暗号通貨を長期的に持ち続けられる理由
こんにちは。ルピナス暗号資産ナビゲーターのshibaです。
2024年1月12日現在、アルトコインの価格変動が非常に激しくなっています。
ただでさえボラティリティが大きいと言われる暗号通貨ですが、ここ数日は上下に大きく揺れ動いていますね。
昨日までSEC(米国証券取引委員会)のBTC現物ETFの承認か非承認かを控えて期待と疑念が入り混じった状況だったのだと思います。
そして昨日11日、ついにBTC現物ETFが承認されましたが、まだ明確な価格上昇とはなっていません。
このように激しく価格変動するとき、投資家としてはどのように心を構えておくのがよいのでしょうか。そのあたりを今回はまとめてみたいと思います。
この記事は、暗号資産(=仮想通貨)投資コミュニティ、ルピナスの投資講座の内容に基づき書いています。
暗号資産の投資からWeb3.0、ブロックチェーンのことなど、暗号資産を取り巻く情勢について解説しています。その目的は暗号資産投資のリスクヘッジであり、より小さなストレスで最大の利益を得ることです。
私自身もこの記事を書きながら勉強している身で、この記事を読んでくださるあなたと共に学んでいければと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。
以下のテレグラム公式チャンネルでは、暗号資産に関する時事や情勢の変化、投資で勝つマインドセットなどを無料配信しています。仮想通貨への投資はなぜリスクだと言われているのでしょうか?ぜひ友だち追加して確かめてみてください。
また、ルピナスのホームページでは、暗号資産に関わる様々な情報提供を行っていますので、併せて参考にしていただければと思います。
※本記事では、仮想通貨、暗号通貨、暗号資産などの用語が登場しますが、これらは基本的に同じ意味です。
1.アルトコインの価格変動
以下のSOL(SOLANA)のように、多くのアルトコインは年末に価格上昇し、その後の利確(利益確定、売却のこと)で価格を下げています。
SOLの価格変動は特に激しいですね。
1ヵ月の間に70%も価格上昇したかと思えば20%の下落ですから。
まさに暗号通貨ならではの変化です。
一方主役のBTCはどうでしょうか。
この1ヵ月で細かい上下はありますが、上がり続けていますね。
やっぱり現物ETF承認への期待が大きかったのだと思います。今後現物ETFによってBTC市場にどれだけのお金が流れこんでくるのか、楽しみですね。
なぜ暗号通貨のボラティリティが大きくなるのかご存知でしょうか?
■暗号通貨はなぜボラティリティが高い?
暗号通貨市場のボラティリティの大きさについては、以前以下の記事にもご紹介しましたので、ぜひ一度ご覧ください。
上記の記事では、暗号通貨市場のボラティリティの大きさを株式市場の時価総額との比較から説明しました。
暗号通貨市場と株式市場の時価総額の違いは以下のとおりです。
前回記事時点では、暗号通貨市場の時価総額は1兆ドル前後でしたが、今回は1.7兆ドルまで上がっています。
株式市場の時価総額と比較するとまだまだ2オーダーの開きがありますね。
ちょうど今SECがETFを承認したところですが、こうして世論から認められていくに従って、機関投資家や大口の投資家が次々に参入してくることになると予想されます。
そうすると一個人投資家の取引が価格変動に及ぼす影響が徐々に小さくなり、暗号通貨市場のボラティリティも平準化されていくかもしれませんね。
勝手な予想ではありますが、それにはまだ数年はかかると思います。
暗号通貨市場の大きなボラティリティはリスクではありますが、逆にチャンスでもあります。
次にお話する視点を踏まえて全体観を身に付けていただけたらと思います。
2.投資における2つの大きな視点
投資を無理やり大きな視点で分けるとすると、長期投資なのか短期投資なのかに分類できます。
細分すれば中期とか○年間とかいろいろありますが、今回は単純化して考えてみます。
また、長期と言っても、今回私がイメージしているのは、半減期後の価格上昇までの期間です。
BTCの半減期が2024年3月から4月にやってくると言われていますので、2024年から2025年までの約1年間を長期と捉えています。
一方短期はというと、1日とか1週間、長くても1ヵ月程度のスパンです。
先ほど挙げたSOLの価格変動をみても、短期的にみれば70%も価格上昇したところで利確する手は十分に考えられますね。
長期、短期どちらの投資が良いとか悪いという話ではなく、大事なことはそれぞれのメリットやデメリットをわかっていて自分がどちらの投資手法を選ぶのか、です。
一見短期的に利益が見込める方が、うま味が大きいように思えますよね。
でも短期投資で勝ち続けるためには、それ相応の勉強や経験が必要です。
大事なことは先ほども書いたように、自分に合った方法を選ぶことだと思います。
3.長期的に価格上昇が見込める理由
ここからはあくまで参考意見として書きます。
私はどちらかと言えば暗号通貨に長期投資をしているのですが、なぜ長期的に価格上昇が見込めると考えているのかを3つほどリストアップしました。
