【初体験】ゲラ読みをさせていただきました!<後編>
先日ひょんなことから申し込みさせていただいた林伸次さんの新刊のゲラがお盆休みに届きました。2度読ませていただいたので感想をアップします。
本が出るのは10月の予定だそうですが、皆さんも早く読みたいですよね?
とはいえネタバレしたら良くないと思うので、極力その辺は避けて書いていこうと思います。
↓それまでの経緯は下の記事をご参照ください。
<以下感想>
現実とファンタジックな空気が入り混じっているお話の集まりだなと感じました。最初どこまでが現実なのか?脳がバグる感じがして没入できませんでしたが、いつの間にかお話の世界に入り込んでいました。
・導入部
飲みに行ったバーのマスターから昔話を聞かされてるような感じ。
昔(30年近く前)によく行っていたバーのマスターを思い出す。
林さんの人柄も感じられ、BOSSAに行った気分になれて良かったです。
導入以降はショートストーリーの集まりなのだけど、最後のお話を読むとつながりが分かる仕掛けになってました。
一つ一つのお話は少し不思議だったり、切なかったり、心温まるものだったりとバリエーション豊かで読みごたえが。
レモネード(多分正確に言うとスカッシュだと思うが)が飲みたくなる、読後感の爽やかな作品集でした。
最終的に一つ一つのお話が最後のお話でまとまりスッキリするのですが、そのすっきりをみんなが求めていないのかもしれないけど、私としてはこことここが繋がってたのか!という発見がパズルを解いたときのように気持ち良かったです。
恋愛小説が好きな方はきっと満足される作品だと思います。
10月に書籍が刊行されるのを楽しみにしています。
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