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#20 突然浮かんだ「癒しのホテル」のアイデア【竹内義晴のキャリア遍歴】

竹内でございます。先ほどテレビ見ていましたら、今日は結構暑くなるみたいですね。ここ何日か寒かったので、気温の変化が結構大きいかなと思います。どうぞみなさん、お体にはご自愛ください。

いまですね、ボクのキャリア遍歴についてお話をしています。昨日は、しごとのみらいを立ち上げた2010年、11年ぐらいの話をしました。

しごとのみらいを立ち上げたのは、「もっと仕事が楽しくなったらいいな」という思いで立ち上げたんですけど、 ストレスを抱えて仕事をしている方も多いじゃないですか。ボク自身、そういった経験をしてきたので、もっと一人ひとりが楽しく働けたらいいなという、単純な動機ですね。

あと、多くの方にとって仕事というのは、1日の中で費やしている時間がすごく多い。だからこそ、仕事が少しでも楽しければ、人生も楽しくなるんじゃないかな、と思っていて、「楽しく働く」をテーマに、しごとのみらいを作ったという感じです。

2010年12月に登記をして、2011年ぐらいから具体的な活動をしていました。2011年あたりの写真を先ほど見てみたら、講演しているような写真もあったので、少しずつですかね、仕事も若干あったとは思います。けれども、まだ必ずしもうまくいっているわけでもなかったので、日々、自分の考えであるとか、どんなふうにしていきたいのかとか、あとは、多くの方々が抱える課題に対して「こういうふうにしたら解決できますよ」みたいなことを、ブログやメールマガジンで発信していた時期になりますね。

突然浮かんだアイデア「ビジネスパーソンのための癒しのホテル」

今日は、2012年の話をしようと思います。今日の話は、いままでの流れからすると、ちょっと突飛というか、「なんでその話?」ってなるかもしれないんですけど、いや、ボク自身、当時「なんでこの話が出てきたのかな」って思うんですけど、ただ、その後のボクの取り組みのにおける1つのきっかけでは間違いなくあったので、今日は、「もしも、ビジネスマンのための癒しのホテルがあったら……」というブログについてお話したいと思うんです。

2010年にしごとのみらいを立ち上げて、当時は試行錯誤の毎日だったんですよね。悩むことも多かったし、「どうしたらいいんだろう」って、いろいろ考えることも多かった時期です。

そこで、ちょっと仕事に行き詰まった時に、気分転換のために、近くにある「いもり池」というところまで車を走らせて、その周辺を歩くっていうことをしてたんですよ。新潟県妙高市の、いや、新潟県のって言ってもいいぐらいの観光の名所なんですよね。

あれは忘れもしません。2012年8月21日ですね。その日もちょっと行き詰まっていて、「気分転換に行こう」と思って、車に乗っていもり池に行ってですね、冷たい缶コーヒーを買い、そして、池の周りをゆっくりと、あんまり考えることなしに、ボーっとしながらゆっくりと歩いていたんです。

そうしたら、なんとなく頭をつつかれるような感じがしたんですよね。「頭をつつかれるような感じ」って言っても、伝わるか伝わらないかわからないんですけど、なんか降りてきたような感じがしたわけですよ。「降りてきた」っていうと、その言い方も語弊があるかもしれないんですけど、なんだか、アイデアが降ってきたような感じがしたんです。

ちょうどそのとき、システム手帳を持っていたので、とりあえず浮かんだ言葉を書こうって思ったんです。そのアイデアが、「もしも、ビジネスマンのための癒しのホテルがあったら」っていうアイデアです。

観光客のためではなく、ビジネスパーソンのためにある

アイデアっていうのは、妙高市の中にあるビジネスマンのための施設、「癒しのホテル」っていうものなんですね。 その名前を、ハッピーライフワークセンターとか、ネイチャービジネスセンターといいます。アイデアなので、現状、そういう施設があるわけではないんですけど。

その施設は、観光地の妙高高原にありながら、観光客のためではなく、ビジネスパーソンのためにある施設なんです。宿泊施設なので、宿泊はもちろんできるんですけど、カフェやセミナールームが併設されています。

カフェには、電源とか、ネット環境があって、仕事に必要な機材が整えられているので、自由に仕事ができる環境があります。それはまるで、高原の中にある、いまどきの言葉で言うとコワーキングスペースですね。

そこにいるのは、都会で活躍しているビジネスパーソン。ちょっと仕事に疲れたので「2、3日妙高に行ってくるわ」と言って、妙高にやってくるんですね。

そこの施設では、ゆっくりくつろぎながら仕事ができるので、Tシャツやジーンズといったラフな格好で、文章を書いたり、プレゼンの資料を作ったり、プログラマーの人なんかはプログラミングをしたりしているみたいな。

仕事に疲れたら外に出て、緑の中を散策します。自然のエネルギーを感じながら歩いているとなんとなく癒されて、今話している、この内容自体がそうだったように、行き詰まっていた仕事に新しいアイデアがわいてきて、「よし、やるぞ!」って気持ちが改めてわいてくる、そんな施設なんですよね。

この施設は、いわゆるコワーキングスペースだけではなくて、セミナールームもあって、人に教えることが好きな人とかは、簡単なワークショップやセミナーを開いています。

働きながら、心と体を癒していく

この施設はあともう1つ、ポイントがあります。この施設では、ビジネスの現場で、不幸にも心が折れてしまった人たちが住み込みで働いています。施設の周りには小さな農場があって、自然の中で野菜を育てる。そして、土に触れたり、種を無心になって植えたりすることによって、心と体が癒されて、自分自身を取り戻していきます。

普段は都市部で仕事をしているんだけど、妙高に来ていただいて、自然の中で仕事をすることによって、疲れた心と体を回復していく……みたいな施設が併設されていて、1~2カ月とか、ある程度の期間働いたら卒業して、また自社に戻る。そのようなセンターなんです。

いままでだったら、メンタルヘルスといったら、ストレスチェックをして、病院に行って、薬を飲んで、部屋で寝ている……みたいな感じでしたけれど、この施設では、いままでの環境とは少し離れて、働きながら癒されていくっていうセンターのアイデアが降りてきたわけですね。

一応、ホテルではあるんですけど、ビジネスパーソンのための癒しの施設なんです。こんなアイデアが降りてきたとき、「もし、こういう施設があったらすごくいいな」と思って。「こういう施設、作りたいな。どうやったらできるんだろうなあ」みたいに思ったんです。このアイデアが降りてきたのが2012年なんですよね。

ボクのその後に影響を与えたアイデア

これをお聞きの方の中にはご存知の方もいるかもしれませんけど、ボク、2020年、正確には2018年あたりから、地元の妙高市というところのワーケーションに取り組んでいたんですけど、このアイデアが結構、ボクの根底にあって。

こういったアイデアを「どうやって実現するのか」みたいな感じで取り組んでいった背景があります。それが、2012年。いまから11年前ですね。そんなことがありました。

今日は雑談に近い話でしたが、「ビジネスパーソンのための癒しのホテル」の話をしてみました。今日の話はここまでにしたいと思います。では、今日も1日ご機嫌にお過ごしください。

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