アイスランドで坊主にして、フィンランドのキャンプ場で28歳の誕生日を迎えました。
何を隠そう僕は、本日28歳の誕生日を一人で迎えた。
ただ都内1K一人暮らしのベッドで迎えただけではない。
フィンランドの小さな半島にある名前も知らないキャンプ場で迎えたのである。
朝起きたら、枕元にサンタクロースからのプレゼントがあった訳ではないが、顔も知らないフィンランド人から誕プレをもらった話をしよう。
昨夜未明、僕は路頭に迷っていた。
目星を付けていたキャンプ場が閉鎖されたいたからだ。
持ち前の"柔軟性"を発揮し、そこからさらに1時間のところにある、俗に云ういい感じのキャンプ場に到着することができた。
ここで1つ気になる点があった、受付が空いていなかったことだ。
持ち前の"何とかなる精神"でとりあえずテントを張って寝た。
それはそれは快眠だった。
翌朝、僕は爽快な気分で誕生日を迎えた。
おそらく受付にスタッフがいるから、そこで支払いを済ませて出発しようと企んだ。
3時間待ってもスタッフが現れる様子がない。
さすがにもう待てないので、近くのキャンパーに相談してみることに。
僕:「やあ、おっちゃん。こう見えて僕はまだ料金を支払っていないんだ。スタッフが何時に来るか知っているかい?」
おっちゃん:「今日は1日中閉まっているよ。ただおいらはスタッフと知り合いやけん、おいらがまとめて払っとくよ!現金で10€ちょうだい。」
僕:「すまん、おっちゃん。僕は根っからのキャッシュレス派で現金持ってへんねん。」
おっちゃん:「そうかいな、ちょっとスタッフに電話してみるわい。」
おっちゃん電話:「日本人らしき青年がキャンプ場に来てんねんけど今日休みやんな?」
スタッフ電話:「そやで〜。君がもらっといてや〜。」
おっちゃん電話:「それがな、現金持ってへんらしいねん。」
スタッフ電話:「ほな、あれやな。ウェルカムフィンランドやな。」
おっちゃん電話:「せやな。」
電話が切れる
おっちゃん:「ウェルカムフィンランドやって。」
僕:「つまり?」
おっちゃん:「無料や!ハハハッ!」
僕:「えええー!ありがとう〜恩に着るわ!」
ということで、僕は人生初、顔も知らないフィンランド人から誕プレをもらった。
おそらく顔も知らないフィンランド人から誕プレをもらった日本人は僕が最初で最後だろう。
話は変わるが、僕はいま丸坊主である。
なぜならアイスランドの最終日に床屋で「Please like a short(短めでお願いします)」という日本人特有の曖昧な表現でオーダーしてしまったからである。
そんなリアルな床屋シーンが観れるのはYouTubeだけなので、是非チェックしてみて欲しい。
大爆笑は取れないにしても、思わずニヤけてしまうことは保証する。
正直、坊主にしたことでキャンプがしやすくなったので、全然後悔はしていない♨️
話は戻って、本日は誕生日ということで次なる目標を決めたので、それを報告したい。報告というか、宣言したい。いやさせてほしい。
僕は数年後『南極でキャンプする』
そんなこんなで無事にフィンランド縦断キャンプ旅を終えた。乾杯!
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