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エンタメの原点/シベリア抑留者の娯楽と文化活動

住友三角ビル33階にある、平和祈念展示資料館に行ってきた。「極限下のエンターテインメント シベリア抑留者の娯楽と文化活動」が終わりそうだったからである。

一月から開催していたのに、油断していたら終わりそうになって、慌てて行ってきた。いつも会期ギリギリになってしまう。

抑留者の心の支えになっていたのが、一つは家族から手紙で、もう一つはエンタメ活動だったそうだ。自分達で楽器を作り、脚本を書いて演劇を上演し、句会を作って俳句を読み、絵を描いて展覧会も開いていた。

これぞエンタメの原点である。日本の業界人全員に見てもらいたかった。既得権益にあぐらをかき、大手事務所とテレビ局が依存しあい、マンガやアニメからアイディアを借りて手軽に済ませている現状を、あれを見て恥じるべきだ。

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