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ねこ預かりの記

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保護猫の預かりボランティア記録です。
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りんごの思い出

りんごの思い出

 少し間が空いてしまったが、猫預かりの記の新しい記事をお届けする。
 今回は、短い滞在になった「りんご」というメス(避妊済み)について記す。

ねこの入れ替わり 預かりボランティアの宿命として、同じねことずっと一緒にいることができないというものがある。せっかく慣れてきて、触れるようになったらお別れ……というのは切ないものだ。
 もちろん、人馴れさせるのが預かりボランティアの仕事だから、切ない思いを

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すじこの思い出

すじこの思い出

最初に来た二匹 すじこというねこがいた。
 預かりボランティアを始めた当初に預かった二匹のうちの一匹で、もう一匹のすももは長めに滞在することになったけれども、すじこはすぐに里親が見つかった。だから、すじこが会社にいたのは、おおよそ二週間くらいだったと思う。
 下の写真のキジトラがすももで、長毛がすじこである。すじことすももはそれぞれ別々の多頭崩壊現場からレスキューされてきたねこで、もともと一緒の暮

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ねこ、はじめました。

ねこ、はじめました。

二匹のねこがいます いま、これを書いているデスクの後ろの押入れに、キジトラのねこがいる。二階の社長室(寒いので冬は使っていない)の本棚と壁の隙間には、短足で長毛のねこがもぐりこんでいる。つまり、現時点で志学社には二匹のねこがいるということになる。
 ことの起こりはなんだったのか、もうよくわからないのだが、縁あって船橋に所在するNPO法人猫の森の「預かりボランティア」として、人馴れしていない保護猫を

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