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【抜毛症・うつ】通院日記#09 - カウンセリング4回目

しーちゃんのご主人さまこと、調 和緒(しらべ かずお)です。
抜毛症、うつ病といったメンタルの悩みを抱えており、いわゆる健康的な社会生活が難しい状態です。

2024年早春、一念発起して人生何度目かのケアを再開しました。
抜毛症と諸々のトラブルを解消するため、久しぶりに通院(精神科)も始めまして、その経過を記していく試みです。

この春から通い出したクリニックでは、「心理士のカウンセリングと診療を併せて行い改善策を探る」という方針で発進。現在は診察とカウンセリングを交互に行い、抗うつ剤、睡眠剤も使って心身を整えています。

今日は5月中旬、カウンセリング4回目の記録です。


・前回の診察〜カウンセリング4回目のあいだ

前回の診察から始めた抗うつ剤の服用の影響か、とても眠い日々でした。
連休明けからの新しい職場にも慣れつつ…新しい環境に疲れているのも相まって、夕刻にかくっと居眠りしてしまうことも何度かありまhしたし、休日はほぼ寝て過ごしていました。

新しい職場は、内容や就労条件が合っていてよかったな…と思って過ごしていたのですが、程なく「担当社員のパワハラ」がはっきりと分かるようになりました。その人はかなり物言いがキツく、わざと分かりづらい指示で試すような意図があるのが見えてきて…私と同時に入社した人が一週間もたたずに辞めてしまいました。
私はムム…と思いながらも、とりあえず現状の良い点に注目して頑張ることにしていたので、感じがよくて合いそうな人だと思った同期が辞めてしまったことに不安を覚えました。

疲労や眠気、不安がありながらも、まずは生活リズムを作らねばならないという思いが強く、少し上滑りな状態だったかもしれません。

・カウンセリング4回目

カウンセリング当日も待合室でしっかり寝てしまいました。
そのせいか、ぼーっとしてあまり話をまとめられなかったように思います。

前回の診察で、抜毛行為と過食が増えてしまったことを相談し投薬を始めた…という現状を受けてか、今日は「今一度、抜毛行為の詳細を聞かせてください」という心理士さんの声がけから始まりました。

抜いてしまう頭の位置はどこか、利き手で抜くのか、どんな時に抜いてしまうのか、始める時はほとんど無意識だが抜いていることに気づいたらどんな行動をするのか…など。

なんというか、私はもう何十年も抜毛行為をし続けていて、麻痺している感覚がたくさんあるっぽいので、心理士さんから時折「こんな気持ちや行動はありますか?」と訊かれることは「10代のころ思っていたこと」だったりしました。

改めて、抜毛症というのは嗜癖(アディクション)のひとつで、自傷行為に依存している状態なのだということ。そのようにしなければ生きていけないくらいの危機があったからこその依存行為だということ。だから、抜いてしまう自分を責めないこと。無理やりすぐにやめようとするのは危険であること…という基本的な部分を確認しました。

そして、行動は全て学習したものなので新たに上書きが可能であること。
依存先を増やす(例えば音楽を聴くなどの行動)と良いこと。
もし抜毛行為(あるいは過食)をしていると自分で気づけたら、一度トイレに行ってみるなどの動き、移動をしてみることから始めると良いこと。トイレから戻って抜毛行為を再開してしまってもOKで、対応できたことを褒める…など、少しずつ意識的に行動を変えていこうという提案とそのためのアドバイスをいただきました。

実は、これまでに何度も一人でそのような取り組みをしては失敗している旨を伝えると「長い間、ご自身でよく考えて観察してこられましたね。これからは一人ではないので、ぜひ頼ってください」と力強くお伝えくださいました。

抜毛、過食などに依存して身を守ろうという現象は、不安感や緊張などで常に張り詰めているから。そのような内圧をゆるめることが大切なので、その方法を見つけながら進めていきましょう。
そのために、抗うつ剤を使ってみること、ウィッグを使って自分の気持ちを楽にすることなどはとても有効だと思われるので、なんでも取り入れてみると良いでしょうとのことでした。

これまでの私が取り組んできたこと、考えてきたことが大きく外れていなかったことに安心しつつ、専門家と継続的に相談しながら取り組めるようになって本当に良かったなと思いました。

あとは、頑張りすぎずに、本当に何をしたか覚えていないくらいダラダラと休んでいる時(そのくらいゆとりがある時)に、抜毛時の行動を変えるチャレンジを、とのことでした。
何かに取り組む時、気合いを入れすぎてバッキバキになりがちな私、肝に銘じたいと思います。



だんだんと核心に迫りつつ、でも焦らず少しずつ紐解き、対処を重ねていてくこと…

これが本当に大切で、このための援助をしていただけているんだなと感じました。
疲労感や日常が上滑りになりそうな感覚と、治療と回復の感覚…コントラストがすごくて、帰り道は少しぼーっとしてしまいましたが、自分をゆるめながら日々を過ごそうと思いました。

ではでは、また!

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