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渋にぃ

20202年9月28日(月) 11:10〜11:55
00:00 | 00:00
出演:小松 隆宏さん 野沢温泉よりリモート出演
http://www.watowa.jp/
プロサウナー&TTNE ととのえ親方 松尾 大さん 札幌よりリモート出演
 同 さうな師匠 秋山 大輔さん スタジオから
https://www.ttne.shop/
ゲスト フォトグラファー 東海林 美紀さん スタジオから
http://www.mikitokairin.com/

ディレクター チェシャ

本日の渋にぃは、メインMCの小松さんが野沢温泉から、そしてサウナ界のKini-Kidsことダブル大ちゃん、そしてサウナ界のレクサル 世界のサウナを日本で一番知っている東海林美紀さんの4人でお届けしました

日本ではサウナに入ったことがなかった美紀さん。フィンランド旅行中に、それもヘルシンキではなくロシア国境に近いクーサモの街で初めてサウナに入り、そこで開眼したそうです。その後世界のサウナをめぐり、日本でのデビューが遅かったとのこと。世界の基準で見て、日本には日本の良さを生かしたサウナができるのではないかとの提案もありました。
今日のトークでは、世界の儀式的サウナに参加された時のことから始まり、サウナで感じる自然とのつながりなど、さうにぃたちが「おお!」とどよめくことが多々ありました。

そんな美紀さんの提案をTTNE が受け、これから楽しいイベントが生まれそうです
イベント情報がわかりましたら、こちらでもご紹介いたします
お楽しみに!!


東海林美紀(とうかいりんみき)さんの「これだけでも勉強になる!」というサウ・プロフィールです
有意義な情報満載なので、ご紹介いたします
フォトグラファー
世界各地の人びとの日常や文化をテーマに撮影、執筆している。
世界のサウナを巡りながら、それぞれのサウナカルチャーや最新トレンド、サウナに関連する食やウェルネス、ウェルビーイングについてのリサーチをおこなう。また、太古の昔から行われてきたサウナリチュアル(儀式)を各地で体験し、ウィスキングなどのサウナリチュアルを学ぶ。日本、フィンランド、イギリスなどでサウナリチュアルを体験してもらうサウナ会を開催。昨年は、フィンランド、ドイツ、メキシコ、トルコなどの各地のサウナカルチャーを追ったアメリカのドキュメンタリーの日本編でプレゼンター役で出演(シリーズ未完、配信も未定…。松尾大さんも出演)した。
※ウィスキングとは?
白樺やオークなどの枝木を束ねたものをサウナのスチームで温めて体をたたくこと。フィンランドでは白樺の枝木を束ねたウィスク(ヴィヒタ)で自分の体や家族、友人の体をたたいたり、ロシアでパブリックサウナに行く時はみんなそれぞれのウィスクを持ってサウナに入り、枝葉の香りや触感を楽しむ。バルト三国やロシアでは、ウィスキングを行うサウナマスタ—と呼ばれる人たちがいる。サウナマスタ—はウィスキング以外にも様々なサウナリチュアル(ハチミツや塩など様々なものが使われる)を行って五感や身体感覚に訴えかけ、適切な湿度と温度のサウナを作るためにスチームを操ることからもロウリュマスタ—と呼ばれたりもする。

■冬のフィンランドでサウナに出会い、世界中のサウナを訪れるようになる。
5年前にフィンランド東北部のクーサモというところではじめてサウナに入りました。あまりの気持良さに衝撃を受け、フィンランドサウナを極めたいとフィンランドに通うなかで、「世界にはたくさんのサウナカルチャーがある。フィンランドサウナを深く知りたければ、世界のサウナも知った方がよい」とフィンランドで言われ、サウナの気持ち良さの謎を探るべく世界中のサウナを巡る旅を始めました。各国のサウナ・スパを訪れながら、サウナの最新トレンド、デザインやサービスなどを学びながら、サウナ関係の人たちと交流しています。また、自然と一体化することで身体感覚や野生を呼び覚ますサウナに興味を持ち、食、フォレジング(採集)、ワイルドフードなど、ウェルネス、ウェルビーイング的なサウナを特に追求しています。
アメリカのスウェットロッジ、メキシコのテマスカル、トルコのハマム、エチオピアのウェイバ、ロシアのバーニャ、フィンランドのサウナ、エストニアのサウン、ラトビアのピルツ、リトアニアのピルティスなどなど、Body、Mind、Soulを癒し、浄化するものとして古くから行われてきた、それぞれの土地や文化に特有のサウナの伝統と儀式(リチュアル)にも関心を持ち、学んでいます。
去年はマレーシアの熱帯雨林の中にあるサウナやハーバルサウナ、スリランカのアーユルヴェーダとサウナ、タイやカンボジアのハーバルサウナなど、常に暑い地域でもサウナを利用している人たちを目の当たりにして、どんな気候でもサウナのニーズはあるんだなと確信しました。

■現在
コロナの影響で今年4月以降はずっと日本にいます。白樺やオーク以外の日本に自生する木でウィスク(ヴィヒタ)を作れないかとずっと思っていたのですが、東京の森を歩きまわりながら、クロモジにいきつき、今年の夏はクロモジのウィスクを作り、スカイスパでウィスキング体験イベントを行ったりもしました。7月には屋久島でサウナワークショップを行い、100%屋久島に自生する草木だけでウィスクやサウナを作り、屋久島サウナの可能性を屋久島の人たちと一緒に考えました。
最近は、ヨーロッパ各国のサウナ・スパに勤めるサウナマスター達と一緒にオンラインでトルコのハマムのリチュアルについて学びました。来月頭には、スチームサウナを使ってハマム・リチュアル(モコモコの泡で全身を洗ったり、コーヒー豆のスクラブなど)を行う予定です。ベルリンやサンフランシスコなどには世界のいろいろなサウナが集まっていますが、日本もその日の体調や気分で選べるサウナがもっと増えたらいいなと思います。自由に旅ができるまではまだ時間がかかりそうなので、サウナを通して世界のカルチャーを感じることができるような、サウナリチュアルや音楽、フードドリンクのコラボetc、ルーフトップやプライベートサウナの可能性も感じます。
あと、室町時代に行われていた淋汗茶の湯(お茶とサウナを楽しむパーティー)や瀬戸内海に多くあった石風呂など、日本にある伝統や文化も深めていきたいと思っています。

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