過去ネタセレクション004

今日も過去ネタ。新ネタアイデアはあるので一週間位したら戻ります。

企画用のネタは進捗進んでおりませぬ。過去ネタを約3倍の行数に焼き増すだけなのにね。

今回はピンネタです。9年前に自企画に出した時、「うわあ」だの「投獄」だの「真剣に説得を試みるレベル」だの「どんなエロ本読んでる」だの「星新一の墓の前に供えろ」だの散々言われました。そんな一人ネタです。

ではご覧下さい。

孤独なスメル
コント/ようちえん

何の前触れもなく転勤の命令が下り、俺達一家はとある地方の錆びた小都市へ移ることを余儀なくされた。
俺と妻は大人だからどうにか新しい職場や近所付き合いはどうにか慣れつつあるが、問題は息子が幼稚園に行くのを嫌がっている事だ。
毎日職場に向かうついでに息子を送るのだが、幼稚園に着く度上司の怒鳴り声に負けずとも劣らぬ声量で泣き喚く。
そう言えば、息子は毎日体中に痣を作って帰ってくる。妻も俺も子どもだから喧嘩とか毎日してるんじゃないかと楽観視していたが、こう毎日続くのはやはり不自然だろう。
今日は仕事が思ったよりも捗ったから、息子を迎えに行ける。そして先生に異変を伝えようと決意した。

そして俺は幼稚園に着いて絶句した。

よく見ると庭には一切の遊具が置かれていなかった。
大抵の幼稚園には子ども心をくすぐる遊具が置かれているはずだ。例え今、保護者の過当な甘やかしによる撤廃運動が行われたとしてもまるで無いのはどう考えてもおかしい。
そして庭で遊ぶ子どもが一人もいないことだ。これもどう考えてもおかしい。
俺の微かな園児時代を掘り返すと、毎日何も考えずに庭の遊具や砂場で仲間と遊んだり無邪気に保母さんのスカートを捲ったり…。おっと余計な事を考えてしまった。

そんな事を考えてる間に異様な光景に拍車を掛けた。
ボンテージ姿の先生に連れられ、全裸で目隠しに手錠、果てはボールギャグを付けられた園児達がゾロゾロと庭に出てきて、一列に並ばされた。俺の息子もその中にいた。
しかし幼女も同じ格好をしているとは……。うーむ……。
そんな事より息子の表情は目隠しで、泣き声はボールギャグで抑えられていたが、彼は朝俺の前で見せるモノと同じ感じを抱いているに違いない。
すると先生は奥から三角木馬やロープを庭に並べた。
最早我慢の限界だった……!!

「頼む!俺のかわいい一人息子をいじめるのはやめてくれ!その代わり、俺のこっちの息子をいじめてくれ!!!」

闖入者(否、全裸になったからチン乳者と言うべきだろう)がいきなり現れて驚いたのだろう。先生はしばらく呆然としていた。
しかし、俺のかわいい一人息子を解放し、俺を息子と同じ格好に仕立て上げた。
子供サイズたからキツい。キツいが気持ちいい。そして俺は快楽へと身を委ねた。

一人息子はその後別の幼稚園に移り仲間に揉まれ健やかに通っている。
その代わり俺の息子(本体含める)は毎日ここに通って先生に揉まれ踏まれ蔑まれ健やかに育っている。


 
幼痴園

この記事が参加している募集

#スキしてみて

525,870件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?