スティリコの話の続き

こんばんは。
前回の話のつづきです。
まず、スキしてくれた方、ありがとうございます。僕の記事がというより、スティリコがスキをもらったようで、非常に嬉しいです。
少しでも多くの方に、スティリコやローマ帝国に興味を持ってもらえると、もっと嬉しいです。

さて、前回の話の続きです。
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「蛮族に戻って生きる」ことよりも、「最後までローマ人の男として生きる」ことを選び、結局は殺されてしまったスティリコ。
死ぬかもしれないとしても譲れない一線があったスティリコ。
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という話をしましたが、
ここで僕が思ったのが、
命が一番大事だとよく聞くけれども、本当にそうなのか、ということです。
決して、命を軽んじているわけではありません。
しかし、人によっては、命より優先するものがあるのではないか、ということです。
先に結論ですが、僕は、
「人によっては、命より優先するものはある。そして、それを持つ人はかっこいい。」と思います。(それが、洗脳によるものや、思い込みによるものでなければですが。)

またまた、同じローマの話ですが、ユリウス・カエサルは暗殺に倒れてしまいます。
しかし、暗殺される前から、そのような噂はあったらしいのです。だが、カエサルは自己防衛の策をとらなかった。警護の兵士に守らせたり、ボディチェックをしたりすることは、元老院議員の人格を疑う行為になる。わが身を守るためでも、カエサルには、それができなかったのです。
譲れない一線を譲っては、自分が自分でなくなる。スティリコにとっても、カエサルにとっても、それは命よりも優先するものだったのです。

別の話ですが、カイジ(漫画の主人公)が、
「命は二番だ。一番は人生だろ」
という感じのセリフを言っていたか、と思います。
死んだら終わり、命あっての物種というのは、たしかにそうなんですが、命は良い人生のためにあるものだ、と思います。

「長生きだけど、自分の思う通りに生きられない人生。」
「長生きではないが、自分の思う通りに生きられる人生。」

なら、僕は後者がいいですね。もちろん、長生きするほうがいいとは思いますが。
歴史上の人物や漫画の主人公ほどのものを背負っているわけではありませんが、僕も彼らを見習い、自分らしく生きる、カッコよく生きる、そのために頑張りたいと思います。


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