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#59 あなたにとって自立とは何ですか?【キャリア自立コーチング】

竹内義晴です。この番組は組織づくりやコミュニケーション、キャリアデザインなどの人材育成、複業やテレワーク、多拠点ワークといった「これからの働き方」についてゆるゆるとお話をしていく番組です。今日の話が面白かった、あるいは参考になったらフォロー、コメントなどいただけると嬉しいです。

今日は5月29日、月曜日ですね。また週の始まりですけれども。今回から[
複業できるぐらいにキャリア自立をする10分間コーチング」をはじめていこうかなと思います。

「キャリア自立」という言葉について

さて、この「キャリア自立」っていう言葉が適切なのか? というのは、まだ悩んでいるんですよね。なぜならば、キャリア自立というと「一人で立つ」みたいな感じがありますが、必ずしも、一人で立つだけが自立じゃないなっていう気がしています。

なので、言葉尻りが適切なのかどうかというのは、なんとなく思いながらも、だからといって、それを考えていてもなかなか始まらないので、まずは始めてみてですね、話していくプロセスの中で、新たな言葉が見つかったとき、ひょっとしたら「キャリア自立」という言葉を変えるかもしれません。

今日のテーマは「自立とは何か?」

キャリア自立について話していくと、まあまあな回数になるような気がしています。というのも、複業できるぐらいにキャリア自立することを考えたとき、「マインドセットを変える」とか、「自分を言語化する・棚卸しする」とか、「自身をわかりやすく伝える」とか、「周囲から信頼されるようになる」とか、「お金について知る」とか、「出会いを作っていく」みたいな、ひょっとしたら他にもあるかもしれませんが、項目的にはいくつかあります。

また、「マインドセットを変える」という部分だけでも、項目的には複数あるなって思っていて。

今日は、「マインドセットを変える」の、「自立とは何か」を定義してみようかなと思います。

なお、キャリア自立の話をしていく中で、「これは、こういうものだから、こうせよ」みたいな言い方はできるだけ気をつけていきたいなって思っています。なぜならば、未来に対して、どのようなキャリアを形成していくかは、個人によって違うからですね。

今日の「自立を定義する」では、みなさんにとって、「自立とはどういう状況か?」を考えてみては? というお話をしていきたいと思います。

ここからお話する内容は、あくまでもボクにとっての話です。なので、最終的には、「あなたにとって、自立とは何ですか」を考えてみてほしいと思っています。

ボクにとっての「キャリア自立」とは?

「じりつ」を漢字で書くと「自分で立つ(自立)」とか、「自分で律する(自律)」という字を書きますよね。なので、先ほど申し上げたように、自立っていう言葉には「一人立ち」みたいなイメージがあります。

一方で、いくら「自立」といっても、人は一人では生きていけないし、仕事をしていく上では必ず第三者との関係性があります。

たとえば、お金面での自立っていう、その1つだけ考えても、自分が何かのサービスを提供する、それに見合った対価をいただくことを考えたとき、「お金をいただく」という関係性を考えると、必ず第三者との関係性が必要です。

株みたいなものに投資するんだったら、ひょっとしたら一人でできるかもしれませんが、株を投資するにしても、その先には企業がいて、その先には人がいるわけで。

そう考えてみると、やっぱり、自分と第三者の間に何かしらの関係性があって、そこで初めて、「一人で立つ」ことができると思うので、結局、自立と言いながら、必ず第三者との関係性があるとボクは思っています。

自立とは、依存関係である

あと、自立といっても、結局は依存関係なんじゃないかなって思っていて。

少し矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、「1人で立つ」ということは、ある意味、お互いがお互いの人生には責任を持ちながらも、ある部分では依存している状態だと思うんですよね。

依存っていうのは、べったり依存するのではなくて、お互いに信頼関係を持った人たちが依存している状態。「あの人の言うことだったら信頼できそう」とか、「あの人の仕事だったら間違いなさそう」とか、そういったところに信頼されて、その関係性っていうのが構築されていく……そういうものだと思います。

なので、自立できている状態っていうのは、いい意味で信頼関係で依存しあえているっていう状況なんじゃないかと、ボクは考えています。

複業とは、依存先が複数ある状態

では、複業がどういう状況かといえば、「依存先が複数ある」っていうような形ですね。仮にどちらか一方がコケてしまってもいいように。

ここでいう、「コケてしまっても」とは、たとえば、いまのように変化が激しい時代には、同じことをずっと続けていては、永続するのはなかなか難しくなってきています。実際に、企業が生存できる年月も短くなってきています。

そういう意味で、「永遠に……」というのはないと考えたときに、ひょっとしたら、所属している企業が、何かの原因でコケる場合があるかもしれません。

そのような状況のとき、それこそ自分の人生を委ねるように、一社にべったり依存していると、そこに委ねるしかありません。

でも、依存先が複数あると、「こっちがコケても、こっちがあるから、とりあえず生活はできる。最低限のご飯は食べられる」みたいな状況を作れます。

なので、ボクにとって自立とは、自分で立ちながらも、誰かといい関係性を築いて、依存関係がある状態。複数の組織に依存しながらも自分自身では自立している状態。そんなふうに定義してみようかなと思います。

「あなたにとって、自立とは何ですか?」

というわけで、今日は最後に、次の問いを投げて10分間コーチングを終わっていきたいと思います。

「あなたにとって、自立とは何でしょうか?」

今後も、こんな感じでしばらくの間、複業できるぐらいのキャリア自立に対する話を、みなさんと考えながら進めていきたいと思います。何かあればTwitterやFacebook等でコメントをお寄せいただけると嬉しいです。

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