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#48 キャリアの言語化とサイボウズで取り組んだこと【キャリア形成&地域複業】

竹内義晴です。この番組は、組織作りやコミュニケーション、キャリアデザインなどの人材育成、複業やテレワーク、二拠点ワークといった「これからの働き方」についてゆるゆるとお話をしていく番組です。今日の話が面白かった、あるいは参考になったらフォロー、コメントなどいただけるとうれしいです。

はじめに:今日はサイボウズの稼働日です

今日はですね、サイボウズの稼働日なんですよね。いま、週の2日、木・金にサイボウズの業務をするような形で働いています。状況によっては、それ以外の時にグループウェアで連絡があったら返信したりすることはありますが。

個人的に、返信を貯めておくよりも、パッと返せるものはその時に返してしまったほうが気持ち的に楽なので、そんなような感じにしていますけど、ガッツリ業務をするのは木・金曜日になっています。

昨日のお話は、複業文脈における「自立とはなにか」

昨日はですね、複業文脈における「自立とは何か」という話をしました。


自立っていうと、なんかこう、独り立ちみたいにイメージされる方もいらっしゃると思うんです。だけど、ボク自身、過去に起業して、サイボウズで複業を始める前は、ボクの過去の生い立ちでその辺にも触れていますけど、事業として成立させるためにまあまあしんどかった時期もあったんですよね。

最近、起業を勧めるものもかなりありますが、「独りで立つ」というのは経験値もいるし、言うほど簡単ではないってボクは思っているんですよね。

なので、複業における自立というのは「独り立ち」というよりは「依存先を複数に増やす」と理解してもらえるといいかなと思うんです。

一方、依存先を複数に増やす上では、自分を「ちゃんと知ってもらう」とか、「こういうことができます」ということを先方に知ってもらう必要があるので、そういう意味でのキャリアの自立、仕事の自立っていうことは必要だと思うんです。

だけど、決して「独り立ち」するというのではない。「依存先を複数に増やす」みたいに捉えてもらうといいのかなと思います。

「自分を知ってもらう」ために

先ほどお話をした、「自分を知ってもらう」っていう上では、自分の「スキル」であるとか、「人となり」を言語化していく必要がどうやらありそうだ、といったときに、「それって、どうすればいいのかな?」って思ったんですよね。

その問いに、ボクには1つ「大切なのって、こういうことだな」って思うエピソードがあるんですよ。

地域複業の取り組みで悩んでいたときに思い出したサイボウズでのエピソード

2021年に地域複業の取り組みを始めて、地域の企業の開拓の課題であるとか、あるいは働く人々の自分自身のキャリアを言語化できないっていう課題にぶち当たっていて、「これ、どうすればいいんだろうな?」って思っていた時期がありました。

そのとき、ある「過去の経験」を思い出したことがあるんですよね。

その、過去の経験というのは、2017年にサイボウズが「複業採用を始めます」っていうのを見て、ボク、それに申し込んだんです。

それから面談みたいなことを重ねて、実際に働くようになったんですけど、書類審査が通って、サイボウズの東京オフィスで、当時のマーケティング担当の部長と面談をしたんですよね。

そのときにいろいろ話をしたときに、確か最後の方に言われたことがあったんです。それは「竹内さんの場合は、ポートフォリオにご自身の経験が書かれていたので、どういうことができる人で、どういう人となりなのかがだいたいわかりました」って言われたことがあったんですよ。

昨日のnoteにも貼ったんですけど、ボクは、自身のポートフォリオをずっと書き続けて、書き溜めているんですよね。「いままでこういうことをやりました」「こういうところで落ち込みましたけど、そこから這い上がってきました」みたいな、人生のモチベーションマップであるとか。

あるいは、これまでどんな仕事をしてきたかっていう「実際のアウトプットの情報」であるとか、人となり。「性格としては、こういう感じの人です」とか、「自分にとって、大切なのはこういうことだと思ってます」とか。「ここを見てもらえば、ボクの大体の人となりとか経験値、できること、大切にしていることがわかる」みたいなことを書いてあるんですよ。

で、サイボウズに入社するときの面談で言われた、「ポートフォリオを見て、大体、人となりがわかった」という経験、「これ、結構大事なんだな」って思ったんですよね。

自分を言語化・可視化する

地域複業で「今後、どういった取り組みをしていけばいいのか」に悩んでいたときに。「そうか」と。こういったことが、一人ひとりできるようになったら、ひょっとしたら、いきなり複業マッチングにはならないかもしれませんが、少なからず「この人は、こういうことができるんだな」「この人は、こんな人となりなんだな」っていうことがわかる、と思ったとき、「何か、これを仕組み化できないかな」って思ったんですよね。

でですね、ボクいま、サイボウズで「社長室」っていうところにも所属してるんですけど、そこでですね、サイボウズの中で「自分を言語化できるために、どんな取り組みが必要なのか」っていうことを社内実験してきたんですよ。その、詳しい内容については、重要なノウハウかなと思っているので、直接お話するような機会に話せればいいなと思います。

だけど、「だいたい、こういうふうにすると、自分を棚下ろしして、自分の強みが見えて、わたしはこういう人だと、うまく言葉に、ていねいな言葉には並べられなくても、少なからず棚下ろしぐらいはできそうだな」っていうぐらいにはなったんですよね。

今後は、「この仕組みを働く人たちにどうやって届けていけばいいのかな」っていうのが現在のフェーズです。

未来の「キャリア」や「働き方」、地域の「課題解決」のための話がしたい

できればこれから、「いままで、会社のために働いていたけれど、今後は、社会との接点をつくり、いままでのキャリアを生かして、今度どう社会に役立てていくか」――そういったことを考えている人たちと集ったり、話ができたりするといいなと思っているんですよね。

また、企業の人事の方であるとか、人材育成に関わっている方々の中で、いままでのように「社員が新入社員で入社して、65歳ぐらいになって定年。キャリアがそこで切られて、さよなら……」っていう、生涯を会社の中だけで終えるいままでのモデルに、「これだけじゃまずいんじゃないかな」「今後、こういうことが必要なんじゃないかな」って思っている方々と、何か話ができていけたらいいなって思っているんですよね。

こうして、いま情報発信をしていますが、いままでボクがどういう取り組みをしてきて、これからどんなふうにしていきたいのかっていう話をずっとしてきたことの真意は、実はこの辺りにあるんですよね。

現在は、ボクの中にある課題感から、少しずつ実験を重ねて、言語化して現在に至りますが、これからも、もっともっとこういった課題感であるとか、「今後は、こういったことが必要だ」と思うことを、より言葉に乗せて伝えていきたいなと思っています。

というわけで、今日のお話はここまでにしたいと思います。

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