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ゆるい転職戦略(3)。転職時のアピールポイントのための、ゆるい仕事戦略。

前回の記事「日系大企業の不条理と、2つの生き抜き方」で紹介した、「大企業で経験を積む」場合のポイントについて、解説していきます。

ここで言う経験を積むとは、将来の転職を考えてのものです。つまり、転職時のアピールポイントとなるようなことを指します。
具体的には「あなたが、〇〇と言う仕事(プロジェクト)の中で、〇〇という工夫をしたことで、〇〇と言う成果を出した」ということを量産していくことです。

こういう経験を重ねるなら、日系大企業に入るのは良い選択です。


日系大企業の労働環境

日系大企業の良い点」は、早い段階で視点の高いをするチャンスがあることです。
開発をまとめる仕事や、製品を立ち上げる仕事(以降、プロジェクトと称します)は、とても多く転がっています。

とある友人が、日系大企業のプロジェクト「暴風雨が吹き荒れるビニールハウス」と比喩しました。これには、2つの意味があります。
一見大変な状態にあるプロジェクトだけど、実は会社や上司がコントロールできる(あるいは、会社や上司がコントロールしている)状態であること
1つのプロジェクトが壊れたくらいでは会社はそれほどダメージを受けないこと
実際、私の前職でも、このようなビニールハウスをたくさん準備しており、挑戦が容易い環境にありました。


日系大企業の現状

挑戦が容易い環境にも関わらず、会社の上司たちは、挑戦する人がいない状態をいつも嘆いていました。私の上司も「だれか、PM/PLやってくれないかなぁ~」が口癖でした。

"なぜそのような状況になるか。"には1つの解釈があります。
それは、大企業ほど「長期で働くことを前提とした保守的な人が多い」という点が関係しています。簡単に言うと以下です。
・"長期で働く"というマインドの人 ⇒ 失敗が怖くて、挑戦できない 
・"経験を積む"というマインドの人 ⇒ 失敗してええやん、挑戦できる

よって、社内では挑戦できる人が不足しており、重宝がられます
※ただ「評価される」とは別なんです。
(詳細は、前回の記事「日系大企業の不条理と、2つの生き抜き方」)

余談ですが、私は「25歳で新製品のソフトウェアプロジェクトリーダー」の最年少記録を持っていました。もちろん、推薦ではなく自薦です。
前職を辞める間際の頃は、他部署の部長に直接指名されるほど、仕事面・特にプロジェクト管理面では重宝がられていました。
しかし、特段出世は早い方ではなかったです。それが日系大企業。


経験を積む

冒頭、「経験を積む」はアピールポイントになる経験を指すと言いました。
実際、経験がアピールポイントになるかどうかは、企業が欲しい人物像とマッチするかどうかです。(企業に評価される人ではない)

もうお分かりかも知れませんが、
つまり、前章"日系大企業の現状"の「会社の上司たちは、挑戦する人がいない状態をいつも嘆いていました」の部分を解決できる人財が、企業の欲しい人物像であり、それらを証明する経験がアピールポイントとなる訳です。

大企業で経験を積むのは、簡単です。
手を上げればいいだけです。そして、ゆるい仕事戦略を考えて実行するだけです。

少し長くなりましたので、
次回に「ゆるい仕事戦略をどう考えていくか」について記事にしたいと思います。


まとめ

今回は、経験を積む=アピールポイントとなるようなことと定義し、「日系大企業は経験を積むのに最適であること」を紹介しました。
また、日系大企業の現状から、不足している人財の人物像=アピールポイントになる経験であることを紹介しました。
次回は"経験を積む"うえでの、ゆるい仕事戦略について記事にしたいと思います。

あなたは、転職を考えている時点で挑戦ができる人間ではないかと思います。ということで、中長期で転職を考えているなら、経験を積むを実践してからでも遅くはないでしょう。



ちょっと間が空いてしまったこともあり、読まれている回数が減ってきていますねー。
この続きはなるべく早く上げるようにします。("スキ"をいただけると、頑張れる気がします)
なんせ書き溜めていないもんで・・・。


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