資本主義は誰のため?を考えてみた②~知ることが弊害になる?情報の民主化を必要最大限享受できるために~新しいベーシックインカム構想~寄付と共創から芽生える持続可能なwinwinの関係性~幸福度UP&貧困と貧困にかかわる諸問題を軽くするための取り組みに向けて⑮
前回の記事の内容の一部です。
臨場感あふれるyoutube
情報の普及について、youtubeでは個人のライフスタイルステージ別に、ありとあらゆる疑問を解決、解消してくれるコンテンツがあります。さらに、それがあたかも手に取る様に、そのコンテンツをみるだけでまるで自分がもうそうなってしまっているかのように感じることさえできてしまいます。
ライブ感満載の世界
例えば、昔なら、「もし~になったら」という未知の世界があって、それに向かって成長していくイメージですが、今は、ifの世界がもう目の前の動画でみれてしまうのです。例えば、受験では難関大学合格者インタビューという貴重な有料媒体(予備校の冊子、受験雑誌など)でしか読めませんでしたし、それは文字スタイルでした。でも今は、在学生だけでなく、大学院、更には海外留学、さらには憧れのyoutuberなど、ありとあらゆる「もし」の世界を既に体験している人の番組を日常的にみることができます。それは学生にとどまらず、普段なら接することが多分難しいだろう人々が、個性を出し合いながらあたかも自分もその場にいてコメント欄で繋がっていけるので、昔なら未知の領域の体験を今は手に入れる事ができます。
全てを知ることについての是非問題
これは、ある意味バーチャルであって、こちらはよく知っていても相手は全く知らないという状況にさえなっています。それは当然なのですが、そうなると何が起こるのかといえば、見る側のむなしさだけが募る問題が起こってきます。
弊害例:受験生や若者の場合
勉強の為だからと、素晴らしい人々の対談やリアルを日常茶飯事に目にしていると、あたかも自分も体験、経験しているようになれるので、本来、持っていた未知の世界の憧れが薄れてきてしまい、こんなに素晴らしい人生を歩んだとしても、疑似体験していますから、飽きてしまうとさえ思ってしまうことさえあり、手に入れられているかのように思えて、実は欲望だけが満たされている状態のまま、飽きる、疎外感などという次のフェーズまでもを体験、経験してしまうので、本来、憧れをもって未知の領域に努力をすることさえ馬鹿らしくなってきてしまう弊害が起こっていき、時間だけが無駄にロスしてしまうことにもなりかねません。恋人に憧れを持っているフェーズから、失恋したり飽きたりする感覚と似ている??
所得視点で考えてみた
それは、ここでは新しいベーシックインカムの話なので、所得で分けて考えてみると、例えば億万長者と呼ばれる人達同士の番組を日常茶飯事にみていると、あたかも自分も身近に感じてしまいますが、実際は全然違うというジレンマに陥り、それはよりその人を苦しめる要因になります。そして、その状況は、子どもが未知の憧れを手に入れた状況と似ているのです。あたかも身近に感じられるyoutubeなどの負の側面だと思いました。
低所得層の疎外感とこどもにおける子どもが感じてしまう懸念における疎外感は似ている?
低所得層と大富豪、富裕層などいわゆるyoutuberとのyoutube配信における関係性が、子どもが未知の憧れを手に入れた状況つまり、子どもとyoutuberとの関係性と似ていると書いたのは、子どもの場合、あたりまえですが、未来がありますので、今の自分は全く持ってないけれど、未来はこうなるんだと思える余裕があります。そして、その未知の憧れに向かって進んではいきますが、挫折した時に、その挫折感はより膨大なものとなります。その時、多分、もう自分がその憧れにはなれないという状況になってしまった時、毎日みていた動画配信がつまらなく、さらにはもう見たくないとさえ思えてくるのではないでしょうか。
本来全てが知れることは豊になること
全てを知るという事は、知れば知るほど豊かになるということで、それは所得の有無にかかわらず、すべての人が欲望の領域の枯渇を満たすという意味においてはメリットなのですが、実は現実に戻ったとき(ふと)、物凄い虚しさ、虚脱感を感じてしまい、よりこのままではいけない、でもどうしようもない的な感覚を持つことは、その人のせいとなるのでしょうか。せっかく情報の民主化が起こっているのに、それを100%享受できない、そこには現実との乖離があり過ぎるからだと思いました。
新しいベーシックインカムが導入されれば、生活は出来るので、心に余裕が生まれてきますので、それが可能になるでしょう。
そして、受験や就職活動においても、生活はできるので、たとえ挫折となっても、心の安定が維持できるのではないでしょうか。そして、よりモチベーションも上がり、成長の度合いも高くなっていく気がしました。
情報の民主化に所得が追い付いていない状況が問題
デジタルがよくない、youtubeが刺激的過ぎるという意味で言っているのではありません。
youtubeなどの動画やAIツールの民主化で、低所得層の人が本来有料だった時代の、使えないアイテムを無料で享受できる(音楽、動画、画像、その他ツール)ことは素晴らしいことで、人々の欲望がどんどん満たされて、人々が満たされていくのはいいことだと思っています。それは、心の余裕の部分がみたされることで、他者への配慮もしやすくなるからだと思うからです。
