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ART

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月1芸術鑑賞を目指していた人の記録。現在はコロナのため、ひとつひとつの展示会を噛み締めています。実際に作品と出会うことのありがたさを感じています。
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記事一覧

エゴン・シーレ展 感想

こんにちは、Shihoです。 今回は、東京都立美術館で4/9まで行われています、エゴン・シーレ展に行ってきました。 わたしにとっては2019年、大阪で行われていたクリムト展で出会った以来の再開で、めちゃめちゃ好きな画家のため、とても楽しみにしていきました。 エゴンシーレの絵がなぜ好きなのかについては、以下の音声であったり、記事を参考にしていただければと思います。(音声冒頭で、「音声はこれから曜日ごとにジャンルを決めて投稿します〜」みたいなことを言っていますが、全然やれて

「私のマル 小野田實展」 感想

こんにちは、Shihoです。 今回は姫路市立美術館で開催中の企画展・「私のマル 小野田實展」の感想です。 小野田寛は、満州で生まれ、兵庫県姫路市で育った芸術家です。芸術集団・具体の会員でもあります 誰も見たことがないものをつくる、をモットーに吉原を筆頭に集まった芸術集団、具体。 以前見に行った企画展では、具体メンバーの様々な作品が展示されていましたが、今回はその中の一人の作品をまとめて見ることが出来るということで、早速行ってきました。 展示構成今回の企画展は、小野田

ソールライター展で写真について考えた話

 こんにちは、Shihoです。 お久しぶりですね。段々と春らしくなり、トレンチコートでも過ごしやすい気温になってきました。ということで、前回の記事の宣言した通り、今日からまたぼちぼちと書いていきたいと思います。 更新のなかったこの数週間は、本を読んだり、美術展に行ったりと、noteに感想を書きたいことが沢山ありましたので、ゆっくりと整理して行きたいと思います。  さて、今回は現在も京都で行われている「永遠のソール・ライター展」へ行ってきた感想です。  何か関西でやって

美術運動グループ「具体」がおもろい。

こんにちは、Shihoです。 兵庫県立美術館で開催中の「今こそGUTAI 県美の具体コレクション」を見てきました。 美術館は9月に行ったのが最後ということで、久しぶりの美術館。 とってもよかった・・・! そもそもきっかけは、いつも通っている電車の改札前にある掲示板に、この企画展のポスターが貼ってあったこと。 早く家に帰ろうと思っていたのに、それが目に入った瞬間、 思わず立ち止まってしまいました。 というのも、4年前に具体の作品を既に見て知っていたからです。 あれは

『杉本博司 瑠璃の浄土』 感想

こんにちは、Shihoです。 前回書けなかった、京都市京セラ美術館で開催中の『杉本博司 瑠璃の浄土』の感想を書いていきます。これから行く人の参考になれば幸いです。 杉本博司とは活動範囲が、写真、彫刻、インスタレーション、演劇、建築、造園、執筆、料理…などなど、マルチに活躍されている方です。 私は何かのきっかけで彼の有名な作品の一つである、「劇場」シリーズをネットで見たことがあって。これが頭に残っていたので、実際の作品を生で見れるチャンスとあり、今回の企画展へ足を運んでみ

5ヶ月ぶりに美術館へ行った感想

こんにちは、Shihoです。 今回は、久しぶりに美術館へ足を運んだ話です。 約5ヶ月ぶりの美術館。本当は3月に神戸で開催される予定だった『コートールド美術館展 魅惑の印象派』に行くつもりだったのですが、コロナで中止。約5ヶ月ぶりくらいに美術館へ行けるということで、前日からウキウキでした。 今回は新しく出来た京都市立京セラ美術館の建物について、そして事前申し込みについて感想をつらつらと書いています。久しぶりの美術館ということもあり、建物やチケットの話だけでも興奮冷めやらぬ

エゴン・シーレ 作品紹介

エゴン・シーレについて話した音声中に登場した絵の紹介です。 ウィーン展 《第49回ウィーン分離派展ポスター》(1918) 私は気に入ったらポストカードを買うようにしています。今回音声を撮る際、これを手元に置いていました。シーレの絵を、「ベタ塗り」と表現したのは、この絵を見ながら話していたからでした。 この分離派展を期に、シーレの人気が世に出てきました。 《ひまわり》(1909) 今回、話に登場したのは、こちらのひまわり。シーレはこれ以外にも、ひまわりを描いた作品が

