ChatGPT時代における会計士の生き残り戦略を考える
こんにちは。筆者は、監査法人に約14年ほど勤務して、監査業務を行い、今は一般事業会社に勤めるサラリーマン会計士です。
さて、ChatGPTというツールをご存知でしょうか。
筆者が勤めるIT企業でも、大変な話題になっており、利用料20$ほどかかりますが、会社による補助も出るためとりあえず触ってみました。
監査法人に勤める会計士の皆様は、騙されたと思って、まずは、20$を課金いただき、ChatGPT(GPT4版)を触っていただくとよいと思います。
例えばこんな使い方ができます。
いかがでしょうか。
もちろんそのまま使えるわけではありませんが、映画アイアンマンのJ.A.R.V.I.S.のような、AI秘書が急に現れた感覚に襲われます。
何かを調べようとするときですとか、議論のたたき台を作りたいときには、とても便利なチートツールが世の中に登場したということがわかっていただけたと思います。
ChatGPTの登場により、監査現場には、どのような変化がもたらされるのでしょうか。
もしかすると、監査チームサイズの縮小と監査時間の効率化が急激に進むのかもしれません。
例えば、ChatGPTの利用を推奨することで、監査チームディスカッションに参加する人数が、絞られ、ディスカッションの時間も短くなるといった具合にです。
それは、すなわち、ChatGPTに会計士の仕事の一部が奪われたことを意味するでしょう。
では、これから会計士はどのように生きていけばよいのでしょうか。
会計士は、AIができないこと、にフォーカスしていく必要がありそうです。
人としての経験・個性・身体性、このあたりだけが、代替されずに残るような気がしています。
人としての経験・個性・身体性、を監査法人にいながらどのように身につけていきましょうか。
身体性は、積極的に工場、店舗、現場に行き、Face to Faceで人と会う、自分の目で見る、ということだと思います。リモートワークなんてしてたら、駄目です。
ですが、経験・個性を身につけていくのは、大変難しそうですよね。
いっそ、監査法人を辞めてしまい、小さな会社でもよいので、役員になってしまう、というのはいかがでしょうか。
監査法人に勤務されている方は、取締役会議事録のレビューを毎四半期実施されていると思うのですが、取締役会に参加したことがあるという方は、あまり、いらっしゃらないのではないでしょうか。
このように、自分自身をレアキャラ化(ノーマルレア→レア→スーパーレア→ウルトラレア→シークレットレア→アルティメットレア化)して、ブランディングしていくことが、これからはより、求められているのではないかと思っています。
最後に、この動画おすすめです。
皆でAIを超えた芸人になりましょう!
PS.監査法人にお勤めの方は、繁忙期がまだ続いていらっしゃる方が多いかと思います。お疲れが溜まっていると思いますので、どうか、ご自愛下さい。
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