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井形 慶子 著 イギリス式 小さな部屋からはじまる「夢」と「節約」2010年2月12日

 おはようございます。自称「特に女性にすすめたい女」神垣です。

 夢という言葉が

 あまりにもまん延しているので

 今さら夢について語るのは気がひけますが…

 夢には
 少しずつ“にじりよっていく”。
 それでいいのではないでしょうか。

 井形慶子さんの
 『イギリス式 小さな部屋からはじまる「夢」と「節約」』
 を読んで、改めてそう感じます。

 夢を「目標」という言葉に置き換えてもいいでしょう。

 今より少し先の自分がどうなっていたいか。
 そのためには今、何をすればいいのか。
 一つ実現できれば、その次に進めます。

 歩みは遅くても
 進みながら考えたり、軌道修正したりできますが
 止まったままでは、何もしないのと同じ。

 本の前書きに
 「仕事は、社会に自分の能力を還元すること。お金はその代償」とあり
 その通りと思います。

 仕事に「生きがい」とか「やりがい」を求める前に
 まずは、社会の一員としての自分を自覚して
 きちんと与えられた役割を全うできるか…
 そこからが最初の一歩。

 仕事に限らず
 長い目、広い視野で
 自分と自分を取り巻く環境、そして自分の進むべき方向を
 確認しておくことはとても大切です。


 本書に書かれている“イギリス式”の考え方やライフスタイルが
 一番とは思いませんが、学ぶ点は多くありました。

 例えば、第六章の「恋愛を逃げ道にしない生き方のススメ」にあった

 「食い違いや不快な出来事に遭遇する際、
  黙って去っていったり、相手を無理矢理かえようとするより
  “What is the point?”
  ――『何が問題なのか』をはっきりさせることで、
  ビジネスも愛情も育っていく」
 というくだり。

 「嫌なものは嫌」と不快に思いながら
 人に愚痴って終わり、という人がいるけれど
 それって、一時的に発散はできても
 根本的な解決にはなっていません。

 なぜ、何が問題なのか、と解決の糸口を探そうとしないのか…

 自分や周りの事例に当てはめて
 「なるほど、そうよねぇ」と感じることが本書には多くありました。

 最後の六章だけでも読む価値あり! です。
 特に、なんだかな~とすっきりしない気分を抱えている
 女性におすすめです。


井形 慶子 著『イギリス式 小さな部屋からはじまる「夢」と「節約」』

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実は、うちの夫が井形さんのファンでして…。
またしても夫の受け売りで読んでしまったけど、良かった1冊。

(VOL.1212 2010年2月12日配信 メールマガジン あとがきより)

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