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時間が無いほど、集中できる。

「今日は丸一日、勉強するぞ!」
と意気込んだけれど、いざ勉強を始めてみたら、なんだか落ち着かなくて、部屋の掃除を始めてみたり、急に買い物を思いついたり・・・そんな経験はないでしょうか?

時間って、たくさんあると思うと集中できないなぁと感じています。
かえって、時間が無いほど集中できると感じています。

例えば仕事でも、「あと10分以内にメールを送信しないとまずい!」とか、「10分後にはオフィスを出ないと取引先との商談に間に合わない!!!」みたいな時って、信じられないくらい集中しませんか?
火事場の馬鹿力というか。

「時間があるほど良い結果を生む」というのも幻想だと思うのです。

時間があるほど良い、は実は幻想で、
時間がないほど集中力や生産性は高まる、
という逆説的な真理がある気がします。

かけた時間と、クオリティに関しては、ある一定の時間を境にして、頭打ちとなり、生産性のグラフは横ばいになると思います。

むしろ、時間が無いほど、間に合わせる為に創意工夫が生まれると思います。

この心理を積極的に応用していきたいです。
「そんなのとっくに気づいとるわい、」という方もいらっしゃるかもしれませんが、、、再認識する機会ということで、、、

いくつか応用法を考えてみます!

応用法① 何かやる時には敢えて厳しい締め切りを設定する

敢えて、自分を窮地に追い込みます。
そして火事場の馬鹿力を使いまくります。
自分がそうした火事場の馬鹿力を発揮できるポテンシャルがあるかどうかを見極めるポイントがあります。

それは、受験生の頃のことを思い出すことです。
計画的に勉強をするタイプだった方は、あまり火事場の馬鹿力には期待できないかもしれません。

私は、ギリギリに追い込まれてから焦って、なんで前からやらなかったんだろう・・・と自分を呪いながら勉強するタイプでした。。。
つまり、火事場の馬鹿力にお世話になってきた優秀なタイプです。

応用法② 「いまからやっても全然時間無いからやめておこう」をやめる。

ありがちなのが、図書館に今から言っても閉館時間まで1時間足らずだから、やめておこう。みたいなことです。
しかし、むしろ時間が少ないほうが集中力と生産性は高まると思うので、あえてその短い時間を積極活用したいです。
それから買い物。いまから行っても閉店時間まで30分しか無いから行くのをやめておこう。みたいな時、敢えて行く。

時間が有り余っていると、買い物は無限に悩むことになります。
むしろ限られた時間の中でいったほうが、決断までの密度の濃い選択ができると思います。

応用法③ 人生という大きな尺度でも当てはめてみる

セネカの「生の短さ」についての中で、なぜ人生が短くなってしまうかについての一因として、「時間が無限にあると思い込んでいること」が挙げられていました。

■過去に読書ノートを書きましたのでご参考までに下記にリンクを。。

https://note.com/shichimi_tappuri/n/nc55e5a3451d3

「時間が無いほど、集中できる。」というのは日ごろの生活という尺度だけではなく、人生という尺度で適用することもできると思います。

そうすれば、本当にすべきこととすべきでないことに仕分ける判断基準ができて、人生に臨む態度も最適化できるかもしれません。

おわりに

なんだか最後は話が大きくなりましたが、短い時間の有用性を認識して、高い集中力と生産性を発揮してきたい所存です。

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