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相手に動いてもらう伝え方は、子ども時代から練習したいね

「プレゼン」初めてやったのは何歳ですか?

プレゼンっていうと仰々しいですが、そうじゃなくて
おねだり、とか、誘う、とかだとどうですか?
相当小さいころから遭遇している人、多くないですか?
自分の伝えたいことがあって、それによって相手に何かの影響を及ぼして行動してもらうこと、それはプレゼンだと思うんだけど、そう考えると日常はそんな場だらけです。

さて、子どもから何かおねだりされたら…みなさんはどんなふうにやりとりしてますか?祖父母の立場の人、親の立場の人、親戚?それともどんな立場の人であっても、どこかで遭遇していると思います。

・ゲーム買ってほしい
・ガチャガチャもっとやりたい
・お菓子欲しい
・まだ寝たくない

そんなものから
・ダンス習いたい
・友だちとキャンプに行きたい
・推しのライブに東京まで行きたい

あるいは
・大学の単位落としたので留年させて
・車ぶつけた…どうしよう! みたいなピンチ!もありますね笑

もちろん友だちを誘って〇〇したい
ゼミのみんなで□□企画をやってみたい
先生にクラスの企画の賛同をもらいたい
…のように親以外への場面もたくさんありますよね。

子ども時代最後を飾る(?)プレゼンは、就活の面接かもしれません。

つまり、TEDに出なくたって、社長に新規事業を提案しなくたって、キャプテンや生徒会長じゃなくたって、私たちの日常にはプレゼン(的なもの)が必要不可欠です。プレゼンなんていうと遠い世界に思える人も、ようは「自分の意見や望みを自分以外の人に理解してもらって、自分への(何らかの)有益な協力や行動をしてもらう」ことなのですから。

それって、生きていくうえで重要な基礎スキルなんじゃないかと私は思っています。言わなきゃ伝わらないし、聞いてもらえなかったら前に進めないし、自分を守ることもできないのですから。

そんなことを今から33年前、長女を生んだときに思いました。
子育てのゴールは子どもの自立です。
それは自分の力で生きていけるようになること、ですが、別に何もかも一人でやれよ、ってことじゃないですよね。当時も今も私自身がそうであるように、人は一人じゃ生きていけません。人はほかの動物に比べて圧倒的に弱い生き物です。でもこうして生き続けてきたのは、協力し合って助け合ってきたからで、そこにはコミュニケーションが大いに重要だったんでしょう。だからこそ、自分の気持ちを自分の言葉で言えること、自分の要求をちゃんと(察してもらうのではなく)伝えられること、さらには、相手が聞いてくれるような伝え方を考えることって、すごく重要だと思っていました。

そんな大げさなめんどくさいことを考えるタイプの親だった私は、子どものおねだりにもまあまあ冷たい親でした(笑)。単語一つですべて察して動いてあげるとかしませんでしたし「お母さんのいじわる!そのくらい言わなくてもわかってよ」とか言われたものです(笑)。

娘たちは2人とも、多分小学校のころからおねだりは「交渉するべし」として、「プレゼン」が求められました(笑)。当然私からそのプレゼンに対して質問が飛び(思えばこれは圧迫気味だったと反省しています・笑)、そこに適切に反論し対案を出してくる長女と、それを見ながら「こいつらめんどくさい」と察知して第3のぬけ道を探ってくる次女と、まあまあなサバンナ状態でしたね。

長女に関してはその結果やたらディベートが上手くなるし、就活の際の外資系コンサルタント会社の最終面接で、面接官だった人が入社後に「ごめんね、圧迫質問して」って謝ってきた面接を「え?うちの母の質問のほうがずっと怖いです笑」と言ったらしいですよ(ヤメテw)。
次女は長女の敷いたレールもあるし私の攻撃も甘くなっていて、小学校時代はのほほんと生きてきたのですが、中1で「携帯買って闘争」勃発、それを長女のアドバイス(という名の策略)で乗り切ってからというもの、(長女が進学して自宅からいなくなったあと)反抗期の母娘冷戦時代のさまざまな事件を、私とバトりながらも乗り切ってすっかり手練れの戦士になりました。その後、様々な場面で(私以外との交渉事も)何一つ親が出ていく必要はなくなりました(この先はわかりませんが、まあ、私より長女のほうが頼りになるので、もはや私の出番はないです)。

もちろんこれがベストなやり方だというつもりはありません。
それぞれの事情や関係性、成長度合いなどを見ながらのことです。

ただ一つ言えることは、これらはいずれも10数年かけてやってきたということです。子育てってタイパもコスパもめちゃくちゃ悪いです(笑)。20歳で就活するってときに初めて「他人に自分の意見を主張する」「自分を売り込む」みたいなことを経験するよりは、小さいころから少しずつ、ものわかりの悪い大人として子どもたちが自分で言うことを待ち、支援し、時には突っ込み(笑)、一緒に育っていかないと、って思っているのです。

夏休みに子どものための企画に応募して、子どもと一緒に会場に行って、受付で子どもが何も言わないうちに子どもの名前を伝えていませんか?
子どもへの質問に間髪入れずにあなたが答えちゃっていませんか?
そういうところから、ひとつずつ意識出来たらなと思います。

余談ですが…このときの携帯闘争(笑)の話をもう少しくわしくここで書いています。
中日新聞社が発行している子ども向けの新聞「中日こどもウイークリー」では、小学生~中学生のお子さん向けにキャリアコンサルタントとしてお伝えしたいことを厳選して(=必死になって笑)書いているので、もし読んでいただいてる方は感想とかテーマへの要望とかくださいね!

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