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「クリムト展」 in 大阪

クリムト展行ってきました!11月初旬に行った、記録用。

夏に、ボルタンスキーの展示を見に、国立新美術館へ足を運んだ時、別会場でやっていたことを覚えています。あの時は、東京での研修を終えた後に行ったため、時間が無く、見ないで帰ってしまいました。

その時は大阪にも回ってくることを知らなかったため、残念に思っていましたが、大阪に戻ってきて、駅構内に広告が貼られ出してから、巡回展だということを知って、「絶対行かないと!」と決意。


ということで、国立国際美術館で行われている、「日本・オーストリア外交樹立150周年記念 ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」を見てきました。

今回の展覧会の特徴として、絵画だけでなく、家具や衣装、建築といった、様々なジャンルの作品が集まっていることでしょう。

展覧会構成は、4つの章で分けられています。
第1章 啓蒙主義時代のウィーン(1740ー90年代)
第2章 ビーダーマイアー時代のウィーン(1814ー1848年)
第3章 リンク通りとウィーン(1848ー1916年)
第4章 1900ー世紀末のウィーン(1897ー1910年)

高校では日本史を選択していたので、世界史のことは知識があまりないまま見にいったのですが、時代の流れと作品がリンクしていて面白いと感じました。

そういえば、日本史でも時代の流れを覚えながら、芸術に関わる人たちの名前であったり、作品を覚えていた記憶があります。いわゆる、日本美術史ですね。当時はただでさえ歴史上の人物を覚えるのに必死なのに、なんで美術史まで試験の範囲に入っているの!と若干キレ気味に勉強していた記憶があります。(笑)

今考えると、歴史について学ぶにあたって、やはり美術史も学ぶのには意味があって。美術、芸術は、当時の人々の生活に深くつながっているもので、歴史を学ぶにあたって、その面をきちんと押さえていくことで、今生きている時代に繋がっていくんだな、と感じます。

今回の展覧会構成でよりそれが、効果的に感じました。


さて、今回の展覧会のメインといえば、やはりチラシに大きく使われているグスタフ・クリムトの作品でしょう!展覧会にも名前にもなっています。

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「エミーリエ・フリーゲの肖像」
これだけ撮影可でした。

この女性は結婚はしていませんが、クリムトのパートナーでした。彼女の着ている、流れるような衣装は「改良服」といわれるものです。女性の体をきつく縛るコルセットから、女性を解放するデザインを着て、さらに販売もしていたということから、エミーリエの意思、そして発信力が分かります。

絵の特徴としては、日本画の影響を受けていて、平面的な描き方であったり、衣装の柄出会ったり、また、絵の右下にある黄色の四角の中には、「Gustav Klimt」との文字があったりと。その影響が濃く現れていることが分かります。展覧会に展示されている、他のクリムトの絵にも、このような特徴が見られました。



展示会を見終えて、クリムトの絵にすっかり心奪われた私は、立ち寄ったミュージアムショップでスマホケースを買ってしまいました。

展示されてはいませんでしたが、クリムトの代表作の一つである「接吻」が描かれたものです。中にはキラキラが入っていて、とても綺麗。いつか、本物を見てみたいですね。

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(買ってその場で開けて、その場でつけたくらい、お気に入り)


今日はここまで。

大阪では12月8日まで開催していますので、是非。




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