心霊のお話もあるよ！「ヒトコワ-ほんとに怖いのは人間-」【ホラー映画を毎日観る人】(361日目)

「ヒトコワ-ほんとに怖いのは人間-」(2012)
児玉和土監督

結局、心霊よりも人間が一番怖い

というお話をオムニバス形式でお送りしています。

ラストの5本目だけ思いっきり心霊絡みのお話でしたけど、怖い人間も出てきてるのでギリセーフなんだと思います。

低予算感は否めず、10年以上前の作品とはいえネットに転がってそうなネタを少しアレンジした程度のものもあり多少物足りなさを感じました。

1.知ってはいけない友達の秘密

彼氏に突然別れを告げられ落ち込んでいる栄子を励ます友人のマミ。徐々に栄子は元気を取り戻すが、マミはこの部屋に何か違和感を覚える。そして突然いなくなる栄子。実はマミは栄子の彼氏であるしんやと浮気をしており、部屋から二人の浮気現場の写真を発見する。

浮気をした彼氏と親友に復讐するお話。
短いお話なので栄子の狂気性が唐突過ぎるように感じました。

2.送り◯チガイ

気になる男子ヨシキとメールアドレスを交換したサチ。勇気を出してメールを送ると即返信があり意気投合。さっそく次の日待ち合わせをすることに。しかし待ち合わせ場所にヨシキは現れず、電話をするとそんなメールをした覚えはないと言う。確認してみるとサチはアドレスを一文字間違えており、知らない誰かとやり取りをしていたのだった。

メールを送り間違えて、その送り主から執拗なストーカー被害に遭うというお話。
送り◯チガイは絶対に送りキチガイだと思っていましたが送りマチガイなんだと思います。なぜ伏せ字にする必要があったんでしょうか。

3.親の顔が見たい

最近、マンションの真上の部屋に引っ越してきた家族。子供たちはベランダからペットボトルを投げたり、足音がうるさかったりとやりたい放題。下の階に住む女子高生は子供に注意するも一切反応がない。

これは面白かったです。
短いながらもタイトルをしっかり回収しており、気持ちの悪い終わり方で一番印象的でした。

4.自分の名前を検索してみたら

自分の名前を興味本意で検索した井上麻子。すると「大好きなあさこの下着を今日も履いてみた」という奇妙な動画を発見。それは女性物の下着を履いた男が自分の自慰行為を撮影したものだった。麻子はその動画が自分の部屋で撮られていることに気づく。

当時、こういう話をテレビやらネットでよく目にした記憶があります。下着を履いて自慰行為を見せつける男の役をやりきった俳優さんに拍手を送りたいです。

5.あの世からの電話

片桐は旧友の加藤と久々に再会。連絡先を交換しようとするも加藤は携帯も固定電話もないと言う。霊感のある加藤は以前、たまたま携帯を拾ったせいでエラい目に遭ったのだそう。そして片桐が婚約者を加藤に紹介した時、婚約者の携帯が鳴るのだった。

これも中々によく出来た話で面白かったです。でもこれは完全に心霊メインの話です。

2.3とまだ続編があるので近いうちに見ていこうと思います。