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【抜毛症・うつ】通院日記#01 - 初診

しーちゃんのご主人さまこと、調 和緒(しらべ かずお)です。
抜毛症、うつ病といったメンタルの悩みを抱えており、いわゆる健康的な社会生活が難しい状態です。

2024年早春、一念発起して人生何度目かのケアを再開しました。
抜毛症と諸々のトラブルを解消するため、久しぶりに通院も始めまして、その経過を記していこうと思います。

今日は三月初旬の初診の記録です。


病院選び


・ 心療内科ではなく精神科へ

20〜30代で通ったのは心療内科でした。
通院前に通ったカウンセラーさんに紹介されたことと、通いやすい場所にあるということで心療内科に通っていました。

ですが、前の記事でも書いた通り、残念ながら効果的な診療は受けられませんでした。

新たに通院先を選ぶにあたり、あらためて心療内科や精神科のクリニックを調べてみたところ、どうやら私のケースでは精神科の方が合っているみたいだ…ということで、今回初めて精神科のクリニックに通うことにしました。

以前はここまで調べる余裕すら無かったなあ。とにかく行かなきゃ!って感じで必死ではあったのですが…情報もこんなに豊富じゃなかったしね。
今やっと時機がやっと巡ってきたということで…

・ 社会復帰に力を入れているところがいいな

私の大きな悩みの1つが「責任を持って人・社会と関われない」ということです。

会社に通う、
個人で仕事を請け負う、
人とプライベートの約束をする、
何かのイベントに予約する…

こういったふつうの事を、体調不良で全うできないことが多いのです。

ものすごく頑張って達成したとしても、そのあとドカンと寝込んでしまう。

これまでは、気力でカバーしつつ何とか改善させよう!なんてキリキリしていたのですが、いよいよ何も頑張れなくなってしまい…

体調管理とともに、「自分を追い詰めて何とかする」以外のやり方を健康的に身につけたいと思っています。

ということで、復職支援などのプログラムがある病院を中心に探しました。

初診


・ めっちゃ緊張しました

いざ病院を決めて、ウェブ予約を済ませて初診日までの間、すごく緊張していました。

ウェブ予約の際、割と詳細な問診票に記入したんですが、その設問に答えていく過程で「これって結構辛かったな」とか「あれ、これは今考えるとすごく不当な扱いを受けていたのかも」とか、これまで辿りきれていなかったことが明らかになったんです。

それで自分の現実を客観視して、これは相当ヤバイかもしれないし、またお医者さんにいったところで散々な気持ちになるだけで改善なんてしないかも…と感じられてゾッとしました。

あとは、「これまで何もうまくいってないのは、ただ単に自分のせい」というようなお馴染みの思考も強く出てきました。
そうじゃないのは今までいろいろ振り返って理解したはずなんですけどね。

そんなわけで、待合室で目に入ったポスターの文言だけで涙目になってしまう感じの初診でした。怖かったよう。

・ 行く前に相談内容を整理

今になって思うのですが、お医者さんに自分の状況を話すことって、実は私にとって最も難しいことのひとつだったのだと思います。

これまでの診療でもどかしい思いをしていたのは、自分の伝え方にも何か問題があるのではないかと思ったから。

というのも、私はどうやら「自分のリクエストや困りごとを人に伝えるのが苦手」だというのを、通院していなかったこの数年で自覚したんですよね。どうも、あまり困っているように見えないらしく…大丈夫そうな人として扱われちゃうことが多いようなんです。
(おそらく、外面を整えることに重きを置いているからだろうと思います。そういう点も、自己観察しているところなのですが…)

なので、事前に言うことをメモにしてみました。

ノートに困りごとや思っていることを包み隠さず書くようにし、その上で「一番困っていること」「ぜひ聞いて欲しいこと」を明確にしました。

それで「泣いたりしてどんなにみっともなくてもいいから、これだけは言う!」と強く心に誓ってから診察に臨みました。

実際の診察では、サクサク進む雰囲気に気圧されてメモを取り出すことすら出来なかったです(苦笑)。

でもメモしてから臨んだ甲斐あって、動揺してたわりにはリクエストを伝えることができたっぽい。泣かずに済みましたし(笑)
準備して行ってよかったです。

・ 初診内容

予約の際に提出した問診票を元に先生から声がけがあり、それに答える形で困っていること、改善したいことを相談しました。

これまでに使ったお薬についても、どんな感じだったか共有し…

当面の診療方針として「薬は使わず、カウンセリングと診察を併用して対策を考えていく」ということになりました。

不眠がすごく辛いので、そこだけ薬を使えないかと相談したところ軽めの睡眠薬を処方していただく。
「これでぐっすり眠れるようになるかも」というだけでかなり明るい気持ちになりました。

そして、最初の顔合わせと短い対話のみだったけど、声に出して伝えて応答を得ることで「自分の現在地」が明るくなったように思います。
通院はしていなかったけど、それ以外の学びとか取り組んだ事の方向性は合ってたな、とか。 

怖かったけど行ってみてよかったです。



まあ、済んでしまえば「病院に予約して、初診を受けた」だけの話なんですが、私には大きな出来事でした。
これまでとは少し違う手応えも感じられそうな気配もあります。

焦らず、一個ずつ進めていけたらと思います。

ではでは、また!

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