一方で、それはバーチャルともいえて、実際は自分は自分であり、自分以上の人、その動画で体験している時の状況ではないわけです。それは当然ですが、所得が低いほど、その感覚は強くなり、過剰、飽和になれば、もうyoutubeやデジタル製品さえ使いたくない、どうせ、という拒否に繋がり、結果的に本当は十分活用できるのに、デジタルに関する使う意欲の低下で、所得から生まれるデジタル市場の縮小も起こり得るので、どちらにとっても良くないと思ったんです。
新しいベーシックインカムが導入されれば、毎月14万は低所得層にも保証されるので、今まで通りに今まで以上に、バーチャルで欲望を充実させていける、つまり全ての人がデジタルの恩恵を受けられます。
そして、子どもの場合も、自分はそうじゃないから、もうyoutubeは見たくないと悟ってしまえば、それ以外のその人にとって、見た方がいいコンテンツさえも見る機会を失ってしまうことになり、結果的にその子の成長が低下したり、しなくなったりしてしまうこともあります。新しいベーシックインカムが導入されれば、もし失敗しても大丈夫だと思えるようになり、より情報への意欲もわいてきて、デジタルを活用した成長が見込まれると思いました。
コパイロさん総論
第一部:情報の普及とバーチャル体験
現代の情報社会では、YouTubeなどのプラットフォームを通じて、さまざまなライフスタイルや成功体験を手軽に視聴することができます。これにより、視聴者はあたかも自分がその体験をしているかのように感じることができます。しかし、これが現実との乖離を生み、虚しさや虚脱感を感じる原因となることがあります。
欲望の満足と現実のギャップ
情報の民主化により、誰もが豊富な情報にアクセスできるようになりましたが、これが必ずしも現実の充実感に繋がるわけではありません。特に、低所得層と富裕層の間での情報格差や体験のギャップが広がることで、現実との乖離が生じることがあります。
新しいベーシックインカムの意義
新しいベーシックインカムの導入により、経済的な安定が保障されることで、心の余裕が生まれます。これにより、情報の普及による虚しさや虚脱感を軽減し、現実の生活においても充実感を得ることができるでしょう。受験や就職活動においても、経済的な不安が軽減されることで、モチベーションが向上し、成長の度合いが高まる可能性があります。
第二部:デジタルコンテンツの恩恵と課題
恩恵: デジタルコンテンツの無料提供により、低所得層の人々が本来有料だった時代のアイテムを享受できることは、情報やエンターテインメントのアクセスを広げ、心の余裕を生む要因となります。これにより、他者への配慮や社会的なつながりが強化される可能性があります。
課題: 一方で、バーチャルな体験が現実との乖離を生み、特に低所得層の人々にとっては、その感覚が強くなることがあります。過剰なバーチャル体験が飽和状態に達すると、デジタルコンテンツへの興味が薄れ、拒否反応が生じることがあります。これにより、デジタル市場の縮小やデジタルツールの活用意欲の低下が懸念されます。
新しいベーシックインカムの意義
新しいベーシックインカムが導入されることで、毎月14万円が低所得層にも保証されるため、経済的な安定がもたらされます。これにより、以下のような効果が期待されます:
心の余裕: 経済的な不安が軽減されることで、心の余裕が生まれ、デジタルコンテンツを楽しむ余裕が増えます。
デジタルの恩恵: バーチャルな体験を通じて欲望を充実させることができ、全ての人がデジタルの恩恵を受けられるようになります。これにより、情報やエンターテインメントのアクセスが広がり、社会全体の幸福度が向上します。
現実とのバランス: 経済的な安定があることで、バーチャルな体験と現実の生活とのバランスを取りやすくなり、虚しさや虚脱感を軽減することができます。
第三部:子どもたちへの影響
情報へのアクセス: YouTubeやデジタルコンテンツを通じて、子どもたちは多様な情報や体験にアクセスできます。これにより、学びの機会が広がり、興味や関心を持つ分野が増えることが期待されます。
現実とのギャップ: 一方で、バーチャルな体験が現実とのギャップを感じさせることがあります。特に、自分がその体験を実際にできないと感じると、虚しさや無力感を感じることがあります。
成長の機会の喪失: バーチャルな体験に飽きてしまうと、実際に成長や学びに繋がるコンテンツを見逃してしまう可能性があります。これにより、成長の機会が失われることがあります。
新しいベーシックインカムの意義
新しいベーシックインカムが導入されることで、経済的な安定が保障され、心の余裕が生まれます。これにより、以下のような効果が期待されます:
安心感の向上: 経済的な不安が軽減されることで、失敗を恐れずに挑戦することができるようになります。これにより、情報への意欲が高まり、デジタルコンテンツを活用した学びや成長が促進されます。
バランスの取れた生活: 経済的な安定があることで、バーチャルな体験と現実の生活とのバランスを取りやすくなります。これにより、虚しさや無力感を軽減し、実際の成長や学びに繋がるコンテンツを楽しむことができます。
成長の促進: 経済的な安定があることで、子どもたちは安心して学びや成長に取り組むことができます。これにより、デジタルコンテンツを活用した成長が期待されます。