40歳=20歳(はたち)説。

このタイトルを思いついたときに、「最近の若いもんは!!」論調で行くか、「みんな若々しくて年取らなくなったね!」的なポジティブ論で行くか?迷ったのですよ。

でどっちも止めて、ニッポンの「20歳~40歳」って失われた20年!なので年取らないよね?という論法でいくことにしました。

簡単に説明すると

【20~25歳
日本の不思議な教育制度と就職の罠に翻弄されてなんとなく就業する時期
25~30歳
日本の不思議な会社という仕組みを知り・色々あがいてみる時期。社畜という言葉に過剰に反応したり、突然退職してフリーランスになってみたり。
30~35歳
会社でメインプレイヤーになり、旨く立ち回ったり、かわすことを覚えて、ある人は専門性も身に着けてゆく。フリーランスで食っていけないことを悟った人は中堅企業に再就職。
35~40歳
会社でポジションが上がった人は出世を考える。このままじゃ泣かず飛ばずと思って離職活動をしてみた人は転職の厳しさに気づいて愕然とする時期。

で、40歳になるって社会で自立的に動き始めてからのハタチなのですよ。
世の中のメカニズムがやっと見えてくるので、ホントはバリバリアクティブに動きべきだと思うのだが、日本社会の流動性が低いのと、折角持っていたポテンシャルを企業の中で剥ぎ取られてしまっている場合、そこからの成長ができない。オワコンな20歳的……になっちゃうのだよね。もちろん一大奮起して再出発も全然可能な時期なんだが。

自分のことを思い出すと、やっぱり40歳からが第二の人生だったと今思う。
僕の場合、ITバブル・ネットバブルの時期と重なって、交通事故とかにもあったりして、そこまで積み上げたものが瓦解して見えた時期だった。

でも、今思うと全然瓦解してなくて、一度開き直ったことが返って過去の資産を活かすきっかけになったかな。とか言ってたら人生100年時代とか言われるようになり、40歳くらいでもう上がりかなぁ…と思ってたのは何だったんだ??と思う次第。