音声を活用したコンテキシャルCTV広告を提供するスタートアップ『Instreamatic』

オーディオマーケティングプラットフォームを提供するInstreamaticが、1つの広告クリエイティブに対して、複数の音声を生成して配信するCTV向けのプロダクトを新しくローンチした。

特徴としては、クリエイティブの映像そのものは変わらずに、視聴者中の「ストリーミングサービス」や「テレビ番組名」、特定の店舗や買い物情報などを、音声として自動的にクリエイティブに追加するというもの。

これにより、ユーザー個別に音声部分がパーソナライズドされ、CTV広告に対して数百・数千ものクリエイティブバリエーションを提供することができる。

Instreamatic曰く、『個人情報に依存せずに、ユーザーの視聴環境に合わせた優れたコンテキスト広告である』

具体的には、広告主が動画クリエイティブと広告コピーとして例えば『Maxで”Friends”の続きを見始める前に、First Street沿いのPatty’s Pizzaの割引をチェックしませんか?』を登録し、ライブラリから好きな声優を選択すると、“Friends,” “Max,” “Patty’s Pizza” and “First Street”などのように、アプリ名やストリーミング・プラットフォームなど、交換可能な部分を変えて、さまざまなオーディオトラックを吐きだすことが出来る。

一方でInstreamaticが提供するのは、広告主がコンテキスト広告を実施するに必要な多くのクリエイティブを生成する手助けであり、実際に特定のオーディエンスにターゲティングすることについては、広告主や彼らのパブリッシャーパートナーに委ねている。


InstreamaticのCEO、Stas Tushinskiy氏は『重要なのは、リターゲティングなのか特定のターゲティングなのかは置いておいて、"クリエイティブを基本的にあらゆるパラメータに基づいて文脈化する "ことで広告主のパーソナライズされたクリエイティブ戦略をより強固にできることだ』と彼は言う。


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