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自分の得意な事が何か分からない人へ

私は、日曜日午後10時から毎日放送(TBS系)で放送されています「林先生の初耳学」という番組を、毎週楽しみにしています。

最近は、各界の著名人を招いて、林先生がインタビューする企画が多いのですが、11月14日の放送では「森岡毅さん」がゲストでした。

森岡毅さんという方を、ご存知ない方も多いと思いますので、簡単に説明させていただくと、日本を代表するマーケター、戦略家、実業家で、株式会社刀代表取締役CEOです。また、ビジネス書のベストセラー作家でもあります。有名な業績としては、経営不振だったユニバーサルスタジオジャパンを映画だけでなくアニメやゲームのコンテンツを取り入れて売上をV字回復させました。またその後、ネスタリゾート神戸、西武園ゆうえんちも再生させました。

その森岡毅さんが、インタビューとして答えた言葉で、最初に、印象深かったのは「どこに時間と労力を集中すべきか」です。世の中は「自分の力でどうしようもない事」と「自分でどうにか出来ること」が有り、同じ努力をするなら、

「自分の力でどうしようもない事」への叶わない努力をするよりも、 「自分でどうにか出来ること」へ、時間と労力注ぎ込む方が効率良く成果が出やすい、ということです。

次に、印象深かったのは「弱みが強みになったのを見たことがない」です。弱みを強みに変える努力は必要だけど、努力しても成果が出ないことが多い。では、どういう時に成果が出たかというと、強みからの方がやっぱり多い。

だから、弱みのところで成果を得ようとするよりも、強みを徹底的に鍛える方が成果が出やすいということです。

では、自分の強みをどうやって知るかというと、「自分はこういう事が好きだ」「自分はこういう事が得意なんだ」という事を見定めることから全てが始まる、とのことです。

でも、こういう事を伝えると「自分は得意なものがない、どうしたらいいですか?」と聞かれる人が必ずいるそうです。私も実際に言われた事があるので、ここはとても興味深いところでした。

それは、「得意な事が無いのではなく、得意な事が分かっていない人」だそうです。

その人は、人と比べるから分からなくなる。あくまで自分の中で「好きだな」「面白いな」という行為(動詞)の中にヒントがあるそうです。

例えばカバンが好きなら、カバンという名刺でなく、カバンをデザインする事が好きなのか、それとも裁縫する事が好きなのか。もし、サッカーが好きなら、プレイが好きなのか、戦略を考える事が好きなのか、によっても強みが変わってきます。なので、自分の「好きだな」「面白いな」と考える事を、名詞ではなく動詞で考えると強みがよく分かるということです。

この答えは、目からウロコでした!

「仕事をする」という事は、まさに動詞です。なので、行為(動詞)で考えるという事は、とても理にかなっている視点だと思いました。

今、就職活動や自分のキャリアアップを目指している方は、是非とも参考にしていただきたいと思います。

そのために先ずは、自分の「強み」「好きだな」「面白いな」を知る事が大切なのですが、「ジョブ・カード」というツールを使う方法があります。

また、そのジョブ・カードを活用してキャリアコンサルティングを受ける事も出来ます。

一人では、なかなか分からなくという人は、ジョブ・カードを作成して、キャリアコンサルティングを受ける行為も是非試してみてください。


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