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#60 もっともしっくりくる「キャリア自立」の意味は何ですか?【キャリア自立コーチング】

竹内義晴です。この番組は組織作りやコミュニケーション、キャリアデザインなどの人材育成、複業やテレワーク、多拠点ワークといった「これからの働き方」についてゆるゆるとお話をしていく番組です。今日の話が面白かった、あるいは参考になったらフォロー、コメントなどいただけると嬉しいです。

昨日のふりかえり

今日は5月30日火曜日ですね。今、「複業できるぐらいにキャリア自立をする10分間コーチング」っていうのを始めています。昨日はですね、「キャリア自立」という言葉について、「みなさんにとって、自立って何ですか?」っていう問いを立てました。

人それぞれだと思うんですけど、ボクは「複業できるぐらい」っていうと、企業を急に「飛び出す」「独り立ちする」というよりは、周囲にさまざまな関係性を築きながら複数の依存先をつくる。そんな意味合いで、キャリア自立という言葉を意味付けてみました。みなさんはどのように捉えられたでしょうか。

昨日のnoteにもちょっと書いたんですけど、「キャリア自立」という言葉は、人によって捉え方はさまざまです。一般的には、金銭的にも、経済的にも、心理的にも「独り立ちする」みたいなことが「自立」と言われています。

ですが、「独り立ちする」だと、一人では、人は生きていけないので、ちょっと厳しい感じもしなくもありません。

ボクは、年齢に関係なく、一人ひとりの経験や強みを生かして、楽しく働いてほしいと願っているわけですけど、そのためには心理的な自立や経済的な自立は重要でありつつも、一方で、周囲との関係性を構築するみたいなことも重要だと思うので、「キャリア自立」ではない、ほかにしっくりくる言葉がないかなって思ったんです。

キャリア自立について、ChatGPTに聞いてみた

そこで、キャリア自立について、ChatGPTで「意味は似ているが、異なる言葉」を5つ挙げてもらったんですよ。その結果、意味は確かに近しい、いくつかの言葉を挙げてもらったんですね。

キャリア自立について、ChatGPTに聞いてみた

読み比べてみると、これらの言葉の中で、みなさんにとっての「キャリア自立」という言葉の意味で、しっくりくる言葉がひょっとしたら違うんじゃないかって思ったんですよ。

その5つを挙げてみると……

キャリアエンパワーメント

1つ目が、「キャリアエンパワーメント」です。

エンパワーメントにはどんな意味があるかっていうと、「力をつける」とか「自信をつける」っていう意味があります。なので、キャリアエンパワーメントは、「個人が自身のキャリアを自己決定し、自己効力感を高める能力」を指すします。自立と似ていますが、周囲の支援や自身の能力を最大限に活用することを重視するというのが、キャリアエンパワーメントです。

キャリアレジリエンス

次にChatGPTくんが挙げてくれたのは、「キャリアレジリエンス」っていう言葉ですね。

レジリエンスとは、一般的には「回復力」とか「柔軟性」「しなやかさ」みたいな、「困難からいかに乗り越えるか」という意味があります。なので、キャリアレジリエンスは、「困難や障害を乗り越えて回復し成長する能力」で、キャリアレジリエンスは、キャリアにおいてもこういったレジリエンスを持つことを意味します。

キャリアアダプタビリティ

3つ目にChatGPTくんが挙げてくれたのは、「キャリアアダプタビリティ」という言葉です。

アダプタビリティとは、「適用性」とか、「順応性」とか、「融通性」といった意味がある言葉です。つまり、変化や新しい環境に対応する能力ですね。そういう意味で言うとキャリアアダプタビリティは、職業生活の変化や天気に適応する能力と言えます。

キャリアエンゲージメント

4つ目にChatGPTくんが挙げてくれたのが、「キャリアエンゲージメント」という言葉です。

エンゲージメントは、「深い繋がりを持った関係性」といった意味があって、個人が自身の仕事に対する深い関心と情熱を持つ状態を指します。キャリアエンゲージメントは、自身のキャリアに対する「熱意」と「積極性」です。

キャリアフルフィルメント

最後に「キャリアフルフィルメント」です。

フルフィルメントとは、「履行」とか「遂行」とか「実現」とか「達成」といった意味があります。なので、フルフィルメントは「達成感」とか「満足感」なので、キャリアフルフィルメントは、自身のキャリアの達成に対する満足感。自身の価値観や目標に対して自己が満足している状態を指します。

簡単に要約すると……

これらは、「キャリア自立」と似て非なる言葉ですが、おそらく、これらを読む印象として、一人ひとり感じ方が違うんじゃないかなと思います。

  • エンパワーメント:「力をつける」「自信をつける」

  • レジリエンス:「困難からの回復力」「しなやかさ」

  • アダプタビリティ:「適応性」「順応性」「優遇性」「変化や新しい環境にどう対応するか」

  • エンゲージメント:「深い繋がりを持った関係性」

  • フルフィルメント:「実現性」「達成感」「満足感」

みなさんはどのあたりの言葉が、自分が自立を目指す上で最もしっくりくるでしょうか。

ちなみにボクは、「複業できるぐらいのキャリア自立」を考えたとき、新しいものを身につけて「能力を発揮するぜ!」というよりは、どちらかというと、「変化や新しい環境に対応する能力」みたいなところが、一番近いかなと思います。

なので、エンパワーメント、レジリエンス、アダプタビリティ、エンゲージメント、フルフィルメントの5つの中では、キャリアアダプタビリティが言葉の意味としては、もっとも近い言葉の印象です。

今日の問い

キャリア自立に対する意味付け、みなさんはいかがですか? みなさん自身が、これから、いままでのキャリアを生かして、複業のような形でセカンドキャリア、サードキャリアを考えていくときに、どんな目的や意味を持たせるのか。そのあたりを考えるきっかけになるんじゃないかなと思って、この5つの言葉を挙げてみました。

というわけで、今日の問いは、「あなたにとって、もっともしっくりくるキャリア自立の意味は何ですか?」という問いを投げて終わりたいと思います。

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