マガジンのカバー画像

ART

16
月1芸術鑑賞を目指していた人の記録。現在はコロナのため、ひとつひとつの展示会を噛み締めています。実際に作品と出会うことのありがたさを感じています。
運営しているクリエイター

#芸術

「私のマル 小野田實展」 感想

こんにちは、Shihoです。 今回は姫路市立美術館で開催中の企画展・「私のマル 小野田實展」の感想です。 小野田寛は、満州で生まれ、兵庫県姫路市で育った芸術家です。芸術集団・具体の会員でもあります 誰も見たことがないものをつくる、をモットーに吉原を筆頭に集まった芸術集団、具体。 以前見に行った企画展では、具体メンバーの様々な作品が展示されていましたが、今回はその中の一人の作品をまとめて見ることが出来るということで、早速行ってきました。 展示構成今回の企画展は、小野田

ソールライター展で写真について考えた話

 こんにちは、Shihoです。 お久しぶりですね。段々と春らしくなり、トレンチコートでも過ごしやすい気温になってきました。ということで、前回の記事の宣言した通り、今日からまたぼちぼちと書いていきたいと思います。 更新のなかったこの数週間は、本を読んだり、美術展に行ったりと、noteに感想を書きたいことが沢山ありましたので、ゆっくりと整理して行きたいと思います。  さて、今回は現在も京都で行われている「永遠のソール・ライター展」へ行ってきた感想です。  何か関西でやって

エゴン・シーレ 作品紹介

エゴン・シーレについて話した音声中に登場した絵の紹介です。 ウィーン展 《第49回ウィーン分離派展ポスター》(1918) 私は気に入ったらポストカードを買うようにしています。今回音声を撮る際、これを手元に置いていました。シーレの絵を、「ベタ塗り」と表現したのは、この絵を見ながら話していたからでした。 この分離派展を期に、シーレの人気が世に出てきました。 《ひまわり》(1909) 今回、話に登場したのは、こちらのひまわり。シーレはこれ以外にも、ひまわりを描いた作品が

ANDY WARHOL KYOTOで3年ぶりの再会を果たす。予定。

美術館巡りが趣味の私ですが、母から送られてきた美術館の年間スケジュールが載っているカレンダーを見て、今年度、どこに行こうか既にいくつかピックアップしています。 その中でも、今一番楽しみにしているのが、京都市京セラ美術館で開催される、ANDY WARHOL KYOTO。2019年9月19日〜2020年1月3日まで開かれる回顧展です。 まだ先の話ですが、すでに公式ホームページも作られています。 今回はアンディー・ウォーホールの出身地、ピッツバーグにある「アンディー・ウォーホ

ゴッホ展

ゴッホ展行ってきました! ゴッホを初めて見たのは、「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」。 日本の浮世絵の影響を受け、作られたゴッホの作品たち。その横に、その元となった絵が展示されていて、どのようにして日本美術を自身の作品に取り入れたのかが、自分の目で比較することが出来て、面白い企画展でした。 《雪のある風景》(1888) これが一番記憶に残っています。 私が道産子だからか、故郷の冬景色を思い出した一枚 さ、久々のゴッホの作品をメインにした展示会! 胸を踊らせながら、兵庫県立

「クリムト展」 in 大阪

クリムト展行ってきました!11月初旬に行った、記録用。 夏に、ボルタンスキーの展示を見に、国立新美術館へ足を運んだ時、別会場でやっていたことを覚えています。あの時は、東京での研修を終えた後に行ったため、時間が無く、見ないで帰ってしまいました。 その時は大阪にも回ってくることを知らなかったため、残念に思っていましたが、大阪に戻ってきて、駅構内に広告が貼られ出してから、巡回展だということを知って、「絶対行かないと!」と決意。 ということで、国立国際美術館で行われている、「日

塩田千春展:魂がふるえる

塩田千春展行ってきました 以下、感想 事前にチケットを購入して、スムーズに入場一緒に行く友人が、チケットぴあで購入した方が安いということを教えてくれたので、当日に予約してチケットを手に入れました。 通常1800円のところ、1500円。ちょっと安い! 値段もお得でしたが、それだけでなく、当日券を求める長蛇の列を見ると、「事前に買っておいて良かった!」と思いました。土曜日ということもあってか、チケットを買うのに、70分待ち。ユニバか?と一瞬目を疑う光景でした。 塩田千春

千住博展・感想

行ってきました。千住博展 私の大好きなグループ、BTSのリーダーRMが、インタビューの中で千住博が好きと言っていたのを知ったのがきっかけ。(anan No.2158号参照。余談ですが、私は通常版・限定版両方買いました。) 千住博の作品が一気に見ることが出来る、千住博美術館は、軽井沢にあるので、大阪住みの私にとって、ちょっと遠いなあと二の足を踏んでいたところ、なんとそのお隣、神戸で特別展をやると聞きつけ、これは行くしかないと心を決めていました。 事前に調べたところ、神戸ゆ

『contact展』

9月に入り、暑さも落ち着くかと思いきや、度重なる台風の影響か、夏が戻ってきたような日が続いていますね。早く秋になってほしいと願うばかり。 さて、月1美術館という目標。 今回は京都で開催されたcontact展に行ってきました。   会場は京都の清水寺。私の通っていた大学のすぐ近くにあり、初めてのアルバイトをした思い出の地です。そして期間は9/1~9/10までの10日間! こういう期間限定に弱い私。美容室で髪を染めている時に見ていた雑誌で知り、すぐに行くことを決めました。本