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ひねくれのススメ

プロフィールにも明記してしまう程、自分のことをあまのじゃくだと思っている。

そんな自分にとって「頭がオカシイ」は、ホメ言葉だ。
「ヤベェやつだ」と言われると嬉しくなる。

なんでそんな風になってしまったのか?

自分でもよくわからない…
ただなんとなく、思い当たる節もある。

「普通」とか「平凡」という烙印を押されることに対して、恐怖に近い感情を抱いてしまう。

このことがきっと、関係しているような気がする。

かといって、やたら目立とうとして変なことをしたり、異常性をアピールするようなことはしない。
と思ってはいるけど、実際に周りの人がどう感じているかはわからない。


それはそれとして、いつの頃からか「普通って、つまらないな…」と思うようになった。

そのことがきっかけで、「みんなと同じである安心感」みたいなものにも、興味がなくなった。

みんなが熱狂しているような、メジャーなものとは距離を置いて、逆にみんなが選択しなかったようなマイナーなものをチョイスするようになった。


ここで1つ補足事項として伝えておくと、別にみんなでワイワイやる事が嫌いなワケじゃない。
どちらかといえば、好きな方だと思っている。

趣味で続けているスポーツも、個人競技にはあまり惹かれない。
多様性とコンビネーションが楽しめる、チームスポーツが好きだ。

チームの中にいるからこそ、みんなとは違う視点が個性として生かされ、違いを生み出せる特別な存在になれる。

ただ、それと同時に、ひとりの時間もないと苦しくなる自分もいる。

ずっと誰かと関わり合ってると疲れる。
そんな時、無性にひとりになりたくなって、意識してその場から離れたりもする。

最近は、コロナの影響で、めっきり飲み会もなくなってしまったけど、よくやっていた時は、飲み会を自分で企画して人を集めといて、3次会の途中あたりで、急にみんなでワイワイしてるのがめんど臭くなって、ドロンしてしまう。

もちろん、飲み代は多めに店の人に渡していく。そしてその後、ひとりで落ち着いて飲める店に行って、朝まで呑んだくれる…


だいぶ話がそれてしまったけど、日々、色んな集団(家族、会社、仲間内、等々)の中で、付かず離れずみたいなことを繰り返している。

そのスタンスが余計に、あまのじゃく感を抱かせるのかもしれない。

自分にとっては、ひねくれていることは、メリットしかない。

そのことで、普通の人が経験することの出来ないような、刺激的な毎日を過ごせている。

普通の人とは違う視点に立つことで、普通の人が気付かないようなことを発見出来たりもする。

そして今現在、その能力を最大限に活用することが出来る、経営者という仕事を目一杯楽しめている。


でもだからと言って、誰にでも おススメ出来るとは限らない。
色んな弊害みたいなものも、やっぱりある。

自分が気に入ったマイナーなものも、それがメジャーな存在になってしまうと、興味が失われる。
誰かがおススメするものは、基本的に信じない。

う〜ん、ひねくれてる…汗

スマホは出始めの頃から使っているけど、iPhoneにはしない。
みんながiPhoneを使い始める前から、Wi−Fi接続のメディア専用機として、iPod Touchをスマホと2台持ちで使っている。(なんの自慢だ??)

なんだかよくわからないこだわりに支配されてるな…と、自分自身でも呆れることが多々ある。

でも、そんな自分が嫌いじゃない。


つい先日、妻に「あなたに似てきた…」と言われた。

もうすぐ6歳になる息子が、小賢しくてひねくれていて、どこか哲学じみた物言いをするようになってきたらしい。

自分でも薄々感じてはいたけれど、「ふ〜ん…、やっぱり似ちゃうんだね〜」と言いながら、心の中では「よし!いいぞ!その調子だ。」とガッツポーズをしたい衝動を堪えつつ、息子の頭を撫でた。

志賀家の人間は、地域の中でも、ひねくれ者の家系として有名だ。
遺伝なのか環境なのかはわからないけど、確実に受け継がれていってるらしい。

そんなことを誇らしく思ってしまう辺りが、ひねくれを加速させている。


「どうしたら、そんな風になれるんですか?」
賞賛とも嫌味とも取れる、こんな質問をされることが結構ある。

自分のどんな所を見て、そう聞くのか…
その本心はわからない。
もしかしたら、ただの嫌味として言っているだけなのかもしれない。

ずっと、そういう問いかけに対して、なんて答えるのがいいかな?と悩んでいた。
でも今は、シンプルにこう答えるようにしている。

「ひねくれてしまえばいい。」

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