BTCの半減期バブルが期待されるから
ブロックチェーン関連のテクノロジーが発展し続けると考えているから
米ドル、日本円の信用が低下しつつあるから
それぞれ簡単に説明しますね。
■BTCの半減期バブルがあるから
BTCには半減期と呼ばれるイベントがあります。
BTCは、ブロックチェーンに取引内容を記録するためのコンセンサスアルゴリズムにPoW(Proof of Work)を採用しています。
PoWが気になった方は下記の記事をご覧ください。
半減期というのは、このPoWのマイニング報酬が半分になることを言います。
BTCは、発行枚数が2,100万枚と予め決められています。
なのでインフレーションリスクが低いのです。つまり、通貨の価値が目減りしにくいということです。
半減期は約4年に1回の頻度でやってきますが、その度にBTCは大幅に価格を上昇させてきました。
その半減期が2024年3月から4月の間にやってくるというわけです。
BTCの半減期についてはこちらの記事でもっと詳細に解説していますので併せてご覧ください。
■ブロックチェーン技術の向上
昨今ではWEB3.0という言葉が世間にも浸透していますね。
今ブロックチェーンは世界から注目される技術となっています。
また、インターネットが誕生した頃に似ているともよく言われます。
日本国内では、どちらかと言えば仮想通貨は「よくわからない」「あやしい」「詐欺が多いんでしょ」と思う方が多いかもしれません。
でも、歴史を見ても新技術というのはいつもそうした疑念の中から生まれています。
インターネットが浸透していった1990年代から2000年代にかけてもそうではなかったでしょうか。
WEB3.0については下記の記事で解説しています。
今後のブロックチェーンの発展に期待しているからこそ暗号通貨に投資し、ホールド(ガチでホールドすることをガチホと呼ぶ)し続けることができます。
■中央集権通貨の信用低下
新型コロナウィルスの流行によって、世界各国は一斉に国債を発行しまくりました。
発行された国債は各国の中央銀行が買い取り、代わりに紙幣が市中に出回りました。
これによって通貨(紙幣)の価値が下がり、2022年から2023年にかけては物価上昇(インフレーション)が世界的な問題になっていましたね。
そしてほとんどの国は、この物価上昇を押さえつけるために政策金利を上げる、いわゆる利上げに踏み切りました。
これによって物価上昇も抑えられるかという見方もあります。
その一方で、国債発行のペースを落とせない、利上げをすることもできない国もあります。
それが日本です。
今や一般会計歳出の4分の1が国債の償還や利払い費に充てられている日本にあっては、利上げをすると利払いの増加につながり、国債発行をやめるとデフォルト(債務不履行)に陥るという文字通りの袋小路状態にあります。
ただ、世界の基軸通貨である米ドルを持っていれば安心かと言うと、米ドルにもいろいろな不安があります。
ロシア・ウクライナ戦争への関与、イスラエル・ガザ地区への関与、中国の軍事化への対抗など、アメリカも疲弊しつつあり、問題を挙げ始めるときりがありません。
中央集権通貨の信用が低下した後は、お金はどこに流れていくかと考えると、ブロックチェーンで分散型管理されている暗号通貨ではないか、と考えることもできます。
ちなみに、お金のことについては、以下の2つの記事でまとめていますので、ぜひ一度ご覧ください。
という具合に、長期的にみれば暗号通貨市場が盛り上がるのではないかという条件がいくつか考えられます。
これらはあくまで一意見ですので、単に鵜呑みにするのではなく、知識を身に付けて自分の考えに従って投資することをお勧めします。
よかったら、この記事で一緒に勉強していきましょう。
まとめ
今回の記事では、ここ数日の暗号通貨の価格変動についてご紹介しました。
最後に簡潔にまとめてこの記事を終わりたいと思います。
■今回の記事のポイント
BTCの現物ETFの承認を巡って期待や不安が入り混じっている
長期投資、短期投資は、自分に合った方法を選ぶのがよい
暗号通貨が長期的に価格上昇する材料もいろいろと考えられる
この記事では、できるだけ初心者の方にわかりやすく書いているつもりですが、よくわからないところなどコメントいただければ別の記事で補足していきたいと思います。
以下のテレグラム公式チャンネルでは、暗号資産に関する時事や情勢の変化、投資で勝つマインドセットなどを無料配信しています。仮想通貨への投資はなぜリスクだと言われているのでしょうか?ぜひ友だち追加して確かめてみてください。
また、ルピナスのホームページでは、暗号資産に関わる様々な情報提供を行っていますので、併せて参考にしていただければと思います。
以上、ここまで読んでくださりありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。
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