暗号通貨が急降下!?価格変動とアメリカ経済指標の関係
こんにちは。ルピナス暗号資産ナビゲーターのshibaです。
2024年6月現在、ここ数ヵ月の間にビットコインを始め各種アルトコインの価格が激しく乱高下しています。
暗号通貨を長期保有すると決めている人はともかく、なんとなく暗号通貨投資に参入した人にしてみれば明日はどうなるかわからない不安な毎日を送っているかと思います。
一つ言えるのは、昨今の暗号通貨市場の価格変動が、アメリカの経済指標の影響を大きく受けているという点です。
この記事は、暗号資産(=仮想通貨)投資コミュニティ、ルピナスの投資講座の内容に基づき書いています。
暗号資産の投資からWeb3.0、ブロックチェーンのことなど、暗号資産を取り巻く情勢について解説しています。その目的は暗号資産投資のリスクヘッジであり、より小さなストレスで最大の利益を得ることです。
私自身もこの記事を書きながら勉強している身で、この記事を読んでくださるあなたと共に学んでいければと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。
以下のテレグラム公式チャンネルでは、暗号資産に関する時事や情勢の変化、投資で勝つマインドセットなどを無料配信しています。仮想通貨への投資はなぜリスクだと言われているのでしょうか?ぜひ友だち追加して確かめてみてください。
また、ルピナスのホームページでは、暗号資産に関わる様々な情報提供を行っていますので、併せて参考にしていただければと思います。
※本記事では、仮想通貨、暗号通貨、暗号資産などの用語が登場しますが、これらは基本的に同じ意味です。
1.アメリカの経済指標
最近の暗号通貨市場の価格変動は、アメリカの経済指標の影響を受けて大きく変動しています。
もちろん、中には各コイン特有のニュースで価格変動しているものもありますが、全体を俯瞰的にみると、アメリカ経済の影響を色濃く受けています。
おおまかに言えば、アメリカが利上げするのか、利下げするのかに世界が注目しています。
暗号通貨市場に特に影響を与えていると思われる経済指標を5つほどご紹介します。
雇用統計NFP(Nonfarm Payrolls)
消費者物価指数CPI(Consumer Price Index)
連邦公開市場委員会FOMC(Federal Open Market Committee)の発表
個人消費支出PCE(Personal Consumption Expenditures)
消費者信頼感指数CCI(Consumer Confidence Index)
それぞれを簡潔に説明します。
■雇用統計NFP(Nonfarm Payrolls)
雇用統計は毎月発表され、米国の非農業部門で新たに創出された雇用者数を表しています。
雇用統計は、非農業部門雇用者数、失業率、平均時給などの統計です。
これらの数値が高い、つまり失業率などが低い場合、経済的には景気が良いと考えられます。
その結果、FRB(Federal Reserve Board、連邦準備理事会)が金融引き締めのために金利を引き上げる可能性が高まります。
金利の上昇はドルの価値を高めるため、市場の投資家心理は、株や暗号通貨などのリスク資産から資金を引き上げる方向に働きます。
■消費者物価指数CPI(Consumer Price Index)
CPIは毎月発表され、インフレーション(以下、インフレ)の動向を示します。
インフレとは、物価が上昇し、通貨の価値が下落することを意味します。
高いCPIはよりインフレが進行していることを示しているため、FRBは、やはり金融を引き締めるために金利を引き上げようとします。
先程も書きましたが、金利の上昇はドルの価値を高めるため、市場の投資家心理は、株や暗号通貨などのリスク資産から資金を引き上げる方向に働きます。
特にインフレが急速に進行している場合、暗号通貨がインフレ対策として注目されることもありますが、高金利環境下ではより安全な資産に資金が移動する傾向にあります。
■連邦公開市場委員会FOMC(Federal Open Market Committee)の発表
FOMCは約6週間ごとに会合を開き、金利政策を決定します。
金利の変更や資産購入プログラムの調整に関する声明は市場に大きな影響を与えます。
