美術館についてのお話を。
今回は作品についてではなく、番外編で2点お伝えしたい。
ガイドのユニバーサルデザイン
ルーブルでは借りなかった音声ガイドを借りてみた。ルーブルは広すぎるからいちいち見ていられぬと思ったが、オルセーならちょうどよいかと考えたからである。
6ユーロを支払うと、ヘッドフォンと専用のアンドロイド?スマホが手渡された。
たしかに、外国あるあるで、
ヘッドフォンの接続がうまくいかず聞こえにくくなったり、特別企画展は日本語版対応していなかったりなどの若干の不便さはあった。
だが、使用している中であるマークに気づく。
右下の目と耳のマーク、何?
(暗くて、さらに光って見にくくてすみません)
おしてみた。
左上のabcを押すと…
では、+を押してみよう。
こんな配慮は今の時代は普通のことだし、自分のスマホだってできる。とは思うけれど、何だかうれしい気分になった。
ふと、わたしの弱視の友達が思い浮かんだ。彼女はスマホの画面は上の写真のように拡大して使用していた。彼女もここに来ることがあれば、オルセーのガイドは色々カスタムできるで!って教えてあげよう。
…あ、でもオーディオで聴けばいい話か。笑
でも、さすがに健常者でも美術館を一日回ると疲れる。だったら、視覚・聴覚障害の方にとっての疲労度は、数倍いや数十倍も高いんだろうと思う。今日も数名障害の方々を見かけたが、やはり尊敬する。
気になる椅子
絵画や彫刻などを見に行ったのにも関わらず、印象深かった作品があった。
5階の印象派の各スペースにあります。
印象派の絵画を見終わって、
シンボルの時計の部屋へ行こうとする出口の左の壁に、
日本のデザイナー、吉岡徳仁さんの作品だと説明書きがありました。
日本人がつくったからか、なにか惹かれるものがあったのかな。
水流を切り取ったイメージの椅子らしい。
確かに、かき氷作れそうだなと思った。
腰掛けてみると、中央部分が少し凹んでて、意外にも座りやすかった。
絵画を見ているお客さんに混じりながら、
わたしは部屋の中央の水の柱にうっとりしていた。
ぜひ見てみてください。きれいです。
以上、番外編をお伝えしました!
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