藤原志帆

奄美大島に移住(Iターン)したフリーライター。奄美でのこと、近くの島への旅の記録などを…

藤原志帆

奄美大島に移住(Iターン)したフリーライター。奄美でのこと、近くの島への旅の記録などをしたためます。紀行文のお仕事募集中。

最近の記事

手付かずのマングローブ原生林、カヌーツアーをリピートしたくなる理由。

奄美大島のマングローブ原生林でカヌー。 このアクティビティの1番の見どころは、マングローブ林の木々が枝を伸ばしてトンネル状になっている水路と紹介されていることが多い。 だけど個人的に1番注目してほしいのは、原生林のすぐ側を走る幹線道路から聞こえる車の音だったりする。 マングローブ原生林は、人の手が入っていない手付かずの自然の世界。 潮の満ち引きによってずいぶん印象が変わる、そのままの大自然を、モーターも何もない手漕ぎのカヌーで心ゆくまで散策する。 それはなんだか非現実的

    • 空を飛ぶ。人の永遠の夢を叶えるもの。

      飛行機って夢のような乗り物! 人が空を飛べるなんて、そんな素敵なことがあるでしょうか? そうなんです、お察しの通り、わたし飛行機が大好きなんです。 飛んでいる飛行機の中から空や雲を眺めるのはもちろん好きだし、飛行機の翼や機体の形があーだこーだという話も大好き。 飛行機に乗ると、無条件にわくわくします。 操縦中の翼の動きが見える位置の座席だともう、最高です。 今こそこんなに大好きで大興奮するけれど、思えば飛行機が美しくて空の景色も美しくて…って思い始めたのは奄美大島に移住

      • 加計呂麻ロマンス

        ふわふわする ゆらゆらする 波や星のまたたきが耳元で弾ける 奄美大島の南東に位置する小さな島、加計呂麻(かけろま)島。 リフレッシュに最適なこの島には、人工のものが極端に少ない。 あるのは、少しの家や商店に、海や山、そして人のあたたかさ。 そんな加計呂麻島の民宿「海宿5マイル」で行われたマルシェイベントに1人で行ってきた。 そして、帰ってくる時にはその日出会ったばかりの5人で帰ってきた。 人とゆるやかにつながり、のびのびと語らい、 どこかで再会することを

        • 気になる奄美のあれにこれ

          奄美大島に移住して早くも1年半が過ぎました。 ほんと早い。 26歳の時に引っ越して来たのに、今月でもう28歳になります。 立神(たちがみ)、ユタ神さま、ネリヤカナヤ(ニライカナイ)、神道(かみみち)、ケンムン... 海や森といった奄美大島の自然が好きなのはもちろんですが、わたしがそれ以上に気になっているのは奄美の文化。 ルーツが琉球にある奄美の文化は、内地のものとはけっこう違っている。 紹介したい文化はたくさんあるけど、中でもわたしが気になるのは、奄美の神様や信仰関連の文

        手付かずのマングローブ原生林、カヌーツアーをリピートしたくなる理由。

          熱中できるものがたくさんある人が、1つのことに深く熱中できているとは限らない

          のではないかと。 ・・・・・・ 「facebookでシェアした7年前の投稿を振り返ってみよう」 こういうfacebookのご厚意に対して、もう7年も経ったんだ!?とドキッとする人も多いのではないだろうか。 時間が過ぎるのが思ったより早いことに冷や汗をかくのと同時に、わたしは7年前と比べると1つのことにのめり込むことが少なくなったなと感じてはがっかりする。 ・・・・・・ 7年前。大学生だったわたしは、他の同級生と比べると色んなことに興味があるほうだったと思うが、今よ

          熱中できるものがたくさんある人が、1つのことに深く熱中できているとは限らない

          都会には何でもある割に、好きになるものを選ばせてもらえない

          生まれてから26年間拠点にしていた大阪から、奄美大島に移住して約1年。 久しぶりに大阪に帰って都会ライフを満喫すべく街歩きなんかしていると、「大阪中どこに行っても同じだな」と感じることがいくつかある。 それは例えば店内に流れる音楽だったり、駅や街中の広告だったり、店内を歩く人の流れ方だったりする。 音楽でいうと、好きでもない曲を街中で何度も聞かされる。刷り込みってのはすごいもので、何度も聞いているうちに、無意識に口ずさむまでその曲が染み付いてしまう。 好き嫌いの判断を

          都会には何でもある割に、好きになるものを選ばせてもらえない