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J.Y.Parkという人

友達に強くススめられていたNizi Projectをやっと見た。見始めたら止まらなくなり、ここ数日、睡眠時間を削ってイッキミしてしまった。

Nizi Projectとは、韓国大手事務所JYPエンターテイメントとソニーミュージックによる日韓合同のプロジェクトで、世界的に活躍できるガールズグループを作るため、日本と韓国から集めた女の子たちをオーディションしていく番組で、勝ち残った9人がNiziUとして間もなくデビューする予定。審査員でプロデューサーとなるのは、JYPエンターテイメントの顔で、自身も第一線のアーティストとして活躍するJ.Y.Park氏。

オーディション番組というと、「アメリカン・アイドル」のサイモン・コーウェルのように参加者をコキ下ろすような厳しい審査が思い浮かぶ。これぐらい厳しい言葉に耐えれるぐらい肝が据わってないと芸能界なんてやってられないのかな、なんていう気持ちにさせられる。でも、NiziプロでのJ.Y.Parkの審査はそれとは大違いで、この人の優しさ、人柄こそがNiziプロの一番の魅力というか、とにかく私はJ.Y.Parkに感動されっぱなしだった。

歌やダンスを披露する参加者たちに、どこが悪いのか、なぜ悪いのか、どんなクセがあるのか、的確に指示をして、やる気にさせる。レベルが違う子たちを、その子のレベルでどれぐらい成長したかどうかを見極めて評価する。その手腕がすごくて、毎回J.Y.Parkが何を言うのかが楽しみだった。

デビューのために戦う女の子たちに、JYPのポリシーである「真実」「誠実」「謙遜」の3つの大切さを説き、カメラの前でできないことは、カメラがない場所でもしないこと、と諭す。アイドルとしてだけではなく、1人の人間として成長させようとする。こんなプロデューサーなら、この子たちの親も安心して娘を韓国に行かせるだろう…と思わず親目線で見入ってしまう。私にもこんなメンターが欲しい、と思わせる人物で、出演者のどの女の子よりもJ.Y.Parkのトリコになってしまった。

女の子が大勢集まって、デビューを巡って戦いを繰り広げるのだから、多少のイザコザはあっただろうけど、Niziプロの編集ではどれほど彼女たちがお互いに支え合って頑張ったか、友情を築いたか、という面だけを見せる。デビュー後にメンバーの仲の良さや絆をアピールする狙いもあるんだろうけど、悪意ある編集がないので、オーディション番組なんだけど見ていて疲れないし、嫌な気分にならない。

アトロクでもJ.Y.Parkの魅力に迫る特集が組まれていた。愛称「餅ゴリ」の由来は、お餅が好きなゴリラ顔、ということで、韓国ではわりといじられキャラらしい。

K-Popなんて興味ないやっていう人にも、J.Y.Parkという人間のすごさを見てもらいたいから、Niziプロ、オススメです。

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