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No.003 対比・コントラストを使って被写体を際立たせる

今回は対比というテクニックを使って写真を撮ってみよう。

対比(コントラスト)とは2つのものを並べ合わせて、その違いや特徴を際立たせること。

2つ以上のものがあればなんでも対比として使うことはできるけど、例えばこんなものがある。

・色 ・大きさ ・光と影 ・若さと老 ・形 ・静と動

具体的にイメージしやすいものなら、「大人と赤ちゃんの手」とかどうだろう。1枚の写真のなかで、大人の手と比べることで、赤ちゃんの手の小ささや、柔らかい感触が伝わるかもしれない。


作例

下の写真では、補色を意識して、葉っぱの色を比べてみた。補色とはお互いをもっとも目立たせる2つの色のこと。それから、葉っぱの大きさも比べている。緑のはホオという木の葉で顔よりも大きい。赤い紅葉は小指ほどの大きさだ。葉の裏側からライトを当てて、フレッシュな透明感を出してみた。


こちらも、色の対比。道路にこぼれ落ちたガソリンが反射するブルーと、葉っぱのイエローを比べている。道路が鮮やかに輝く角度を探してカメラを傾けた。


プロペラ機と鳥、同じ飛ぶもの。千葉の幕張海浜公園で行われたレッドブルのエアレースでのショット。プロペラ機はとても迫力があった。こういう写真はなかなか狙って撮れるものでもない。鳥が通り過ぎる影を一瞬感じて、すかさずシャッターを押した。


朝の光と影、信号機の赤と青を比べてみた。建物の左右がシンメトリーであることで、違いが際立ったと思う。

これは、iPhoneでの撮影だ。iPhoneはコンパクトだし、動きの遅いものならキレイに撮れるから、一眼レフを持ち歩くのがめんどくさい時は、iPhoneで済ますこともおおい。VSCOという写真編集アプリは僕のお気に入り。フィルターは有料だけど、フィルムで撮ったようなアナログな色合いを出せる。


このようにして、2つの物を比べる対比というテクニックを使うと、一方を強調できたり、違いを比べてその面白さに気付けたりするよ。


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写真はすべて僕が撮影したものです。無断転載・使用を禁じます。

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