【近江日野商人ロボットコンテスト】事前レポート #3 「ロボットをコースで走らせる」
日野町内の小中学生が街道を走るロボットづくりに挑む「近江日野商人ロボットコンテスト」。開催に至るまでの3ヶ月、参加者は週末公民館に集まり、プログラミングの勉強からロボットづくりに取り組みました。
事前レポート最終回は、参加者の皆さんがロボットをコースで走らせるまでの様子をレポートします。前回のレポートはこちらをご覧ください。
ロボットを装飾する
9月下旬の必佐公民館。
何やらみんな袋を持ってきています。何が入ってるんですか?
今日はまずロボットの装飾を行います。工作キットは会場にも用意してあるので、自由に使ってくださいね。
ロボットの装飾といっても条件があります。コンピュータ基板には直接装飾しないこと、電池の出し入れができるようにしておくこと、ビデオ端子やキーボードを抜き差しできるようにすること、センサーは覆わないこと。そして25平方センチメートル以内に収めること。これらに気をつけたうえで、自由にデザインしてください。
日野町の副読本の写真やイラストをコピーして使ってもOKです。
日野町のキャラクター「天秤坊や」も使っていいですよ。
どんな材料を使ってどんなものを作るかはみんなの自由。色々空想を膨らませて作ってみましょう。
なんと自宅で事前にパーツを作ってきた参加者も。気合い入ってますね。
なるほど、目玉シールをつけて走らせると面白そうですね。
サイズには規定がありますから、はみ出さないように気をつけてくださいね。
これは日野商人の傘のようですね。こういう発想力、すごいなと思います。
規定のサイズに合うかどうか、透明の箱を用意したので、それで試してみてください、、、と、どうもサイズに合わないようなので、仕方なく羽につけた装飾の一部を切ることに。
なんとか収まりました!
羽の部分にキャラクターをつけて振らせるという仕掛けを考える参加者も。ユニークで面白いですね。
ロボットコンテストのコースとルール
さて、ここでコースとルールの説明です。今回のロボットコンテストは、日野エリアから北関東エリアまでのコースを3分以内で往復するというのが基本ルールとなっています。でも、速く走るだけでなく、いろんなことをしてもらいます。
折り返し地点(北関東エリア)が今回のコンテストの要です。ここで後部につけたお椀を落とすとポイント獲得、地点に設置された俵や樽などを拾うとさらにポイントを獲得することができます。
難しいのが真ん中に設置された小判です。羽をうまく使うなどしてゲットすると、さらにポイントを獲得できます。
全部やるのは大変なので、効率よくどこまでできるかをそれぞれで考えて、ロボットを制御してみましょう。
ロボットをコースで走らせる
さぁこれらのルールを踏まえてプログラミング再開です。
これまでの記録をノートに記しておくと、より考えやすくなりますね。
さぁ、うまくコースで動くでしょうか?
白黒のシート上で、うまく想定した条件どおりにロボットが動くかを試してみたり、
実際のコースで試してみてもいいですよ。
このロボットは折り返し地点まで来ました。うまく折り返せるかを確かめたいそうです。うまく曲がるかな?
お。
おおお、曲がった。
うまく折り返しました!
こうやって自分なりにプログラミングしてみた結果があらわれると楽しいものですね。
だんだんコース上でのテストを行う人たちが増えてきます。
難しいのがこの折り返し地点(北関東エリア)ですね。前のバンパーなどでうまくアイテムをゲットします。
すごいですね。バンパーに手をつけることで、ごっそりアイテムをゲットしました。
。。。が、あいにくコースアウト。。ただ折り返すだけなら簡単だけど、アイテムも取って折り返すというのが難しいですね。
このロボットはアイテムが引っかかって動けなくなりました。こういうのはプログラミングだけでなく、実際に走らせてみて初めて気付くものです。
トライ&エラーを繰り返して、より良い走行を考えていきます。すごく難しいし大変だけど、この繰り返しがすごく大事です。
事前講習会がスタートしてから3ヶ月が経ちましたが、参加者の表情も少しずつ変わっていった気がします。
ちょっとしたミスでこれまで書いたコードが全部消えてしまいました。でも、どうやってロボットが動くのか理解できていたので、すぐに元通りにすることができたのです。凄い!!
事前講習会最終日
こうして、11月になりました。参加者も半袖から長袖に。
事前講習会も今日で最後です。本番と同様、コースも2つ用意しましたよ。
会場真ん中にはタイマーを設置。かわいいでしょ。
装飾も日に日にバージョンアップしていきます。すごくかわいいですね。
参加者のロボットも改良を続けてきました。1ヶ月前はコースアウトしましたが、今回は無事アイテムもゲットして、折り返すことができるようになりました。
さて、うまく行くかな?
行きは順調。問題は折り返し地点(北関東コース)です。
俵もゲット。羽を下ろして小判獲得を狙います。
おお、小判ゲット。
ちゃんと小判も羽につけて、往復を果たしました。素晴らしい!
本番コースで3分時間を測って、どこまでいくか試してみましょう。
コースで走らせたらテーブルに戻ってプログラミングの見直し。この連続です。
うまくいってもいかなくても、改良に改良を重ねていきます。こうしてロボットは成長していきます。
こうして事前講習会は終了しました。本当に皆さん、この3ヶ月おつかれさまでした。大会当日は頑張ってくださいね!
大会当日の観覧募集について
11月20日の大会当日は、どなたでも観覧することができます。ぜひ会場にお越しいただき、この3ヶ月間頑張った子どもたちの奮闘ぶりを応援してください。
開催日時・場所
日時:令和4年11月20日(日)9:30~15:00
場所:日野町立必佐公民館(滋賀県蒲生郡日野町大字三十坪1290番地)
スケジュール
9:00 開場
9:30 開会式
10:00 予選
12:00 休憩(デザイン審査)
13:00 決勝トーナメント・リベンジ戦
14:45 決勝
15:00 結果発表・表彰・講評
詳細・お問い合わせ
日野町役場生涯学習課生涯学習担当(電話: 0748-52-6566)
詳細は以下日野町ホームページをご覧ください。
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