ANDY WARHOL KYOTOで3年ぶりの再会を果たす。予定。

美術館巡りが趣味の私ですが、母から送られてきた美術館の年間スケジュールが載っているカレンダーを見て、今年度、どこに行こうか既にいくつかピックアップしています。 その中でも、今一番楽しみにしているのが、京都市京セラ美術館で開催される、ANDY WARHOL KYOTO。2019年9月19日〜2020年1月3日まで開かれる回顧展です。 まだ先の話ですが、すでに公式ホームページも作られています。 今回はアンディー・ウォーホールの出身地、ピッツバーグにある「アンディー・ウォーホ

ゴッホ展

ゴッホ展行ってきました! ゴッホを初めて見たのは、「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」。 日本の浮世絵の影響を受け、作られたゴッホの作品たち。その横に、その元となった絵が展示されていて、どのようにして日本美術を自身の作品に取り入れたのかが、自分の目で比較することが出来て、面白い企画展でした。 《雪のある風景》(1888) これが一番記憶に残っています。 私が道産子だからか、故郷の冬景色を思い出した一枚 さ、久々のゴッホの作品をメインにした展示会! 胸を踊らせながら、兵庫県立

Chess The Musical 感想

チェス 見てきました!(2020.1.26) 以下、ネタバレありの感想。 今回のミュージカルが全編英語上映ということもあり、まるでブロードウェイで観劇している感覚に陥りました。メインキャストの一人である佐藤さんが「日本で見れるのが奇跡」と語る程の、実力のある海外キャストが揃っていました。(私の大好きなラミン・カリムルーも、その中の一人) chessの音楽は、マンマミーア!でおなじみのABBA。ノリノリの曲から、登場人物の複雑な感情を表現する曲まで、全てが最高。生のオーケ

「クリムト展」 in 大阪

クリムト展行ってきました!11月初旬に行った、記録用。 夏に、ボルタンスキーの展示を見に、国立新美術館へ足を運んだ時、別会場でやっていたことを覚えています。あの時は、東京での研修を終えた後に行ったため、時間が無く、見ないで帰ってしまいました。 その時は大阪にも回ってくることを知らなかったため、残念に思っていましたが、大阪に戻ってきて、駅構内に広告が貼られ出してから、巡回展だということを知って、「絶対行かないと!」と決意。 ということで、国立国際美術館で行われている、「日

塩田千春展:魂がふるえる

塩田千春展行ってきました 以下、感想 事前にチケットを購入して、スムーズに入場一緒に行く友人が、チケットぴあで購入した方が安いということを教えてくれたので、当日に予約してチケットを手に入れました。 通常1800円のところ、1500円。ちょっと安い! 値段もお得でしたが、それだけでなく、当日券を求める長蛇の列を見ると、「事前に買っておいて良かった!」と思いました。土曜日ということもあってか、チケットを買うのに、70分待ち。ユニバか?と一瞬目を疑う光景でした。 塩田千春

Jesus Christ Super Star in Concert

「Jesus Christ Super Star in Concert」(以下、JCSコン)に行ってきました! 10月11〜14日まで行われた今回のコンサート。世界各国から集まったキャストによる、まさにスペシャルな4日間。今回、台風の影響により、土曜日の公演は中止となりましたが、私は日曜日の昼の部を見てきました。(大阪から新幹線に飛び乗って、開始5分前に会場入り) JCSとはJCSはキリストが亡くなるまでの7日間を描いたミュージカル。あの「オペラ座の怪人」「キャッツ」の作

千住博展・感想

行ってきました。千住博展 私の大好きなグループ、BTSのリーダーRMが、インタビューの中で千住博が好きと言っていたのを知ったのがきっかけ。(anan No.2158号参照。余談ですが、私は通常版・限定版両方買いました。) 千住博の作品が一気に見ることが出来る、千住博美術館は、軽井沢にあるので、大阪住みの私にとって、ちょっと遠いなあと二の足を踏んでいたところ、なんとそのお隣、神戸で特別展をやると聞きつけ、これは行くしかないと心を決めていました。 事前に調べたところ、神戸ゆ