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【感情はコンパス】直感が教えてくれた、「心の痛み」警告

時に、直感に従って生きることは大切だと感じます。とはいえ、理性的に判断するのが常な世の中。しかし、このように左脳に偏ってばかりいると弊害が起きます。心の痛みを無視すると、自分がとても傷つくからです。本当に幸せに生きるためには、直感と理性を上手に活用していくことが大切。それをこの記事でわかりやすくお伝えしていきます。


直感の正体

結論からいいますと、直感とは「自分の本音」です。本音には思考がありません。数秒考えてから出した答えではなく、即でてきた答え。それも自分にとっての最善の答えだったりします。あれこれ忖度せず、本能で察知した完全なる自分の経験則だから。しかし、多くの人はせっかくのこの直感をキャッチしようとしません。自分の本音よりも、理性を優先しているからです。

理性についてはご存知ですよね。頭で考えたことです。左脳的とも言われる、社会的な、一般的な、俯瞰した見方のできる能力こそが理性です。直感とは正反対に位置するような考える脳です。

直感をキャッチする

先ほど、多くの人は「直感をキャッチできていない」とお伝えしました。では、どうすれば受け取れるのか? 一言でいうならば、感情に従うことで直感をキャッチできます。「でも、なんでもかんでも感情に揺さぶられていたら生きてはいけないですよ」と思う人もいるでしょう。ここ、少し違うんですよね。そうではなく、一瞬の違和感を大切にしているかどうか。

例えば、ご飯を食べにお店に入ったとします。しかし、入った瞬間に感じた謎の違和感があったらどうでしょう(一度は経験ありますよね?)。ここで、「でももう入ったし、ここでいいか〜」と妥協するのか、「なんか嫌なので、別のところに移動しよう」と自分の心地よさに耳を傾けた行動をするのか。つまり、自分の本音に重きをおくかどうかの違いです。

・直感とは感情である

世間一般的には、感情的な人は嫌われます。わがまま、協調性がない、人の迷惑、まるで子ども、自分のことしか考えていないなど、嫌われるような要素はたくさん出てきますね。しかし、これはネガティブな物の見方になります。感情とは、本当はもっと自由で幸せな方向を教えてくれるアンテナなのですよ。

・感情のメリット

では、感情についてもっとポジティブに見ていきましょう。言葉にするならば、自分軸を持っている、意欲、情熱、ワクワク、自分の期限は自分でとる、など。メンタルに強く関わるのが感情です。感情が豊かだと、幸せを感じやすいです。楽しむ力が出てきます。喜びに溢れる人になっていきます。つまり、豊かな感性を持つことができるのです。

・感情を認識する脳

ここで、感情はどこで感じているのかをお伝えします。結論、脳と心です。近年では、心がキャッチしているものは「実は脳が認識している」と言われています。脳の神経伝達物質がそれにあたります。また、脳の思考癖なんて言われていたり。最近の研究でわかっていることでもあり、私自身も経験からそうおもっています。

このような脳の仕組みがあるからこそ、人は理性的な判断ができるようになります。だからこそ、人は社会的な生き物なのです。コミュニケーションがとれます。しかし、重要なのはここから。

・目には見えない心の感覚

脳だけではなく、心でも感情を認識しているということ。ちなみに、心はどこにあると思いますか? 脳のように、ここだ!という場所が明確ではないですよね。目には見えないけれど、感じられるのが心です。当たり前のようなことを言いましたが、よくよく考えてみれば不思議ですね。

感情は直感だった

心というパーツはどの部位に当たるのかわからずとも、おそらくは心臓付近で感じているはずです。例えば、「心が痛い、ズキズキする」などと感じたことが一度はあるはずです。私は昔、ある人から心無い冷たい言葉に傷つきました。心が痛くて、思わずギュッと手で抑えるほどに衝撃的でした。心の存在は目には見えずとも、確かに存在しています。これが、感情であり直感です。

心の痛みこそ、コンパス

嬉しいことに対して、人は鈍感です。意識をしないとスルーしがち。しかし、辛いことには敏感です。まるで皮膚の痛覚かのように、痛みを瞬時に感じ取ることができます。これって、なぜだと思いますか? 理由は明白です。危険だと教えてくれているからです。目には見えないからこそ、唯一の指針です。「違うよ!」と教えてくれている心のコンパスになっているのです。

・痛みを感じたのなら離れること

危険なものからは距離をとりましょう。当たり前のことを言っていますよね? もし、刃物を振り回している人がいたら、あなたはどうしますか? 普通は逃げます。その場から離れるのは当然です。ここで、戦いますか? それとも「やらなくていけないことがあるので、ここから離れない!」など何かしらの理由を言って留まるのでしょうか?

・心が痛い時点で、傷

心に痛みを感じた時点で、実はもう見えない傷を受けています。上記で例えるならば、刃物をかすった状態。刺さった人もいるかもしれません。どちらにしても、これ以上は自分にとって危険な環境です。直感が感情として、緊急性をもって自分に教えてくれています。他でもなく、自分の本能が。

たとえ誰かが「ここにいろ」と言ったとしても、自分にとっては危険なので従わなくていいです。心の痛みは、自分のポジションと安心を教えてくれています。目には見えないからこそ、多くの人は心の痛みをスルーしがちなのです。本当は十分に傷ついているのにも関わらず。そこまで自分を犠牲にする生き方、しなくてもいいとは思いませんか?

直感は知っている

先ほどは、心の痛みという緊急度の高いお話をしました。次は、緊急度は高くはないけれども、誰もが日常的に味わう場面の話です。初対面で人と会った時のこと。これこそ、まさに直感力がものを言います。出会って0.1秒で感じたことは、自分にとっての正解だという話です。

・自分にとっての正解

理性的な判断以上の、ものすごい強い判断材料です。いえ、判断というには反応があまりにも遅いですね。それに少しズレています。本能的といっても良いでしょう。一瞬だけれど確かに感じた「なんか合わない」は、後々わかってきます。一方で、一瞬で「いいな」と思ったものは、自分に合っています。自分にとっての正解です。

【まとめ】幸せへの透明な羅針盤

ここでまとめますと、直感とは感情です。感情に従えば、自分の幸せがわかってきます。自分は何を大切にしており、何が嫌なのか。とはいえ、すべてを感情で判断すると人間社会では生きていけません。様々な関係性の中で、時に妥協もありながら生きていますからね。

だからこそ、感情の中でも大切にしたいのは「心の痛み」です。痛覚はかなりの危険信号です。一瞬で痛みを感じますよね。それ、相当のダメージですからね。刃物で傷ついたのに、止血をしないのは違いますよね。目には見えずとも、自分の幸せを傷つける痛みからは距離を置いてください。自分の本音を大切にしていきましょうね!

※この記事は、2024/3/27 に書いたものです。
※【私のブログSTART】2024/2 WordPressにて開設→2024/4 現noteに移転

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