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ビットコインの成長を支える仕組み!世界が投資する理由とは?

こんにちは。ルピナス暗号資産ナビゲーターのshibaです。

この記事は、暗号資産投資コミュニティ、ルピナスの投資講座の内容に基づき書いています。

暗号資産の投資からWeb3.0、ブロックチェーンのことなど、暗号資産を取り巻く情勢について解説しています。その目的は暗号資産投資のリスクヘッジであり、より小さなストレスで最大の利益を得ることです。

私自身もこの記事を書きながら勉強している身で、この記事を読んでくださるあなたと共に学んでいければと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。

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今回のテーマは、ビットコインの信用を支える仕組み、ブロックチェーンです。

今でこそ2万種類を超える(2022年8月現在)暗号資産が開発されビットコインという名前も定着してきましたが、そもそもビットコインには管理者がいないという事実をご存知でしたでしょうか。

今回は、管理者不在のビットコインが世界で通貨としての信用を得ている理由、すなわちビットコインを支える仕組みをみていきたいと思います。

暗号資産投資についての理解を深めることで、ストレスフリーな投資にお役立ていただければ嬉しいです。ぜひ最後まで読んでみてくださいね^^

ビットコインの信用を支えているブロックチェーン

ビットコインは、ブロックチェーンと呼ばれる技術によって管理されています。

ここで「管理」という言葉を使いましたが、ブロックチェーンによる「管理」は私達がこれまで一般的に使用してきた「管理」とはやや意味が異なります。

ビットコインを形作っているのはあくまでブロックチェーンという仕組みであり、管理者と呼ばれる人間や組織は存在しません。

2009年1月に世界初の取引が記録されたことを皮切りに、ビットコインは衝撃と共に世界中に知れ渡ることになりました。

ビットコインが世界に衝撃を与えた理由は、ブロックチェーンのという仕組みにこそあります。

■ブロックチェーン(公開分散型台帳)の仕組み

ブロックチェーンは、公開分散型台帳を可能にする仕組みです。

公開分散型台帳という言葉がなんとなく難しい響きですが、要は複数のコンピュータが共同でビットコイン取引を記録していくことを意味しています。

ブロックチェーンの特徴は以下のとおりです。

【ブロックチェーンの特徴】
①誰でも取引を閲覧できる(暗号化されているので一般の人には読めない)
②複数のコンピュータが共同で取引を記録する
③不可逆性があり実質改竄(かいざん)はできない(不可能と言い切ることはできないまでもほぼほぼ無理)

下図の左側は、従来の中央集中型管理です。銀行などをイメージするとわかりやすいと思いますが、銀行での取引は全てシステムを管理している銀行が記録します。

中央集中管理のメリットは、トップダウンで社会情勢の変化に柔軟に対応できることです。一方デメリットは、管理者の都合によってルールが変化したり、管理者がサイバー攻撃を受けた際にこのシステムそのものが深刻なダメージを負ってしまったりすることです。

右側はブロックチェーンによる分散型管理をイメージしたものです。

従来の中央集中管理とブロックチェーンの分散型管理のイメージ

分散型管理では、不特定多数のコンピュータ(マイナー※と呼ばれる)が共同で取引を記録していく仕組みで、管理者や責任者は存在しません。
※マイニング(採掘)を行う事業者を指します。マイニングについては後述します。

ここで、管理者や責任者が存在しないのであれば、誰がデータの真正性を証明するのかと疑問に感じると思います。また、不特定多数のコンピュータが取引を記録する以上、誰かが偽の記録を書き込んで暗号資産を盗んでしまうなどの不正が発生することはないのか?などの疑問も湧いてくると思います。

■プルーフ・オブ・ワークの仕組み

これを解決したのがPoW(Proof of Work、プルーフ・オブ・ワーク)という仕組みでした。

PoWとは、下図に示すナンスを見つけ出す計算作業です。

ブロックチェーンの仕組み

上図のように、取引データと前のブロックのハッシュ値、そしてナンスを加えたデータをブロックと呼びます。ビットコインの場合、ブロックは10分間に一つ記録されます。

そして、一つのブロックはハッシュ関数によって文字列に変換して記録されていきます。

このハッシュ関数は、文字列への変換はできますが文字列から元のデータへの変換はできないという一方向関数と呼ばれる関数です。

世界中のマイナー(採掘者)が競争でナンス値を採掘(トライ&エラー計算)し、最初にナンス値を見つけ出した人がそのブロックを記録する権利を獲得するとともに、報酬として一定量のビットコインを受け取ります。

■改ざんができない理由

例えば、誰かがあるブロックの取引データを不正に変更したとします。

するとその人は、書き換えたデータのナンス値を再計算する必要があります。さらに、前のブロックのハッシュ値を受けて記録されている次のブロックのナンス値も計算する必要があります。

10分置きにブロックが増えていくのに加えて、世界中のコンピュータでも正しいブロックが同じように記録されています。これらすべてを書き換えなければいけないため、改ざんは実質不可能なのです。

