#4 標津町お試し移住体験記 2日目 Part.2
こんにちは。
勢一ゼミです!
前回に引き続き、お試し移住体験2日目!
今回はPart2として、アクティビティ盛り沢山だった午後の様子をお届けします。
≪Part2≫
午後は、標津町が「鮭の聖地」1万年の源流の地と呼ばれる所以を体感出来た時間になりました!
根室海峡を舞台に、鮭に笑い、鮭に泣いた人々の歴史と文化を伝える「鮭の聖地」の物語~根室海峡一万年の道程~は、日本遺産に登録されています。
ポー川史跡自然公園
「北海道開拓以前の文化的景観を体験・体感できる場所」をコンセプトとした自然公園。
「鮭の聖地」の物語~根室海峡一万年の道程~の真髄と言える場所が、このポー川史跡自然公園にあります。その代表例が、公園内を中心に広がる標津遺跡群です。
Q 標津遺跡群とは??
A 標津遺跡群は、主にポー川、伊茶仁川流域を中心に分布する遺跡群の総称。最大の特徴は、竪穴住居群の跡を地表面から窪みとして観察できること。竪穴住居跡窪みの数は、約4400カ所であり日本最大規模を誇る。
公園内を散策すると、無数のクレーターのような窪みがあたり一面に…!
この窪みこそが、古代の竪穴住居跡なのです。
皆さんは、標津町が、竪穴住居跡窪みの数日本一だとご存知でしたか?
私は、既に竪穴住居関連で世界遺産に登録されている青森県の三内丸山遺跡等がてっきり日本一なのかと思っていました。まさかこんな身近なところに日本一があると知りビックリしました!
そんな日本一の竪穴住居内で見つかったのが、このサケ科魚類の骨。
標津遺跡群は、毎年秋に鮭を求め各地から人が集まる集積地でした。そのため多量の鮭の骨が見つかっています。アイヌの人々もこの場所を鮭が集まる所だと認識し、1万年もの間途絶えることなく人々が暮らし続けていたことを現代に生きる私たちに物語っています。
【ポー川史跡自然公園の見どころ】
◯ミズナラの巨木
カリカリウス遺跡周辺には、ミズナラを主体とする広大な広葉樹林が残されています。この森は明治~大正頃に一度伐採されていますが、中には伐採を免れ、大きく成長した木も残されています。その中でもとりわけ大きな木が、樹齢500年以上と推定されるミズナラの巨木です。
◯ヒカリゴケ
カリカリウス遺跡に復元された竪穴住居の中に、ヒカリゴケが自生しています。ヒカリゴケは自ら光るのではなく、竪穴住居入口から差し込む外からの光を反射して、緑色の光を放っています。
毎年5月中旬から10月上旬にかけて観察することができ、7月が最も見頃となっています。
ポー川カヌー体験
ほとんど人の手が加えられず、倒木があったり植物が生い茂ったりと、いまだ原始的景観が残っているポー川。
多くの川では氾濫を防ぐために、コンクリートなどで流れが矯正されています。しかしポー川周辺には住宅がないため、今でも人間の手が入ってない自然の状態のままです。そのため蛇のようにクネクネと曲がっています。
遺跡の時代の人々は、鮭が遡上するポー川を釣りや交通網として活用していました。
そんなポー川で私たちはカヌー体験をしました!
皆カヌーは初めてだったので緊張Max。加えて、標津町に伺った11月は気温約5℃だっため、落ちないよう必死でした💦
都会の喧騒とは裏腹に、パドルで水を漕ぐ音や鳥の声など自然の音に包まれながらカヌーを漕いでいきます。
ガイドさん曰く、標津町の魅力は”時間に追われずのんびりと出来ること”。
最初はカヌーに不安を覚えてた私たちでしたが、ガイドの方々が丁寧に漕ぎ方を教えて下さったので、初心者でも無事落ちずに楽しむことが出来ました🙌🏻
また驚いた出来事も!
カヌー体験を終え、帰る時に撮影したこの写真。
空が暗くなっていたので、時計を見るとまだ16時前…!
福岡市の16時頃はまだまだ明るいので、ビックリしました。
福岡市と標津町では日没時間に1時間程の差があり、改めて福岡市と標津町の距離を感じました。
標津遺跡群を目で見て、カヌー体験で自然を肌で感じながら、標津町が鮭の聖地と呼ばれている所以を学ぶことが出来ました。
野付半島
知床半島と根室半島の間に位置する、全長28kmに及ぶ日本最大の砂の半島砂嘴。
左右に海が迫る野付の一本道を行くと、トドワラ、ナラワラという立ち枯れた樹林が広がり、 その荒涼とした光景はまさに “最果ての地” をイメージさせます。
野付半島もまた「鮭の聖地」の物語~根室海峡一万年の道程~と繋がりのある地なのです。
野付半島は縄文時代から江戸時代に至るまで国後島への渡海拠点となり、 その先の千島列島を通じて世界に開かれていた日本の東門として、 絶えず人々が往来する「道」の役割を担ってきました。時代を越え人々の往来を誘ったものこそ、根室海峡最大の産物である鮭だったのです。
ちなみに、お試し移住体験を実施した11月は特にエゾジカが多い時期。
私たちが16時半頃に野付半島を後にしようと運転中、突然エゾジカが飛び出してきました。細心の注意を払っていましたが、ビックリ。
福岡に住んでいると野生の動物に遭遇することは滅多にないのである意味貴重な経験になりました。
皆さんも鹿にはご注意を…
懇親会
標津町の海の幸や、北海道の郷土料理を頂きました。
〇鮭のちゃんちゃん焼き
鮭と野菜を蒸し焼きにして味噌で味付けした料理。今では全国的に有名になり、2007年には「農山漁村の郷土料理百選(農林水産省主催)」に選ばれています。
お試し移住体験後もちゃんちゃん焼きの美味しさが忘れられず、波心会さんから頂いた鮭を使って、ゼミ生でも作ってみました!波心会さんについて、詳しくは1つ前の投稿をご覧ください。
〇三平汁
塩漬けにした鮭やニシンなどの魚と野菜を一緒に煮込んだ汁物。まだ冷蔵庫がなかった時代、魚は塩漬けして保存されており、その魚の塩味を生かした料理です。
福岡との温度差に驚き、冷えた体をポカポカに温めてくれました~
どちらの料理も手軽に作れるので、皆さんもぜひ召し上がってみて下さい!
標津羊羹
最後に、標津町に行ったらぜひとも食べて欲しいお土産をご紹介します!
それは、標津羊羹。
金時豆とビート糖を原料に作られた、道東地域の逸品。小豆を使った羊羹よりも、甘さ控えめでソフトな仕上がりに。
羊羹なのに、あんこ嫌いの方でも頂けます!
普段はほとんど羊羹を頂く機会がない私たちでしたが、皆その美味しさに虜に…!
家族や友人へのお土産に購入しました。ゼミへのお土産にもこの標津羊羹をチョイス。あんこ嫌いの友人も「美味しい!この羊羹なら食べられる!」と喜んでいました。
皆さんも標津町を訪れた際には、ぜひお土産に!
標津羊羹以外にも標津町のオススメ土産を、私たち勢一ゼミのInstagramで紹介しています。
こちらもぜひご覧下さい!
最後まで読んで下さりありがとうございました。
次回もお楽しみに!
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