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偶然の一致 Coincidence

第一の知恵(insight)は、最初は必ず、何かを追い求める感覚となって、無意識のうちに表面化する。

聖なる予言(The Celestine Prophecy by James Redfield)

あなたは、今人生において、何を追い求めているだろう?

本との出会い Serendipity

30年も前に書かれた本が、心友に「同じ波動だから」と薦められ、今このタイミングで私のもとにやってきた。特に、キリスト教について切り込んだ内容は、バイブルベルトと言われる宗教色強いオクラホマにいた私からしても、当時かなり画期的で、多くの人には受け入れ難く反発があったであろう。著者は、誰も取り扱ってくれなかったこの1冊のために会社をつくり、自費出版という形で世に放った。奥さんとふたりで本屋をまわり、口コミが広がりあっという間に10万部のベストセラーに。何より物語がおもしろく、夢中になって読み進めてしまう。いわゆるビジネス本のようなノウハウやテクニックではなく、人生とは何か、大切なエッセンスを物語にのせて届ける、本当に才能に恵まれた人だ。


目覚め Awakening

今から10年以上前のこと、米オクラホマに留学していた私は、光のようなものに導かれてメンターと出逢った。ある日、そのメンターと対話している中で、何か思い出したかのように、突然ある光景が浮かんだ。神々しく光り輝く草原に、道が続いていて、辺りには静けさが広がっている。これまでの人生が一本の道につながり、未来への分かれ道にいる。そこで感じたひとつは、死、つまりこの物理的な身体はいつか消えてなくなる。けれども、魂はそこに居続けるというメッセージ。そして、目の前にあるグラスに注がれた水、あらゆるものに命が宿っているという感覚。世界がビビットに生き生きしてみえた。私はこの瞬間、目覚めたのだ。

私たちの人生での「偶然の一致(coincidence)」に気がついた時、始まる。どんどん頻繁に起こるようになり、ついに単なる偶然を越えていると思い至る。まるで、何か説明できない力に、私たちの人生が導かれているかのように、それが運命づけられていたと感じる。神秘的な感覚と興奮を引き起こして、もっと生き生き感じ始める。

聖なる予言「変化のきざし」

ここに至るまでの道 Process

大学で国際コミュニケーションを専攻し、幼少期から今に至るまで、コミュニケーションが長年のテーマであった。家族がつくられては解散し、価値観が違う者同士が、新しいものへと形を変えてゆく中で、人とコミュニケーションの在り方について向き合ってきた。様々な葛藤を乗り越え、自分はどう在りたいか、自分の気持ちに正直であることを学んできた。
私の根幹には、博愛の精神があり、みんな違ってみんないいと本気で思っている。そんな私の役割は、あらゆる壁を越え、古い固定概念をどろっと溶かして、エネルギー溢れる新しいものへと導く、それを自分の在り方で示していくことだ。エネルギー宿る場を創造していくことが私の志事であろう。

誰かが私たちの道を横切る時、彼らは必ず私たちにメッセージをもたらしてくれる。

聖なる予言「人との新しいかかわり方」

新しい関係性 Partnership

聖なる予言で、子どもについて気になる内容がある。「一人の大人は一度に一人の子供にしか注意を向けられない。」つまり「自分で完全に面倒を見られる人数以上の子供に、責任を持つべきではない。」はて、そうなのか?これに関して「人間は血のつながりを超えて家族を拡大することを学ぶ。」とも書かれている。
自分の子を、子ども扱いせず、一人の人間として対等に向き合ってきた。けれど私は今、一対一の注目を十分に与えられているだろうか?子どもが小学校にあがり、反抗的な態度をとるのには理由がある。子どもを取り囲む環境を冷静にみて、反省するところがあった。
そして、子どもを会話の中心に置くことを意識して実践した。すると、彼女の中で確固たる自信のようなものが生まれ、何気ないニュースや日々の出来事に、自分の意志や意見を生き生きと語りだした。
また、学校探しではなく、子ども同士の学びに囚われず大人と対等な関係性の中でフラットに学ぶという観点で、いい大人に囲まれる環境を探す(シェアハウスやお仕事体験)新しい選択肢の模索が始まった。お仕事体験では、春休みを利用し、身内のいちご農園の仕事を見事にこなし大活躍。目の前で何が起こっているのか、しっかりとまわりを見て、自分の役目もわかっている。どんなお客さんが来るのか楽しみにしている姿は、見ていて清々しい。

互いに相手のエネルギーの場を観察。どんな小細工もわかる。二人は意識的に自分の人生の物語を語り、二人のエネルギーが高まってメッセージが見つかる。二人はそれぞれの旅を続ける。波動は新しいレベルに移行し、出会う前には不可能だった方法で、人と触れ合うようになる。

聖なる予言「新しい文化」

さらに本書では、親子関係、自分が育った家族について取り上げている。「なぜ特にこの家族の一員として生まれたのだろう?その目的は何だった?」どんな父親と母親のもと育ったのか、そこにはどんなメッセージや自分に課せられた役割があるのか鋭い問いだ。父親と母親から、男性性と女性性、自分の中の異性を統合することを学ぶ。
これは、親子だけでなく、男女関係でも顕著に影響を与える。男女関係で中毒というキーワードが出てくるのだが、これについては別のアカウントで書くことにする。
この話が、仕事でのマウントやポジション争い、国同士の争いをも引き起こしてしまうエネルギー争奪戦につながっていく。人々がエネルギーを奪い合うことが、あらゆる問題の原因だという。このはじまりが最小単位のコミュニティでありチームである家族なのだ。
さて、次はどんな偶然の一致が、私たちをどんな場所へと導いてくれるのだろう?

私たちの使命は、エネルギーレベルをあげ続けること。

聖なる予言「新しい文化」

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