FOMCで利上げの方針が決定されたり、あるいは利上げを匂わせるような声明が発表されたりすると、市場の投資家心理は、株や暗号通貨などのリスク資産から資金を引き上げる方向に働きます。
■個人消費支出PCE(Personal Consumption Expenditures)
PCEは毎月発表され、消費者の支出額を示します。
特にインフレの指標として重要視されるコアPCEは、食品とエネルギーを除いた支出を計測します。
例えばPCEが高い場合、インフレが進行した可能性が高くなります。
この場合は、やはりインフレを抑制するため、つまり金融を引き締めるためにFRBが金利の引き上げを検討します。
金利の上昇はドルの価値を高めるため、市場の投資家心理は、株や暗号通貨などのリスク資産から資金を引き上げる方向に働きます。
■消費者信頼感指数CCI(Consumer Confidence Index)
CCIは毎月発表され、消費者の経済に対する信頼感を測定します。
消費者信頼感指数は、約5,000世帯を対象にしたアンケートによって調査されています。
消費者信頼感指数が高い場合は、経済的には好景気であることを表しており、株や暗号通貨などのリスク資産への投資意欲を高める可能性があります。
逆に消費者信頼感指数が低下すると、経済的には不景気であることを表しており、一般的には金や国債などの安全資産への投資が増える可能性があります。
ただし昨今の経済的な背景から、消費者信頼感指数の低下とともに、インフレ対策として暗号通貨に資金が流入することもあります。
2.暗号通貨投資の長期戦略
一般的に投資は短期売買よりも長期売買の方が簡単だと言われています。
簡単というのは勝率が高いという意味です。
今後の暗号通貨市場の動向を言い当てられる人は一人もいませんが、今後暗号通貨市場がバブル期に入っていく可能性を示す材料がいくつかあります。
2024年4月にBTCの半減期が訪れたこと
2024年初頭にBTCの現物ETFが米証券取引委員会(SEC)で承認されたこと
2024年5月にはETHの現物ETFが米証券取引委員会(SEC)で承認されたこと
BTCの半減期については、以下の記事でも少し触れていますので、よかったら併せてご一読ください。
ちなみに、以下のコインテレグラフジャパンの記事に掲載されているもっと長い期間を見たBTCの価格変動を確認すると、バブル前に価格が急落するというのは過去にも起こっていることがわかります。
今後のバブル相場を期待しての長期戦略を持っている人は、そのまま長期保有することで大きな利益が回ってくる可能性がありそうです。
ルピナスでは、暗号通貨のバブル相場で利益をとる長期的な戦略をとっている人が多いです。
短期で売買する方が手っ取り早くお金を増やせそうですが、短期売買で成功するためにはそれなりのテクニックと時間コストが必要です。
暗号通貨投資に興味を持たれた方は、ぜひルピナスの無料テレグラム会員にご登録ください。
まとめ
今回の記事では、暗号通貨市場とアメリカの経済指標との関係を解説しました。
最後に簡潔にまとめてこの記事を終わりたいと思います。
■今回の記事のポイント
アメリカの経済指標のうち、昨今の暗号通貨の価格変動に影響を及ぼしている指標として、雇用統計、消費者物価指数、連邦公開市場委員会、個人消費支出、消費者信頼感指数などがある
過去の半減期でもバブル相場前に価格の下落する期間があったことから、今後バブル相場に入って価格上昇に転じる可能性はある
この記事では、できるだけ初心者の方にわかりやすく書いているつもりですが、よくわからないところなどコメントいただければ別の記事で補足していきたいと思います。
以下のテレグラム公式チャンネルでは、暗号資産に関する時事や情勢の変化、投資で勝つマインドセットなどを無料配信しています。仮想通貨への投資はなぜリスクだと言われているのでしょうか?ぜひ友だち追加して確かめてみてください。
また、ルピナスのホームページでは、暗号資産に関わる様々な情報提供を行っていますので、併せて参考にしていただければと思います。
以上、ここまで読んでくださりありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?