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#384 若い世代が地域でDXを学べる環境づくり―僕がサイボウズの「そでらぼ」で取り組んでいること

竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆるとお話をしていく番組です。


朝、収録するようになって

以前、この番組の収録は夕方以降に行っていたんですが、最近は、朝行うようにしています。朝、収録しておくと、夜、ゆっくりできていいですね。

いまですね。サイボウズのソーシャルデザインラボでの、僕のマイプロジェクトというか、取り組みについてお話をしています。

これまで、ソーシャルデザインラボについて、そして、僕が自分ごと化している課題認識。いま、新潟県上越エリアで取り組んでいることについてお話をしてきました。その内容は、noteにはリンクを貼っておきます。

いま、取り組んでいることは多くく分けると3つあります。

  1. 地域副業

  2. 地域の企業が抱える課題と人材育成を同時にできるプログラムづくり

  3. 若い人材が、DXなどこれから必要になることを学ぶ場づくり

今日は3つ目の話をしたいと思います。

僕が自分ごと化している課題認識

これまで僕が自分ごと化してる課題認識ということで、今後の少子高齢化問題ですよね。

昨日もちょうど、「消滅可能性自治体」の関する情報がメディアで流れていましたね。人口戦略会議によれば「日本で4割の自治体が、2050年に消滅する」ということでした。

そうなっていくと、今後、地方の企業は、人材不足……という言葉では生ぬるいぐらいに、人の問題が起こってくるでしょう。そういった時に、地域の企業は、地域の中だけだと人が減少していくので、時間とか場所の制約がなく、地域の外との接点をつくって、仕事をしていくことが大事なんじゃないか、と思っています。

地域の外の人材との接点をつくる時に、複業という形もそうだし、テレワークのような働き方もそうだし、こういった形が実現できるようにしていくことが大事ですよね……っていうのが、いままでお話ししてきたことです。

地方企業のデジタル化も必須

あとね、もう1つ。

今後、地域の企業が人口減少に直面した時に、地域の、地方の企業ほど、デジタル化とか、仕事の効率化とか、情報共有とかが必要になってきます。さきほどもお話したように、地域の外の人たちと接点を持ちながら、仕事をしていくためには、その会社のDXが必要になってくるので。

このような取り組みが、地方の企業ほど大事になっていくんじゃないかと思います。

地方のDX推進には、若い人材の学びが必要

若い世代の人たちがこういったことを学ぶためには、いままでだったら、地域の外で学ぶことが一般的でしたよね。

特にITなどは、新潟の中でも、〇〇情報大学や、〇〇情報専門学校みたいな学校もなくはないかもしれませんが、高度なことを専門的に学ぼうと思ったら、学べる場は少ないです。

僕自身、以前プログラマーでしたが、少し前のITは、専門的なプログラミング言語を覚えて、それを使って情報システムをつくる……というのが一般的でした。こういったスキルと本当に学ぶとしたら、ITを専門的に学べる大学に行きたいと思うのが普通じゃないかなと思うんですよね。

そうなると地域外に若手人材が出て行ってしまいます。大学進学の際に地域外に出ると、地域外で就職することになって、地域に人材が残らないというような問題がありました。

高度なプログラミング言語を知らなくても、DXを推進できるツールがある

幸いなことに、いまは必ずしも、高度なプログラミング言語を知らなくても、業務改善に必要なことができる、便利なツールが出てきてるんですよ。サイボウズの製品では kitnone って言うんですけど、高度なプログラミング言語を知らなくても、簡単な画面の操作で業務改善に必要なアプリケーションをつくることができるツールがあるんです。

プログラム(コード)を書かなくていいので「ノーコードツール」って言うんですけどね。

このようなツールの使い方を、地域の若いみなさんが学ぶ。しかも、地域の中で学べるようにする。それができると、いいなと思っていて。

というわけで、いま、その仕組みをつくっています。

地域でDXを学び、地域の企業で働く

具体的な話は、もう少し先にしたいと思いますが、地域の中で、これから、地域の企業に必要となるDXを学べる。そして、それを学んだ若い世代のみなさんが、地域の企業で働けるようになる。

そうすると、これから必要なことを知識を身につけた若いみなさんが、地域の企業の中に入っていく。そうすると、地域の企業はこれから必要なことを自分の会社で実践することができようになる……ということなんですよね。

これについては、もう少し先に、きっとお話することになると思います。

これが、僕がいま、新潟県上越エリアで取り組んでいる3つです。まとめると……

  • 地域で副業できるようにしよう。地域の企業と、都市部をはじめとした地域外の人たちが仕事を通じてつながろう。移住しなくてもリモートのような形で関われるようにしよう!

  • 地域と、仕事を通じた往来をつくる。地域企業の課題を解決するために、地域外の人材の方をお招きして、研修という形で、地域企業の課題を、地域外の人材といっしょに考えて、課題を解決していこう!

  • 地域の中で、特に若いみなさんが、DXをはじめ、これからの時代に必要となるDXを学べる場を作ろう!

というのが、僕がいま、取り組んでいる3つです。その中で、2つ目と3つ目は、もう、ほぼ形になってます。

課題は、楽しく解決したい!

というわけで、これからもさまざまな課題があると思いますが、それらを楽しく、いま、できることやりながら、これから来るであろう社会……特に少子高齢化の課題がありますが、あまり悲観的に捉えていても楽しくできないので、これを機会に変えていこう! というのが、僕が取り組んでいることです。

というわけで、僕がサイボウズのそでらぼで取り組んでいることの話は、これで一旦終わろうと思います。

ただ、これらはそでらのの話だけではなくて、結局、地域の中での関わりだったり、いろんな関わりの中で構成されていくものです。なので、明日はそのあたりの話をしてみようかなと思います。

じゃあ、今日の話はこれで終わりにします。じゃあね。バイバ~イ!

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