不倫から学ぶ愛の炎を燃やし続ける秘訣
刺激と安定。これは私たちがパートナーとの関係に求めていること。
もうお気付きだと思うがこの2つは全く相反した言葉である。
付き合って間もない頃は相手のことをもっと知りたい。近づきたい。と思うもの。これがつまりは刺激だ。
目新しさにワクワクして毎日が薔薇色でなんだか無敵になった気がしてくるようなあの高揚感。
あー懐かしい。もう一度感じてみたい。あっ話がそれた。
このドーパミンどばどば状態、じつはそう長く続かないのだが、そんな頭の中お花畑状態の時に思うのが早く安定した関係になりたいという厚かましい願望なのである
そして私のように結婚し超安定期に入ると恋の刺激が欲しいとこりゃまたズウズウしい願いがわきあがるのだ。
そしてこの堂々巡りの末たどり着くのがあの悪名高き不倫。
不倫というと家庭が上手くいってないから、夫婦仲が悪く問題があるからこそ禁断の扉を開けてしまうのだと思われがちである。
いやしかし、実際は違うのだ。今の結婚制度では刺激と安定をみたすことができない。なので外で刺激を家で安定を使い分けているというただそれだけのお話。
不倫はいかん。けしからん。と言われているのに不倫人口が減らない理由はどうやらここら辺にあるのではなかろうか。
そして不倫というものは秘め事である。秘め事
であるからこそ盛り上がり、罪悪感と背徳感がお膳立てをする。
何よりも絶対に安定期に入ることはない。会えない苦しさの後の至福の時間。まるでジェットコースターのように目まぐるしい感情のうねり。
こんな楽しい恋のゲームやめられるわけがない。 まるで麻薬中毒患者と一緒だ。更生施設を用意した方がいいのでは?と思うのだがどうだろう。
こんなやめられない止まらない不倫だけどもお勧めするのははばかられる。
それならば、恋愛や結婚に不倫のエッセンスを取り入れてはどうかと思うのだ。
刺激と安定を両立させる方法はないのだろうか。
ありました。
では詳しく説明していこう。
ディスリから入らせていただくが、そもそも恋愛や結婚に多くを求めすぎるという厚かましさが、悲劇を招いていることに気づいていない。
恋人であり夫であり親友であり時には父や母のようであって欲しいとたったひとりの人間に多くを求めすぎていることがまずひとつの問題である。
かつて私もそうだったからわかるのだが、欲求を満たしてもらえないと、愛されてないだとか、人としてどうなのよとか、パートナーを冷めた目でみてしまう。
けれどもひとりで全てのニーズを満たすのは無理である分散させることが必要なのだ。
けども特定のパートナーがいる人は特に結婚していると男友達をつくるなんて言語道断で世界を狭くさせられがち。
パートナーは自分の所有物であると言わんばかりの口ぶりである。
所有物であるのだから、なんでも知っていたいし知って欲しい。だって私たち愛し合ってるからと、バカも休み休みにして欲しいセリフをはく。
新しい発見があるからこそ、それが刺激となり恋の炎が燃え続けるのだ。
全て知ってしまった相手に恋心なんかわくもんかと思うのである。
恋の炎を燃やし続けるには隙間が必要なのだ。
自分が入り込めないすきま。
私が知らない一面をあなたは持っている。あなたが私のものになることは永遠にないし、私も同じ。
安定の中の不安要素。
不倫がなぜに魅惑的で愛の炎が燃え続けるのかを思い出して欲しい。
まさに自分のものにはならない歯がゆさ。たったこれだけのこと。
これを取り入れるとどうなるか。
パートナーは、独立した存在でありコントロールすることはできない。
ということは、誰かを好きになることだってあるかもしれないし、忘れられない相手がいるかもしれない。
となり、所有物ではないと自覚することで常に彼や彼女の新鮮な一面を見るようになる。
浮気や不倫はけしからんという世の中の風潮に甘えていると、逆にパートナーの愛が消えてしまうリスクを負う。
自分のものではないという緊張感が愛を絶やさない秘訣なのだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?