散歩
今日はリリカが効いていて夜は落ち着いている。昼間は相変わらず鬱と希死念慮が酷かったが、セロトニンを増やすために外に出ようと、公園に向かった。緊急事態宣言下というのに、街に人は溢れ、マスクという時代の武器を装備していた。時代が違えば異様な光景だろうし、マスクを付けないと犯罪者のような目で見られるこの世界に嫌気がさす。公園についてベンチに座ろうとしたが、子連れの母達がたくさんいたので、離れた石の上に座った。子供たちが幸せそうに遊ぶのを見て、今の自分の感情と真反対だと落ち込む。樹木を見て、この樹木は一体何十年生きてきたのだろうと、感心する。感情がなければ、楽に生きられるのだろうか、いや違う。この脳内回路は何回も繰り返す。この公園は元カノとたまに通ったなと想い出す。もう一生、彼女と通ることはないのだが。
家に帰って、やることも無く布団に潜り、しばらくして音楽を聴いた。
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