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犬の温度は”色”よりも”被毛の種類”が大事かも。

 こんにちは。げーしーです。
買って3年目の車(トヨタもカローラフィールダー)をついにぶつけてしまい、傷以上に心の凹みが半端ない今日この頃です😭😭


 まだまだ暑い日が続くと思いますが、自分がふと思った疑問が解消された論文があったので紹介したいと思います。

▲黒い犬ってどのくらい暑いんだろう??
 皆さんも小学校の理科の授業の時に日光を鏡で反射させて壁に貼った白い紙と黒い紙に光を集めてどちらが熱くなるか?という実験をやったことがあると思います。

理論としては光はものにあたると反射をするのですが(それが色として人間の目に視認できる)黒は光を反射せずに吸収してしまう傾向があり、そのエネルギーが”熱”として使われるため熱くなってしまいます。
ざっくりと説明するとこんな感じ。

では黒い犬はどのくらい熱くなるのだろう?と思っていてやっぱり熱中症とかになりやすいのだろうかと何となく考えていました。

今回は黒いラブラドールと黄色いラブラドールの2種類を使っての実験を行いました。内容は30分間直射日光下による散歩でどのくらい直腸温度、体表面温度、眼科温度、胃腸温度が高くなるのかというシンプルな実験です。

フェーズを3つに分けて温度を測定しました。
1、散歩する前の日の当たらない場所での温度測定
2、日光下の散歩直後の温度測定
3、水を飲ませ涼しいところに15分放置した後の温度測定

この3つで温度を測り、上昇具合や冷却時間の違いや差を黒い犬と黄色い犬で見る内容です。

▲結果は??
 結果は驚くことに黒い犬でも黄色い犬でもゆっくり散歩した時の体温の上昇具合は同じであり、また冷却する割合も大差がないという結果になりました。
またこの実験では十分な水分を摂らせて、涼しいところで15分間いることで正常の体温まで戻るという結果も得られました。

▲体表面はの温度は色よりも被毛の種類の方が大事かも??
 今回の実験で参考にした文献で犬の被毛の長さでの体表面温度と直腸温度の違いを調べた論文があります。こちらではショートコートとロングコートでの直射日光による温度の上昇具合を調べたものになります。

結果として毛が短い方が長い毛の子よりも体表面温度が上がりやすく、直腸温度には変化がないという事でした。

これらの事をまとめて述べると
・被毛の色の違いで直射日光による体温の上昇率はこまで変わらない。
・色よりも被毛の長さや種類、そして毛が長い方が体表面温度は低くなる。

という事が言えるみたいです。

 いかがですか?結構意外な結果になりましたよね。色は黒でも黄色でも、そこまで変わらないというのと、被毛は長い方が表面温度に関しては低くなるというのは驚きの結果でした。
飼い主さんからも「熱くなるからサマーカットにしたの」なんてよく聞きますが逆効果なのかも知れません。自分自身も知らなかったので反省です😓

もちろん、様々な条件下で調べる必要があるのでまた変わるかも知れません。また新しい情報が入ったらすぐに共有したいと思います!

では。♪(´ε` )





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