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詩「くらがりの中」

ふっと芽を出す不安感
今までゆっくりしてたのに
芽生えたからにはすくすくと
育ってしまう不安感

気にするな、気にするな
必死に言い聞かせるけれど
ふとした寂しさ栄養に
ぐんぐん育つ不安感

不安の大樹が広がって
光は遮られてしまう
こんなはずはなかったのに
後ろを振り返ってしまう

気付けば踏み出す崖のふち
必死で足を引き戻す
不安の枝を振り払い
ぎゅっと握る手に力を

不安の波はやがて去る
それまでもう少しの我慢
大丈夫、大丈夫
目を閉じそっと囁いて

射し込む光をじっと待つ


***

不安で仕方ないときって、どうしてもありますね。
止まない雨はないように、不安も早く去りますように。
再びの父の入院で(幸いそんなに深刻な状態ではないみたいです、検査入院のようなものです)バタバタしていますが、noteは細々とでも更新できるように、何かしら書き続けたいと思います(ライラック杯の勝手に賞は、余裕をもって作品を読ませていただくことが難しいので断念の予感です……)。

ギャラリーからAIRPORT chickii様の作品をお借りしました。ありがとうございました。

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