改ざんするよりも、ルールに則ってマイニング作業を行った方が得られる報酬は大きくなるということです。

このようにブロックチェーンは、事実上不正を行うことができないため、管理者不在でも信用を得ることができるのです。

投資対象としてのビットコインの枚数と価格変動

上記ではブロックチェーンの仕組みとビットコインが信用される理由を説明しました。次に、ビットコインの価格の推移を見ていきたいと思います。

あなたは今、ビットコインに投資すべきかやめるべきかを悩んでいらっしゃるかも知れません。なぜビットコインの価格があのように日々変化するのかわからないために投資をためらっているのかも知れません。

ビットコインの価格変動はどのようにして生じているのか、これを知ることがその悩み解決の第一歩になるのではないでしょうか。

■ビットコインの過去の価格推移

下図は、CoinMarketCapという価格追跡ウェブサイトで閲覧可能なビットコインの2013年頃以降の価格推移です。

ビットコインの価格推移

図中にいくつか注釈を入れていますが、ビットコインの価格変動は、経済社会のニュースに反応していることが伺えます。

ビットコインに限った話ではありませんが、債券、株式、不動産などあらゆる投資商品の価格は、これらを売買する「人」、つまり投資家の購買行動によって変動しています。

例えば上の図の中の2018年初頭にGoogleが暗号資産の広告掲載を禁止したという出来事がありますが、このニュースを受けて投資家の中では、「Googleが広告掲載を中止したから、投資家のビットコインの購買意欲が低下して価格が下がるんじゃないか?」と予測したことが伺えます。

そう思う投資家が購入する投資家よりも多くのビットコインを売れば価格は下がります。

とてもシンプルですが重要なところです。ビットコインの価格を決めるのは経済の出来事そのものではなく、その出来事を受けて売買する投資家なのです。

また図中白抜き文字で強調した「半減期」は、価格の変動に大きく影響していると考えられています。

半減期とは、先に説明したマイニング報酬が半分になる時期のことです。

実はビットコインの枚数は2,100万枚を上限とするルールが定められています。そして、マイニング報酬は21万個のブロック生成ごとに半分になるように調整されています。この半減期の周期を計算すると以下のように約4年に一度程度となります。

1ブロック約10分×21万ブロック=35,000時間=約4年

【これまでの半減期とマイニング報酬の変化】
1回目:2012年(報酬:50BTC→25BTC)
2回目:2016年(報酬:25BTC→12.5BTC)
3回目:2020年(報酬:12.5BTC→6.25BTC)

半減期が来る度にマイニング報酬が半分になると、報酬が減ってしまうのでマイニング作業の魅力がなくなると思う方もいらっしゃるかも知れませんが、そうではありません。

ビットコインには枚数に限りがありますので、半減期が来るとむしろ価格は上昇します。これまでの半減期でも、その後に価格が上昇していることがわかると思います。

これは、量に限りのある金がその希少性によって価値を失わないことと原理的に同じことなのです(金のこれまでの採掘量は18万t強、埋蔵量は定かではありませんが5万t程度と言われています)。

なお、ビットコインの枚数が2,100万枚に達してマイニングが終わるのは2140年頃と言われています。ビットコインの価格はそれまで上がり続けるのかどうか、今後の動向が気になりますね。

■投資商品としての暗号資産の動向

現在、暗号資産の銘柄は約2万種類以上あると言われています。その中でもビットコインは常に時価総額1位を維持しています。

時価総額とは、ビットコインの市場価格(米ドルや日本円で表される)×現存するビットコインの枚数で計算できます。

2021年にビットコインが史上最高値を付けたときの時価総額は、約1.27兆ドルだったと言われています。この時価総額は、2022年6月時点のアルファベットやアマゾンと肩を並べる程の額です。

このことは、ビットコインが世界において資産として認められていることの証明とも考えられます。ビットコイン以外のイーサリアム、バイナンスコイン、リップルなど時価総額の大きなコインもありますので、今後の暗号資産市場の動向が気になるところですね。

まとめ

今回の記事では、ビットコインを支えるブロックチェーンの仕組みとビットコインの価格の推移をみていきました。

最後に簡潔にまとめてこの記事を終わりたいと思います。

【今回の記事のポイント】
・管理者不在のブロックチェーンが暗号資産の信用を支えている
・ビットコインは半減期の度に大幅な価格上昇を経験してきている
・暗号資産の時価総額は巨大企業と肩を並べるところまできている

ビットコインが誕生して既に10数年が経過していますが、暗号資産を取り巻く情勢は日々変化していることもあり、確かな情報を掴むことが難しいのが現状です。

そのために投資に踏み切れないという方もいらっしゃるかも知れません。良かったら今後もこの記事にお付き合いいただき、一緒に学んでいきましょう。

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以上、ここまで読んでくださりありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。

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