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空を飛ぶ。人の永遠の夢を叶えるもの。
飛行機って夢のような乗り物!
人が空を飛べるなんて、そんな素敵なことがあるでしょうか?
そうなんです、お察しの通り、わたし飛行機が大好きなんです。
飛んでいる飛行機の中から空や雲を眺めるのはもちろん好きだし、飛行機の翼や機体の形があーだこーだという話も大好き。
飛行機に乗ると、無条件にわくわくします。
操縦中の翼の動きが見える位置の座席だともう、最高です。
今こそこんなに大好きで大興奮するけれど、思えば飛行機が美しくて空の景色も美しくて…って思い始めたのは奄美大島に移住してからかもしれない。
島を離陸した途端に眼下に広がる美しい海。
サンゴ礁がくっきりと見えるほど透き通って穏やか。
目線を上げれば、気持ちよさそうに漂う雲がのんびりしている。
飛行機がどんどん雲に近付いて、いよいよ雲の上に出ると、美しい月がお出迎え。
今日の月は半月より少し大きく見えて、月の影までくっきり。
雲の下からは見られなかった、あんな形やこんな形の白い雲。
真下の雲はぽこぽこしていて、空の果てのほうの雲は切り立った崖のように高くそびえて見える。
月と雲の間を、ほかの飛行機が雲を作りながら通っていく。
こっちの飛行機が動いているのか、あっちの飛行機が動いているのか…。
視界には常に、こっちの飛行機の片翼が入る。
優しい大自然の中に異質な、メタリックのような材質。
まるでナウシカの世界観。
時間も重力も方向感覚も、鈍くぼんやりとして感じる空の世界。
見えるのは、広い空の青と、月や雲の優しい白。
感じるのは、今、ここに、空に自分が浮かんでいるということ。
わたしが来れるはずもなかったこんな素晴らしい世界を見せてくれる飛行機。
本当に夢のような乗り物。
この景色を見せてくれてありがとう。
1本のフライトで、ここまで感動できる自分の感性にもありがとうだね。笑
いつぶり!?と思うくらい久しぶりに飛行機に乗って島を出る。
島の時間感覚、島の生活感覚に慣れたわたしが、帰省先の大阪でどんなことを感じるだろう。
疲れたサラリーマンがぞろぞろ流れていくのを見るのさえ、今はちょっと楽しみ。
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