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子育てに自信がない!そんな時こそ子どもに愛情を注いで心を育てよう

「この子をしっかり育てなくては!」子育てをしていると、つい力みすぎてしまうことがあります。とくに初めての子育てでは、親年齢は子どもと同い年。子どもが1歳なら、親年齢も1歳ですね。赤ちゃんがようやくひとりで歩けるようになるくらいの歳ですから、まだまだ未熟な親で当たり前です。

だからこそ、全力で子どもやまわりの環境と向き合い、愛情を注ぐことで子どもが安心して過ごせる環境を作ることを優先してみましょう。子育ての目的は、子どもの心を育てること。知識や技術を教え込むことを目的にしてしまうと、心が不在になり子育てが楽しくなくなります。

●子育てがうまくいかない理由は親にある

「こんな子どもになってほしい」「将来のために身につけさせたい」親の思いを押しつけていることに気が付かず、子どもが思い通りにならないからとイライラしたり、自信をなくしたり。子育てをしている人なら、多くの人が経験していると思います。

子どもが思い通りに反応してくれないのは、子どものせいではありません。子育ての基本は「認めて、ほめて、愛して」育てることです。子どものすることを認めて、愛のある言葉をかけていますか。たくさんほめることができているでしょうか。愛情不足、言葉不足、ほめることが少なくなると、子どもの心が動かなくなってしまいます。

子育てがうまくいかない時こそ、基本に立ち返りましょう。親が子どもの心に悲しみや不満、不安の「刷り込み」をしていることが原因だと気付くことができれば、親として成長した証拠です。

子どもが恥ずかしがり屋で引っ込み思案。外交的でなく内向的。何でも人のせいにする。自分が正しく人が悪いと言う。叱るとすねる。このような悩みはどれも子どもが持って生まれた性格なのではなく、愛情を正しく伝えないまま、親が育てた姿です。

だからこそ、私たち親がそのことに気付き、楽しく子どもに愛情を伝えるようにしましょう。意地悪、わがまま、優柔不断、攻撃的な姿が親が育てた結果ならば、優しい心根や性格、才能を生かせるようにするのも親の刷り込み次第なのです。子育てには手遅れはなく、いつでも親の深い愛があれば取り返すことができます。

●親の愛情は子どもの本来の姿を取り戻す特効薬

自分の子育てに自信が持てず、子育てに悩んだ時には、子どもに愛情をたくさん注ぐことを心がけてみましょう。たちまち子どもの心が育ち、様子が変わってくるはずです。

子どもへの愛情表現は、難しく考えることはありません。

①子どもをそのままでよいと受け入れる。
②子どもを抱きしめ、これまでに子どもの無意識の心に悲しい思い、不安や不満な思いを与えていたことがないかを反省し、思い当たることがあったら、心からそのことを子どもに詫び、今、いかに愛しているかを心から伝える。

子どもに愛情をこめた言葉をかけることは、親にとっても楽しく、幸せを感じられる瞬間です。親からの「大好き」という言葉は、子どもの心に響く特効薬のようなものです。大好きな親にぎゅっと抱きしめられて、嬉しくない子どもはいないはず。

もし、寂しい思いや不安を抱かせていると感じるのなら、深い愛情をもってその反省を大好きの言葉と共に伝えましょう。きっとその気持ちが子どもの心を動かしてくれます。

育児は育自とも言われています。未熟な親である私たちは、子育てを通して子どもに親として育てられているのです。将来こんな親になりたいと子どもが思えるような、愛情のある幸せな子育てをしていきましょう。